【2027年初詣】未年に参拝したい!和歌山の西田中神社に行ってみた

【2027年初詣】未年に参拝したい!和歌山の西田中神社に行ってみた

2026.11.08

未年となる2027年、人気を集めそうなパワースポットが、羊にまつわる神社やお寺です。

和歌山県にある西田中神社もそのひとつ。かつては「羊の宮」と呼ばれており、境内には今も「羊宮神社」というお社があって、この本殿は、和歌山県指定有形文化財にもなっています。

今回は未年に参拝してみたい西田中神社の由緒や見どころ、実際に行ってみた様子や初詣の参考になる情報をお届けします。

 

西田中神社とは

西田中神社は、和歌山県紀の川市に鎮座する神社。かつては「羊の宮」と呼ばれ、江戸時代の地誌『紀伊続風土記』には、下井阪、中井阪、花野、上野、馬場、西大井の6村の産土神と記されています。中世の田中荘に祀られていた8つの神社、いわゆる「田中荘八社」のひとつでもありました。

 

「羊宮神社」の歴史

「羊の宮」が創建された時期は、はっきりしません。社伝によると、用明天皇の時代に厩戸皇子(聖徳太子)が戦勝祈願をしたところ、羽のない矢が敵陣に飛び落ちて勝利しました。その後、里人がその矢を祀り、この地に「羽無宮」を建てて氏神としたと伝わっています。

鎌倉時代の文献に「田中庄羊宮」という名が残っていることから、遅くともその頃には社が営まれていたと推測されます。なお、当初の社の建物は根来山の兵乱ですべて焼けてしまい、現在の本殿は室町時代末期頃の建立と推定されています。

社名の「羊」は、宮城県の零羊崎神社(ひつじさきじんじゃ)から勧請したことに由来すると伝わります。零羊崎神社は、平安時代の『延喜式』神名帳に載る名神大社の候補とされる神社のひとつで、宮城県石巻市に鎮座しています。

西田中神社鳥居

補修前の御本殿のお写真?

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多くの神社と合わさって西田中神社となる

昭和21年(1946年)には、田中荘八社のうち、羊の宮、尾崎八幡神社、上野妙見神社、住吉神社の4社が羊の宮の宮地に合祀され、現在の「西田中神社」となりました。

その後、妙見神社と住吉神社はもとの場所へ移されたとされています。

御祭神は火産霊神をはじめとする十余柱。境内には本殿が2棟並んでおり、どちらも昭和48年に和歌山県の指定文化財になっています。

さらに、2024年には2棟の本殿の保存修理が完了しました。屋根の檜皮葺や建物の彩色などが整えられ、歴史ある社殿が美しい姿によみがえっています。

西田中神社へのアクセス

西田中神社は、和歌山県紀の川市の県道14号線沿いにあります。

 

車でのアクセス

京奈和自動車道の岩出根来ICから約10km、15分ほど。

境内に数台分の駐車スペースあり(※後述もご確認ください)。

 

公共交通機関でのアクセス

JR和歌山線「下井阪」駅から、約1.2km、徒歩20分ほど。

バスの場合は、和歌山バス「中井阪」下車すぐです。

 

西田中神社に行ってみた

晴れた秋のある日。のどかな県道14号線をゆっくり走っていくと、幟が立ち並ぶ西田中神社に到着しました。この日は高野山の取材帰りで、山道と市街地を走って1時間ほどで到着しました。

周囲を木々に囲まれた、とてもシンプルですっきりとした神社です。駐車場はないと聞いていましたが、側面に案内があり、境内の横から入るような形で無事に停めることができました。境内の広場には、数台なら停められそうです。

 

大事にされている感が伝わる境内

車だと横から入る形になってしまったため、せっかくだからと一度鳥居の外へ出て、参拝することにしました。社殿は広場の奥、まっすぐな参道の正面にあります。訪れた際は社務所に人の姿はありませんでしたが、境内は手入れが行き届き、地元の方々が大切に守っている様子が伝わってきました。

シックな拝殿の向こうに見える本殿は、朱色でとても鮮やか。向かって左手が旧・羊宮神社本殿、右手が旧・八幡神社本殿だそうです。境内に置かれていた冊子記事によると、鯱や獏、龍などの装飾が施されているそうです。参拝の際は、格子の向こう側にも注目してみてください。

 

大きな絵馬があたたかい

拝殿の中には、たくさんの大きな絵馬が飾られています。そのどれもが、総代さんたちの手作りの様子。毎年、手書きで作っているようで、とてもあたたかい気持ちになりました。未年のものはまだなかったため、羊に縁のある神社にどんな柄の絵馬が飾られるのかが楽しみですね。

 

御祭神は何柱?

ところで、西田中神社は下調べの段階から、御祭神の数がとても多いと感じていました。いくつかのサイトでは、火産霊神をはじめ、菅原道真公、天照皇大神、須佐之男命など、14柱もの神様がいらっしゃる、と書かれていました。

ところが、実際に伺うと、何と案内に15柱の神様がずらり!さらに1柱、多かった!

これは、実際に足を運んでみないとわからない。こういうことがあるので、神社参拝はやめられません。

境内の広場には、数台なら駐車が可能の様子でした。

正面から入り直します!

大きな絵馬や千羽鶴など愛されている神社の日常が浮かんできます。

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西田中神社の初詣は?

西田中神社は神主さんが常駐していないため、通常時のご祈祷などは予約が必要とのことです。

ただ、SNS上の情報によると、お正月三が日は、役員さんや総代さんがつめてくださるようです。手水舎にお花が敷き詰められるなど、飾りつけもされるようなので、ぜひ参拝してみてください。

なお、2027年の初詣については、参拝者への対応や飾りつけなどが変更される可能性もあります。お出かけの際は、現地の最新情報をご確認ください。

 

まとめ

未年となる2027年の初詣に行ってみたい、羊にゆかりのある西田中神社。静かな境内は手入れが行き届き、地元の方々が大切に守ってきたぬくもりに満ちていました。御祭神の数に驚かされたように、足を運んでみないと気づけない発見があるのも、神社参拝の魅力です。

未年の絵馬がどんな柄になるのかも楽しみにしながら、2027年の初詣に西田中神社へ参拝してみてください。

奥に見えてくる補修された美しい本殿

狛犬の横顔もどこか優しげです

大きな瞳が印象的ですね!

鮮やかな社殿を横から拝見しました。

「」

手作りの絵馬と切り絵にキュンとします!

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和歌山県紀の川市
西田中神社
旧称「羊の宮」

所在地
和歌山県紀の川市中井阪353

御祭神
火産霊神ほか(境内案内には15柱を記載)

主な見どころ
旧・羊宮神社本殿、旧・八幡神社本殿(ともに和歌山県指定有形文化財)

電車でのアクセス
JR和歌山線「下井阪」駅から徒歩約20分

車でのアクセス
京奈和自動車道「岩出根来IC」から約15分

駐車場
境内に数台分の駐車スペースあり(参拝時の情報)

お問い合わせ
0736-73-5831

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筆者プロフィール

みほとけ
PROFILE

Dera

コラムニスト・ネット漫画原作

「巡縁」では関西方面を担当。寺社仏閣巡りと御朱印集めが趣味。クラフトビールに目がない。

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