世界遺産 法隆寺
法隆寺は、世界最古の木造建築群として1993年12月に姫路城とともに日本初の世界文化遺産に登録されました。推古天皇と聖徳太子によって推古15年(607年)に建立されたといわれています。約18万7千㎡もの広大な境内には、飛鳥時代に建てられた五重塔をはじめ、門やお堂などが点在しています。
聖徳太子の伝説
歴史上の人物の中でも、多くの日本人にとって「聖徳太子」は尊敬と親しみを覚える人物ではないでしょうか。「和を以て貴しとなす」の十七条憲法、「日出る処の天子、書を、日没する処の天子に致す。恙なきや。」で有名な遣隋使、そして仏教を日本に取り入れ、四天王寺、法隆寺などの寺院を建立したと言われる超人的な人物です。また、生まれながらに言葉が話せ、聖人の知識を持って生まれてきた、耳がよく同時に10人の訴えを聞き分けた、未来を予言できたといった伝説があります。そのほか、日本全国に伝説が残り「庶民のヒーロー」として信仰され愛されてきたことがわかります。特に、滋賀県には太子の伝説が多く残るそう。
そんなヒーロー「聖徳太子」ゆかりの法隆寺、その境内に一歩入れば聖徳太子が生きていた飛鳥時代の空気感が肌で感じられることでしょう。ご本尊である「釈迦三尊像」の釈迦像は、光背の裏面に太子等身の像として作られてことが書かれており、釈迦の像でありながら聖徳太子その人の像であられます。
法隆寺の七不思議
そんな法隆寺には今もなお人々を惹きつける7つの謎が伝わっています。
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- 1.法隆寺では蜘蛛が巣をかけない。
- 2.南大門の石段の前に魚の形をした石が埋め込まれている。
- 3.境内の地面には、軒先などから落ちる雨の跡がない。
- 4.雀が建物に糞をしない。
- 5.五重塔の上部の相輪に四本の鎌が刺さっている。
- 6.法隆寺には3つの地下蔵がある。
- 7.夢殿の礼盤(らいばん※お坊さんが座る台)の裏は汗をかいている。
江戸時代頃に言われ始めた七不思議、諸説ありつつこの7つが代表的になったようです。修学旅行のバスガイドさんのお話で聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。事実とは異なる点もありますが、法隆寺がたぐいまれな聖域であるという信仰心からと言えるでしょう。
法隆寺のご利益は?
そんな法隆寺でいただけるご利益は、正直「オールマイティ」なんでも叶えてくださるといっても過言ではないでしょう。日本仏教界最初のヒーローにできないことはない!そんな法隆寺の代表的なお守りは、夢違観音のご利益をいただける「夢守り」、聖徳太子の書かれたと言われる「夢」を写し、お守り袋に書かれています。また、聖徳太子とその宝剣の御加護を願った「太子七曜御守」は、学業成就・合格祈願・就職祈願・縁結び・安産・交通安全・健康祈願のご加護をいただけます。そのほか、聖徳太子さまにまつわる授与品は要チェックです。
奈良県は日本でも大きなパワーを放ち続ける土地と言われているそう、そんな奈良県の代名詞の一つと言える「法隆寺」、大人の修学旅行として、あらためて訪れてみてはいかがでしょうか。
関連情報
お知らせ
NEWS
基本情報
- 名称
- 聖徳宗総本山 法隆寺
- 読み方
- しょうとくしゅう そうほんざん ほうりゅうじ
- 別称
- 斑鳩寺(いかるがでら)
- 所在地
- 〒636-0115
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
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- 参拝時間
- 2024年現在
2/22~11/3 午前8時~午後5時
11/4~2/21 午前8時~午後4時半
※最新の情報は公式HPをご確認ください。
近隣の駐車場をご利用ください。
▷法隆寺観光自動車駐車場 御朱印は次の2箇所で授与いただけます。
聖霊院/西円堂
▷法隆寺境内図
- 参拝所要時間
- 1時間半〜2時間
- 参拝料
- 西院伽藍内、大宝蔵院、東院伽藍内共通拝観料金
一般
1,500円 / 小学生750円
団体料金
一般1,200円 / 大学・高校生1,050円 / 中学生 900円 / 小学生600円
障がい者割引
本人と介添者1名(車椅子は2名) 一般 750円 / 小学生 370円
- 御朱印
- あり
- 御朱印帳
- あり
- 電話番号
0745-75-2555
- FAX
- ホームページ
- http://www.horyuji.or.jp/
- アクセス
- 徒歩
JR法隆寺駅より 徒歩約20分
バス
・JR法隆寺駅より バス「法隆寺参道」行き法隆寺参道下車
・JR王寺駅(北口)よりバス「国道横田・シャープ前・法隆寺前」行き 法隆寺前下車
・近鉄筒井駅より バス「JR王寺駅」行き法隆寺前下車
- SNS
詳細情報
- 御本尊
- 釈迦三尊像(釈迦如来)
- 山号
- 宗旨・宗派
- 聖徳宗(しょうとくしゅう)
- 創建時代
- 推古天皇15(607)
- 寺格
- 総本山
- 開山・開基
- 開基推古天皇・聖徳太子
- 札所など
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南都七大寺第7番
聖徳太子霊跡第14番
大和北部八十八ヶ所霊場第50・51番
神仏霊場巡拝の道第26番(奈良第13番)
- 文化財
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金堂、五重塔、夢殿ほか(国宝)
大湯屋、上御堂、金剛力士像ほか(重要文化財)
世界遺産
- ご由緒
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聖徳太子が住まわれる宮として「斑鳩宮」が作られ、また、父:用明天皇が亡くなられ菩提を弔うために聖徳太子が宮にお寺を作られ、それが法隆寺となりました。
出典・参考:http://www.horyuji.or.jp/garan/
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