【群馬】坂東三十三観音霊場に行ってみた話④ぐんま観光が楽しすぎた!

2025.09.19
巡礼の旅、4回目はほぼ旅行の群馬。
坂東三十三観音霊場巡り、全10回程になるかと思うのですが、早くも4回目です。
今回は、群馬県にある2つのお寺を参拝してきました。いつもの同行者に加えて、今回はもう1人メンバーが加わり、3人での旅路となりました。それにともなって、旅行色強めの内容になっております。
おでかけとして楽しみたい方、ぜひ参考にしてみてください!
4度目の巡礼は再びレンタカー
前回、電車でGOしてヘロヘロになった巡礼の旅。やっぱり車が楽ちんだよね、と、再びレンタカーで出発しました。
第十五番札所 白岩山長谷寺(ちょうこくじ)
関越道を通って、都内から2時間少々。都市部から山を少々上った頃、高崎の長谷寺に到着しました。そう、こちらも長谷寺です。「はせでら」と「ちょうこくじ」、2つの読み方がありますが、こちらは「ちょうこくじ」の方だそう。
道を挟んだお寺の反対側に広い駐車場がありますので、停めさせていただきました。
長谷寺について
長谷寺は、群馬県高崎市にある寺院。宗派は金峰山修験本宗。そう、あの吉野でおなじみの金峯山寺を本山とする珍しい宗派です。
奈良時代、越後に3体の観音像が出現して、一度は信濃の長谷寺に祀られたのですが、翌年1体ずつ上州と相州に送り届けよというお告げがあり、役ノ行者の手によって祀られたのが始まりと言われています。
本尊は十一面観音菩薩。役ノ行者が白い岩の上に仏像を安置したことから、別名白岩観音と呼ばれ、地元の方から親しまれています。
住職ジャストタイムと、できたてピカピカの屋根に感動!
私たちが参拝した時、原付に乗った男性が、ちょうど入っていらっしゃいました。かなりカジュアルな雰囲気だったので、参拝客かな?と思ったのですが、まさかのご住職!「ちょうど今帰って来たとこだよ~」と、とってもフレンドリー。御朱印も直筆で書いてくださり、かなりラッキーなタイミングとなりました。
そして、ラッキーはもう一つ。こちらのお寺、ちょうど屋根瓦の葺き替えをされたばかりで、屋根がぴっかぴかに光っていました。酸化していない銅板の屋根が見られるなんて、すごく珍しいこと。ゴージャスな瞬間に立ち会えたのは、かなりラッキー。時間と共に変化して、おそらく今頃は、いい色合いになっているのではないでしょうか。
ダブルな幸運に、この先の旅路もいいものになりそうな予感がしつつ、次のスポットへと向かいました。
榛名神社に立ち寄り参拝
高崎の長谷寺さんは、2つの有名なパワースポットの近くにあります。1つは、達磨さんでおなじみの少林寺。
そして、もう1つが榛名神社。どちらも行ったことがなかったのですが、この時は榛名神社にお邪魔することにしました。
のどかな山道を30分ほど。群馬県随一のパワースポットとも呼ばれる榛名神社に到着です。
榛名神社とは
榛名神社は、群馬県高崎市にある神社。
榛名山の中腹に位置し、巨大な岩壁を御神体として祀っています。創建は飛鳥時代と伝わり、雨乞いの神社であると共に修験霊場として多くの信仰者を集めました。
御祭神は、火産霊神と埴山姫神で、開運や五穀豊穣、商売繁盛や鎮火の御利益があると言われています。
約700m続く参道は、途中、樹齢千年を超える「矢立杉」など豊かな森に囲まれています。
御姿岩と一体化した社殿がすごいけど…
参道の入口のすぐ近くに駐車場があったので、車を停めました。
鳥居と随神門をくぐり、すぐそばを流れる春名川に沿って、豊かな森の道を進みます。
ゆるやかな坂道ですが、きちんと整備された道の上、途中には七福神が点在していたりして、歩くのが苦にならない感じでした。
途中、せり出した岩の横をくぐるように通ったりトマトの記念碑を見たりしながら、ついにたどり着いた感動の本殿!…は何と工事中でした!
