巡礼とは?神社仏閣などを楽しく巡ろう!

巡礼とは?神社仏閣などを楽しく巡ろう!

2023.09.07

巡礼(じゅんれい)とは?

巡縁とは?

巡礼とは、“聖地や霊場を巡拝する旅によって、信仰を深め、特別の恩寵にあずかろうとする”こと。
つまり、宗教的な聖域や聖地、神殿・寺院などの宗教施設を訪れる旅を通じて、ご利益やパワーをいただこうというものです。

巡礼は、仏教はもちろん、キリスト教やユダヤ教、イスラム教など、世界中で行われています。
日本にも巡礼スポットは多数あり、有名なものでは、四国の寺院を巡る「四国八十八カ所」や、熊野三山を巡る「熊野詣」などがあります。
巡礼はお年寄りが行くものというイメージがあるかもしれませんが、最近では「遍路女子」や「巡礼ガール」などと呼ばれる若い女性、ハイキング感覚で巡る外国人観光客なども増えてきています。
出典:goo辞書 デジタル大辞泉(小学館)

 

一度は回ってみたい!日本の有名な巡礼

日本には、誰もが知っている大きな巡礼から、気軽に行ける小さな巡礼まで、たくさんの巡礼地があります。
まずは、一度は参拝したい、有名な巡礼地をご紹介します。

 

四国八十八カ所

四国八十八カ所

四国八十八カ所は、四国にある弘法大師ゆかりの88カ寺をまわる巡礼です。
巡礼者は通称「お遍路さん」と呼ばれ、中には徒歩で巡る人も。

札所と札所をつなぐ道は遍路道と呼ばれており、その全長は約1400㎞にも及びます。
遍路道は専用道路ではなく、地元の人々の生活道路であり、道中では地元の人による「お接待」と呼ばれるもてなしが今でも行われています。
長い歴史と地域に根付く風習から、平成27年には日本遺産に認定されました。
この他、有名な札所巡りには、西国三十三所、坂東三十三観音などがあります。

 

お伊勢参り

お伊勢参り

お伊勢参りは、その名の通り、伊勢神宮を中心とした神社を参拝する巡礼です。
江戸時代には庶民の間で「伊勢講」というお参り組合が作られた程、人気があったのだとか。

伊勢市観光協会によると、お伊勢参りは元々、二見浦で禊をした後、「外宮」と「内宮」を参拝。最後に朝熊岳に登る、というものだったそうです。
現在でも、二見浦にある「二見興玉神社」を参拝し、伊勢神宮の外宮、内宮とまわるのが正式ルートとされています。

 

熊野詣

熊野詣

熊野詣は、熊野三山と呼ばれる「熊野本宮大社」「熊野速玉大社(新宮)」「熊野那智大社」の3社を参拝する巡礼です。
その歴史は古く、「熊野」という名は日本書紀にも登場します。

また、平安時代の宇多法皇をはじめ、上皇や女院が百回以上も御幸したと言われる、由緒正しき霊場です。
熊野三山を結ぶ道は熊野古道と呼ばれ、2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として、世界文化遺産に登録されました。

 

一の宮巡り

一の宮巡り

一の宮巡りとは、全国にある「一の宮」を参拝する巡礼のこと。
一の宮とはその地域で最も社格の高い神社のことで、全国に100社以上制定されています。
一の宮巡りは、数年前から続く御朱印巡りの人気が追い風となり、今では専門の御朱印帳まで登場する人気の巡礼となりました。
特にまわる順番なども決まっていないため、旅行に合わせて分割して参拝する人も多いようです。

 

初めての人にもおすすめ!気軽にできる巡礼

巡礼をしてみたいけれど、
「あまり神社やお寺のことを知らない…」「いきなり遠方の巡礼は難しいかな」といった初心者さんも多いですよね。
そんな方におすすめの、気軽にできる巡礼をご紹介します。

 

七福神巡り

七福神巡り

七福神巡りは、福をもたらすと言われる「大黒天」「恵比寿」「弁財天」「毘沙門天」「福禄寿」「寿老人」そして「布袋」の7柱の神様を祀る神社仏閣を参拝する巡礼です。
全国各地にたくさん七福神巡り霊場があるので、遠くまで行かなくてもOK。また、地域によってはとても狭い範囲に密集しているので、半日~1日で気軽に参拝できるのも魅力です。
東京では、山手七福神や浅草七福神などが有名。休日に気軽に参拝してみるのもおすすめです。

 

鎌倉五山巡り

鎌倉五山巡り

鎌倉五山巡りは、鎌倉にある5つの禅寺を参拝する巡礼のこと。
寺格1位の建長寺、2位の円覚寺、3位の寿福寺、4位の浄智寺、5位の浄妙寺を合わせて、鎌倉五山と呼んでいます。

鎌倉時代、鎌倉幕府の庇護を受けて、鎌倉に多くの宗派や寺院が生まれました。
鎌倉五山は鎌倉末期に、インドの五山官寺制度を真似て制定されたものと言われています。
その後、いくつかの寺院が入れ替わりながら、現在の五山となりました。
鎌倉は都心からも近く、観光を兼ねて気軽に訪れる人が多い、人気の巡礼地です。

 

巡礼の服装や持ち物

初めて巡礼に行く時、どんな格好で行ったらいいのか、持ち物は何か、迷いますよね。
巡礼の時の服装と、持って行きたいオススメのアイテムをご紹介します。

 

服装はカジュアルすぎなければOK

巡礼の際、特に服装に決まりはありません。
ただし、露出の多い服や破れたジーンズなど、カジュアルすぎる服はNG。
また、毛皮や殺生を連想させるものも避けましょう。

四国八十八カ所など本格的な巡礼の際は、道中衣などを揃えるのもおすすめです。
巡礼に必要なものは、すべて専門店や最初の札所で揃えられます。

 

巡礼に持って行きたいアイテム

巡礼には決まった持ち物は特にありませんが、持って行くと良いもの、お参りがなお楽しくなる、オススメのアイテムがあります。

 

小銭と小銭入れ

神社仏閣では、お賽銭や御朱印など、小銭を使うことが多くあります。
最近はキャッシュレス化が進んでいるので、いざお賽銭を入れようとすると、現金がなく焦ってしまうことも。
そこで、専用の小銭入れを用意して、普段から小銭をためておくのがおすすめです。

 

御朱印帳

神社仏閣を参拝するなら、合わせて御朱印を集めるのがおすすめ。札所巡りなどの場合は専門の御朱印帳もありますが、好みの御朱印帳を持って行っても大丈夫です。

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念珠

念珠は、様々なものから守ってくれる存在。巡礼の時はもちろん、普段から身に着けたいアイテムです。ブレス型の念珠なら、お寺はもちろん、神社でも着けられるのでオススメです。
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「巡礼」で、神社仏閣を楽しく巡ろう!

巡礼と言うと、どこか堅苦しく、古臭いイメージを持つ人も多いかもしれません。
しかし、最近は旅をしながら、気軽に神社仏閣を訪れるきっかけとして訪れる人も増えています。
ストレスの多い現代、
「モヤモヤが晴れないな…」「ちょっと息苦しいな…」
と感じた時などに巡礼をすれば、少し心が軽くなるかもしれません。
難しく考えず、もっと気軽に「巡礼」に挑戦してみてください。

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