【深大寺】都心からすぐ!癒やしの「水の里」で週末リフレッシュ
2024.11.20
忙しい日常からふっと離れ、心穏やかな時間を過ごしてみませんか?
東京の都心からアクセスしやすい深大寺は、歴史あるお寺と自然が織りなす「水の里」。木々に囲まれた静かな境内、香り豊かな手打ち蕎麦、そして心地よい水の音や水車の風景にそっと包み込みまれリフレッシュできること間違いなし!
今回は、深大寺周辺でおすすめのスポットや過ごし方をご紹介します。お寺神社が大好きな「巡縁女子」のみなさんにぴったりな週末のプチトリップ、ぜひ参考にしてみてくださいね!
深大寺ってどんな場所?
そもそも深大寺ってどんな場所なのでしょうか?
深大寺(じんだいじ)は、東京都調布市にある天台宗のお寺。その周辺一帯も含めて「深大寺」として親しまれています。
深大寺の創建は733年(天平5年)、満功上人(まんくうしょうにん)によるもので、都内では浅草寺に次ぐ古刹です。正式名称は「天台宗別格本山 浮岳山 昌楽院 深大寺」。その豊かな歴史と自然環境、さらに縁結びのご利益でも知られ、恋愛成就を願う多くの参拝者が訪れます。
深大寺はペット同伴に優しいお寺としても知られています。境内にはリードをつければワンちゃんも一緒に参拝が可能。また、隣接する「神代植物公園」には、東京最大級のドッグランがあり、愛犬と楽しいひとときを過ごすことができます。さらに、深大寺名物の「深大寺そば」を提供する約20店舗のうち、多くのお店がワンちゃん連れで利用可能な外席を備えています。参拝や散策の合間に愛犬と一緒にお蕎麦を楽しめるのも大きな魅力です。
【深大寺へのアクセス】東京・新宿から約1時間で到着!
東京駅から
東京駅からはJR中央線で「三鷹駅」まで約25分。三鷹駅から「深大寺行き」または「吉祥寺駅経由 調布駅北口行き」のバスで約20分。「深大寺」バス停で下車すれば、すぐに深大寺が見えてきます。
新宿駅から
新宿からは京王線特急で「調布駅」まで約15分。調布駅から「深大寺行き」のバスで約20分で、「深大寺」バス停に到着します。
お車でのアクセス
車でのアクセスは中央自動車道「調布IC」から約10分です。周辺には駐車場がありますが、週末は混雑することが多いので、公共交通機関を利用するのがおすすめです。
バス停のPoint!
「深大寺」バス停のほか、「深大寺入り口」や「深大寺小学校前」で降りても徒歩5分程度で到着しますよ。これらのバス停からのお散歩道には、名物の「深大寺そば」を楽しめる名店が立ち並びます!土日祝日は、空いていたら先に入ってしまうのもおすすめです!
【巡縁女子のおすすめの周り方】深大寺で心と体をリフレッシュ
「深大寺」バス停を降りると、どこか懐かく風情ある参道が広がります。
木々に囲まれた小道を進めば、すぐに深大寺の境内へ。ここからは「巡縁女子におすすめ」の深大寺の周り方!をご紹介します。
1. 参拝:静かな境内で心を整える
深大寺を訪れたら、まずは本堂で参拝を。
山門をくぐるとすぐ横に「鐘楼」があり、昼の11時30分には鐘が突かれるそうです。運が良ければ、素朴で暖かな鐘の音に包まれるひとときを楽しめるかもしれません。
ちなみに、深大寺周辺を散策中にトイレが必要になったら、東門すぐの大きなトイレを目指して!こちらのお手洗いは、お店の人からも案内いただくので、深大寺公共利用のようです。トイレの神様「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」が見守っていらっしゃいました。綺麗に使いましょうね!
本堂でお参りを終えたら、左手の階段を上って「元三大師堂」へ向かいましょう
こちらでは、縁結びや家内安全、安産祈願など、さまざまな祈祷をお願いすることができます。
「元三大師堂」には、坐像でありながら2メートル近い巨大な「元三大師像」が安置されています。日本最大の僧形古像で、鎌倉時代特有の力強い作風が特徴です。ここまで大きいのは、元寇の勝利祈願だった!という説があるそうですよ。
次に向かうべきは「釈迦堂」
こちらには、国宝に指定された「銅造釈迦如来倚像(どうