革堂行願寺

こうどうぎょうがんじ
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〒 604-0991
京都市 中京区寺町通竹屋町 上ル行願寺門前町
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8:00~17:00
納経時間 8:00~17:00 近隣のコンパーキングをご利用ください。
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    都七福神「寿老人」の寺

     猫の寺とも呼ばれる革堂行願寺


    行願寺は平安時代後期に建立された、天台宗の寺院です。かつて猟師であった開祖の行円は、射殺した雌鹿の腹から小鹿が生まれるのを見て、殺生を悔いて出家しました。行円が生涯その鹿皮を身に着けていたことにちなみ、通称「革堂」と呼ばれています。戦国時代末期、豊臣秀吉によって現在の地に遷座された際、天下太平を願った秀吉によって寿老人像が祀られたそう。健康長寿や病気平癒、財運や福寿吉運などの御利益がいただけます。

    猫の保護を行なっており近隣では「猫の寺」としても知られています。境内には人懐っこい猫ちゃんたちがのんびりと休む姿にを和ませることができるでしょう。

    行円上人が発心のきっかけとなられた、母鹿の皮の衣は「宝物殿」にて拝観することができます。(入館料500円)また、革堂行願寺にはこんな悲しいエピソードを持った絵馬が・・・

     

    「行願寺の幽霊絵馬」


    昔、行願寺の近くに屋敷を構える質屋の男がおりました。お金にがめつく、短気ですぐ手の出る近所でも評判の悪い男でした。その男が子守(わかりやすく言いますと、家庭専属保育士といった職業でしょうか。)を雇おうとしましたが、そのような男ですので見つかりません。やっとのことで、知人の紹介で10歳の女の子を滋賀県の農家から雇うことができました。子供好きの良い女の子で、子供もよく懐きました。この娘・ふみは行願寺から聞こえてくる「御詠歌」(口ずさみやすいお念仏のようなもの)を気に入り、むずがる子供に歌って聴かせていました。ところが、この男、行願寺天台宗の宗徒ではなかったため、その子守唄が気に入らない!ある日、ふみと自分の子供が「御詠歌」を口ずさんでいる様子を見かけ、短気を起こし、ふみを折檻し死なせてしまいました・・・

     

    慌てた男は庭に埋め、ふみの実家には「ふみは家出をしてしまった」と連絡をしたのでした。不審に思ったふみの両親は、京都まで出てきて、必死にふみの行方を探しました。行願寺が好きであったと聞いた両親は、行願寺のお堂で観音様に「どうぞ娘に会えますように」とお祈りし、その夜は泊めていたいたのでした。その夜、人の気配で目が覚めたふみの両親はお堂のすみに揺らぐふみの姿を見つけます。駆け寄りたいのですが、身体が動きません。ふみが言うには「お父さんお母さんごめんなさい、私はもうこの世にいない。奉公先のお庭に埋められている。ここはとても寒くてたまらない、どうか掘り起こして供養してほしい。」と言うとすうと消えてしまったのです。そしてふみの立っていた場所には、母が奉公に出るふみに持たせた手鏡が置かれていたのでした。

     

    悪行のバレた質屋の男のその後はわかりませんが、ふみの両親は奉行所に駆け込みふみの亡骸を取り返し、行願寺に手鏡を埋め込みふみの姿を描いた絵馬と共に供養をしたと伝えられています。

     

    子守に出さねばいけなかった時代背景と、お互いに会いたいと願う親子の愛が身に詰まる悲しいお話です。この絵馬は「幽霊絵馬」と呼ばれ、六地蔵巡りのころ(8月)に宝物殿にて一般公開されます。ぜひ手を合わせて、現在のオレンジリボン活動にも心をよせるきっかけとしていただければと思います。

     

    ■ 子供虐待防止 オレンジリボン活動についてはこちら

     

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    マーク基本情報

    名称
    革堂行願寺
    読み方
    こうどうぎょうがんじ
    別称
    革堂(こうどう)
    所在地
    〒604-0991
    京都市中京区寺町通竹屋町上ル行願寺門前町
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    参拝時間
    8:00~17:00
    納経時間 8:00~17:00
    近隣のコンパーキングをご利用ください。
    参拝所要時間
    30分〜60分
    参拝料
    無料
    御朱印
    あり
    御朱印帳
    あり
    電話番号
    マーク075-211-2770
    FAX
    ホームページ
    https://kaudau.jp/
    アクセス
    ■ 京阪電車 神宮丸太町駅下車 徒歩10分
    ■ 京都市営地下鉄 京都市役所前駅下車 徒歩約15分

    SNS

    マーク詳細情報

    御本尊
    千手観音
    山号
    霊麀山(れいゆうざん)
    宗旨・宗派
    天台宗
    創建時代
    寛弘元年(1004年)
    寺格
    開山・開基
    行円(革聖)
    札所など
    西国三十三所第19番
    洛陽三十三所観音霊場第4番
    都七福神(寿老人)
    神仏霊場巡拝の道第114番(京都第34番)
    文化財
    本堂、鐘楼(市指定有形文化財)
    ご由緒
    ある日猟師が山で鹿を仕留めました。そして、矢が切り裂いた腹からは子鹿が産まれ出てきたのです。母鹿は残る命を振り絞り震えながらも子鹿を愛おしみ舐めておりましたが、やがて息たえてしまいました。子鹿から母を奪った罪、母鹿の子鹿の成長を見守る愛情を矢尻一本で奪った己の罪深さに慄き、これまでの殺生へや生きることの罪深さに思いをはせた猟師は出家しました。そして、修行を重ね、行願寺の開祖行円上人となったのでした。行円は発心のきっかけを与えてくれた母鹿を愛おしみ、その革を身にまとい仏の道を説きました。その姿からいつしか円上上人は「革聖(かわひじり)」と呼ばれました。「行願寺」という名称には、一切の人々の「成仏」を願う思いが込めれています。
    ご利益
    # 結婚成就  # 恋愛成就  # ⼼願成就  # 家庭円満  # 安産祈願  # ⼦宝成就  # 事業発展 
    体験
    初詣・彼岸供養・初午・幽霊絵馬供養・観音縁日・愛染明王縁日・京都七福神縁日
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