都七福神「布袋尊」
日本文化に大きな影響を与えた日本3大禅宗「黄檗宗」の大本山
萬福寺は江戸時代中期に建立された、明の僧侶・隠元を開祖とする黄檗宗の大本山です。
境内には多くの中国明朝様式の伽藍が並び、中華式の精進料理「普茶料理」がいただけるなど、随所に明時代の中国を感じることができます。
中国式の伽藍配置の一部として、玄関に当たる天王殿には弥勒菩薩の化身である布袋像が祀られています。
招福や円満、無病息災や金運アップに加え、子宝の御利益もいただけます。
毎年10月から12月にかけて行われる「黄檗ランタンフェスティバル」は必見です!
フェスティバルは日中友好交流を目的としたお祭りで、日本文化と中国文化の様々な催し物が行われます。
ここが見所!萬福寺!
▷中華式の精進料理「普茶料理」
隠元住職が江戸時代に「普茶料理」を伝来させてくださったことから、油を使った料理方法が日本で発達したと言われております。
みんな大好き揚げ物料理、隠元和尚様がいらしゃらなかったら日本に無かったのかも!?
また、その名に残るインゲン豆は特に有名ですが、西瓜や蓮根、たけのこも隠元和尚様がお伝えくださったそうですよ。
▷唐音(とうおん)のお念仏
みなさん、お念仏はお好きですか?最近はyoutubeで各お寺のお念仏を拝見できる時代となりました。
運営の友人には太鼓と読経でテンションが爆あがる「お念仏ライブ」を楽しむ民謡を主な趣味とする友人がおります。
お念仏が好きなあなたにも、そんなに好きでもない貴方にもぜひお薦めしたいのが「萬福寺」のお念仏。
隠元住職が当時の中国から持ち込んだ作法をそのまま継承しており、中国語を基本とした読みと、鳴り物が多いことが特徴です。
口コミにも「もはや音楽」と言われており、貴方の発心のきっかけになっちゃうかもしれませんよ、必見です!
▷龍を模した境内
本堂のほか、法堂、開山堂の主要建造物の正面一間分の軒下は「蛇腹天井」または「黄檗天井」と呼ばれ、龍の体内にいるようなデザインとなっております。
また、石條(せきじょう)と呼ばれる正方形の平石を菱形に敷き、両側を石條で挟んだ特殊な形式の参道は龍の背の鱗をモチーフ化したものとのこと!
この石の上を歩いていいのは、僧侶の方のみだそうなので、お気をつけて・・・!
中国では龍文は天子・皇帝の位を表し、黄檗山では大力量の禅僧を龍像にたとえるそうです。
2025年は辰年!中華伝来の龍の御威光を感じに萬福寺に訪れてみては??
▷自虐ネタで話題の非公認X
▷萬福寺各種予約ページ
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お知らせ
NEWS
基本情報
- 名称
- 萬福寺
- 読み方
- まんぷくじ
- 別称
- 所在地
- 〒611-0011
京都府宇治市五ケ庄三番割34
Google Mapsを開く
- 参拝時間
- 9:00〜17:00
入山受付は16:30までです。 (朱印所・売店も同様となります)
専用駐車場あり
- 参拝所要時間
- 30分 〜 1時間
- 参拝料
- 【個人】
大人・大学生・高校生500円/中・小学生300円
【団体】
大人450円/大学生・高校生300円/中学生250円/小学生200円
- 御朱印
- あり
- 御朱印帳
- あり
- 電話番号
- 0774-32-3900
- FAX
- 0774-32-6088
- ホームページ
- http://www.obakusan.or.jp/
- アクセス
- JR奈良線「黄檗駅」下車 徒歩5分
京阪宇治線「黄檗駅」下車 徒歩5分
滋賀方面からの場合、京滋バイパス「宇治東IC」から5分
大阪方面からの場合、京滋バイパス「宇治西IC」から10分
詳細情報
- 御本尊
- 釈迦如来
- 山号
- 黄檗山
- 宗旨・宗派
- 黄檗宗
- 創建時代
- 寛文元年(1661)
- 寺格
- 大本山
- 開山・開基
-
開山隠元隆琦
開基徳川家綱
- 札所など
- 都七福神(布袋尊)
- 文化財
-
総門、天王殿、大雄宝殿ほか(重要文化財)
萬福寺境内(府指定史跡)
- ご由緒
-
黄檗山萬福寺は1661年に中国僧「隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師」によって開創されました。禅師は中国明朝時代の臨済宗を代表する僧で、中国福建省福州府福清県にある黄檗山萬福寺のご住職をされていました。その当時、日本からの度重なる招請に応じ、63歳の時に弟子20名を伴って1654年に来朝されました。宇治の地でお寺を開くにあたり、隠元和尚は寺名を中国の自坊と同じ「黄檗山萬福寺(おうばくざんまんぷくじ)」と名付けました。
当初「臨済宗黄檗派」などと称していましたが幕府の政策等により、明治9年、一宗として独立し「黄檗宗」を公称するようになりました。日本でいう「禅宗」は、臨済宗、曹洞宗、黄檗宗の三宗に分類されています。
他の2つの禅宗と黄檗宗が大きく違う点として、中国的な特徴を色濃く残しているということが挙げられます。江戸初期から中頃にかけて、黄檗宗の大本山・黄檗山萬福寺(京都府宇治市)の住職は、殆どが中国から渡来した僧侶でした。朝夕のお勤めをはじめ儀式作法や法式・梵唄(太鼓や銅鑼など様々な鳴り物を使い読まれる、黄檗宗独特の節のあるお経)にはその伝統が受け継がれており、今日の中国寺院で執り行われている仏教儀礼と共通する部分が数多く見られます。
出典・引用 萬福寺公式ホームページ
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