御姿岩と一体化したような拝殿を楽しみにしていたのですが…しかし、一度は来てみたかったのと、参道が本当に心地よかったので、ついでではあったものの、お参りできて本当に良かったです。
なお、社殿の工事は令和7年12月まで続くそうです。完成したらぜひリベンジしてみたいですね。
第十六番札所 五徳山水澤寺
寄り道参拝となった榛名神社を出て、本来の目的である巡礼に戻ります。
榛名山や榛名湖を見ながらの、かなりいい感じのドライブ。後ほど訪れる伊香保の街をいったん通り過ぎての30分ほどの道のりで到着したのが、水沢観音です。
水澤寺について
水澤寺は群馬県渋川市にある天台宗の寺院。
奈良時代、推古天皇と持統天皇の勅願により、高麗の高僧・恵灌僧正によって開かれました。
額名の「五徳山 水澤寺」は、推古天皇の御宸筆によるものだそう。本尊の十一面千手観世音菩薩は、国司高野辺家成公の三女・伊香保姫のご持仏であったと伝わります。
通称「水澤観音」として多くの人から信仰を集めており、特に伊香保温泉が近いことから、一年を通して多くの人が訪れます。
観光気分と六角堂ぐるぐる
伊香保の温泉街に近く、観光でも有名な寺院なのでいつもはかなり人が多いのですが、この日は天気が悪かったのと外出する人が少ない時期だったというのもあって、本当にガラガラでした(逆に今はすごい人なんだろうな…)
本堂をお参りして、御朱印をいただいた後、毎回立ち寄っているスポットの六角堂へ。
ここには六道を守っているお地蔵さんが台座の上にお祀りされていて、台についた柱を持って回すことで六道輪廻を供養するという体験ができます。
3周回すと願いが叶うと言われているのですが、人が多く混んでいるとなかなか順番が回ってきません。が、この日は貸し切り状態!しっかり3周、廻してきました。
境内には、十二支の守り本尊さんや、お水取りもできる龍王辨財天さんなども祀られていて、見どころもたくさん。伊香保観光と合わせて参拝するのもおすすめです。
おまけ話:伊香保温泉の最高な温泉と、日本三大うどんを堪能!
巡礼に出る人たちの楽しみと言えば、今も昔も温泉と美味しい食べ物!最後に訪れた伊香保は、関東でも屈指の温泉地であり、また讃岐・稲庭と並ぶ日本三大うどん「水沢うどん」が食べられる場所でもあります。
水沢うどんと、舞茸の天ぷらがすごすぎた!
立ち寄ったのは、創業百年以上という老舗のうどん屋「本舗 丹次亭」さん。
榛名山系水沢山の湧き水を使って打ったうどんは、やや細めでしっかりとしたコシがあり、見た目もつやっつやです。コシのあるうどんが好きな私としては、最高に好みのうどんでした。
そして、こちらですごかったのが、舞茸の天ぷら!お皿いっぱに盛られた巨大な舞茸が、どーんっ!と出てきます。しかも、こちらもサクサクで絶品っ。
うどんもボリュームがあり、大満足なランチでした。
レトロでステキすぎるたたずまい「横手館」で貸し切り温泉♪
続いて、伊香保温泉へ。伺ったのは、横手館さん。
大正時代に建てられ国の登録有形文化財に指定されているという本館は、レトロかわいくて、雰囲気もバツグンです。
感染症が心配な時期でしたので、貸し切り温泉を予約していました。源泉かけ流しの黄金の湯は、湯量もたっぷりで最高に気持ちよかったです。
伊香保は都内からも近いので、またぜひ寒い時期に訪れたいですね♡
■お金のデータ■
今回の巡礼で使ったお金の記録です。
【御朱印代】
①長谷寺(白岩観音) 御朱印500円
②水澤寺(水澤観音) 御朱印500円
合計1,000円
【その他の費用】
●交通費
レンタカー代 11,014円
高速道路代 7,480円
合計 18,494円
●温泉
横手館 日帰り入浴 1,150円×3+貸切風呂利用料金1,650円=5,100円
●ランチ
水沢うどん丹沢亭 ざるうどん(中)913円×3+舞たけ天ぷら1210円=3939円
合計27,533円 3人で割ったので、約9,200円
1人あたり、約10,200円でした。なお、毎度のお知らせですが2021年時点での金額なので、増減がある可能性があります。あくまで、参考程度にとどめてくださいね。
まとめ。
今回は、観光色の強い、日帰り旅行としてそのまま回っていただいても結構楽しいルートになりました。
特に伊香保は都内から近いのに、本当に「ザ・温泉街」な雰囲気が楽しめるので、かなりオススメです!
さて、いよいよ折り返しとなる5回目は、千葉を回ります。次回もお楽しみに!
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