開花直前！運気が上がる、吉野のパワースポットご紹介します！金峯山寺の秘仏開帳も。
2024.02.20
お花見×秘仏の御開帳！吉野桜の開花予想は？
前回のコラムに引き続き、今回も吉野をご紹介します。
吉野のパワースポットといえば、前回もご紹介した金峯山寺。今年も桜のシーズンに合わせて、秘仏の御開帳が開催されます。この秘仏「金剛蔵王権現3体」は、日本最大の秘仏本尊と言われており、近くで見るとその迫力に圧倒されます。
吉野桜の見頃は、例年4月上旬～中旬。2023年は少し早く3/30～4/3に満開となりました。気象庁の発表によると、2024年の近畿地方の桜の開花予想は、平年並み。吉野桜も、4月上旬頃に見頃を迎えるのでは？という予想が多いようで、今年は3/30～4/14にライトアップも予定しているそうです。
今年こそ吉野にお花見に行きたい方は、前コラムに続いて、チェックしてみてください！
山伏が集うパワースポット!?「金峯山寺」とは
金峯山寺は、金峯山修験本宗の総本山。古来より吉野山一体は聖域とされていましたが、7世紀頃に役行者が一千日間の参篭修行（さんろうしゅぎょう：寺院などに籠って祈願すること、一千日なので約3年間）をした後、金剛蔵王大権現（こんごうざおうだいごんげん）を本尊としてお祀りしたのが始まりと言われています。
以来、吉野は修験道の根本道場として栄え、現在でも山伏が集うパワースポットとなりました。
金峯山寺の秘仏に会いに行こう！
金峯山寺の本尊である金剛蔵王権現は、高さ34メートルもある3体の秘仏です。権現とは、仏が人間を救うために現世に現れた姿。人々の苦しみを救うために役行者が祈ると、最初は過去・現在・未来の3世代を救済するために、釈迦如来・千手観音・弥勒菩薩が出現しました。しかし、世の中が乱れていたために、柔和すぎて力が足りない……と再び祈ったところ、憤怒の形相をした金剛蔵王権現が現れたのだとか。色鮮やかなブルーの色は、仏の慈悲を現していて、恐ろしい表情の裏には、人々を絶対に救うという強い意志が現れているそうです。
迫力満点！御開帳で青い金剛蔵王権現とご対面
金峯山寺の御開帳は、変わったスタイルで行われます。本堂には小さく囲われたスペースがあり、何と一人ひとりがこのスペースに入って、金剛蔵王権現と一対一で対面することができるのです。
筆者も昨年体験したのですが、青く巨大な仏像の迫力に一度は恐ろしさを感じたものの、憤怒の顔の下にある優しさが感じられて、無意識のうちに手を合わせていました。
本当に貴重な時間が過ごせるので、この時期にぜひ訪れていただきたいです。
※なお、秘仏は写真撮影NGですが、ポスターやHPで御姿を見ることができます。
また、鈴木亮平さんが出演されたJR東海のCMがとてもステキなので、ぜひ動画もチェックしてみてください。
合格祈願&首から上の病にも効く、脳天大神龍王
脳天大神龍王（のうてんおおかみりゅうおう）は、金峯山寺から少し離れた場所にあるお社。金峯山寺初代管長である五條覚澄大僧正（ごじょうかくちょうだいそうじょう）が頭を割られた一匹の蛇を手厚く供養したところ、翌日から蛇が夢に出てくるようになり、「自分を脳天大王として祀れば、難病苦難を救う」と告げられたそう。そのことから、現代でも頭脳を守護してくれる「脳天さん」として親しまれています。頭部の病気平癒はもちろん、試験の合格から、お子さんの頭が良くなるようにという願いまで、頭に関わる様々な御利益を授けてくれます。
ハートを打ち抜く!?愛染明王尊で縁結び・恋愛成就
境内の愛染堂にまつわれている、愛染明王尊。煩悩を打ち抜く弓矢が「意中の相手を射止める」と言われはじめ、現代でも恋愛成就を願う女性が多く参拝しています。好きな人がいる人はもちろん、良縁を願う方もぜひ参拝してみてください。
吉野・金峯山寺へのアクセス方法は？
金峯山寺へのアクセスには、いくつかの方法があります。
まず車で行く場合、吉野エリアには高速がないので、一般道を通ることになります。吉野までのルートはもちろん、吉野山内も渋滞が予想されます。また、桜のシーズンは一部の道が通行止めになったり、駐車場が満車になったりするので、事前に観光協会の公式サイトなどをチェックしてから訪れるのがおすすめです。
公共交通機関の場合、近鉄線の近鉄吉野口駅が最寄り駅になります。そこからは、以下のような手段があります。
絶景のロープウェイ
近鉄吉野駅から歩いて3分弱のところに、千本口という駅があります。金峯山寺最寄りの吉野山駅までは約3分。その間、桜や緑の絶景を観ることもできます。このロープウェイは日本最古のもので、レトロでかわいい空の旅が楽しめます。
ただし、ロープウェイは小さな客車で、一度に30人程しか乗れず、桜のシーズンは連日大行列です。始発から並ぶ人も多いため、乗るためにはなかなかの覚悟が必要です。
バス移動は事前確認必須
桜のシーズンは、近鉄吉野駅から「中千本バス操車場（竹林院前）」まで、奈良交通の臨時バスが運行しています。吉野山の中は、「竹林院前」から「奥千本」行のバスのみが運行しています。
ただ、このバスは運行日が少々複雑なため、自分が乗りたい日に運行しているかは事前に吉野大峯ケーブル自動車のサイトを確認しておいた方が安心です。
※参考サイト：吉野大峯ケーブル自動車株式会社＞路線バスのご案内【吉野山奥千本口ライン】
体力に自信があるなら、ハイキングも！
金峯山寺までは、近鉄吉野駅から山道を20分くらい。徒歩でも行けなくはないですが、かなりの高低差がある場所となり、アップダウンが激しいとのこと。ただ、吉野山はハイキングでも人気のコースでもあります。桜をみながら、ゆっくりと登山を楽しむのも良いでしょう。体力に自信のある方は、挑戦してみてください。
タクシーで巡るのがおすすめ
吉野は、公共交通機関でも自動車でも、回るのがなかなか難解です。そこでおすすめなのが、タクシーでの観光。もちろん金峯山寺にも立ち寄ることができます。
詳しくは前コラムでご紹介しておりますので、ぜひ参考にして快適な旅を楽しんでみてください。
▷▷巡縁コラム「開花直前！淡いピンク色の世界に運気アップ！ 本当は教えたくない、桜の名所「吉野」を最も快適に回るズルい方法とは！」◁◁
吉野で芽吹く春のパワーをいただこう！
山全体がパワースポットと言われる吉野。木々が芽吹き桜咲くこれからの季節は、まさに最高のシーズンです。
また、金峯山寺の御開帳も絶対に逃せないチャンス！
春の吉野を訪れて、良いパワーをたくさんいただいて来てください。
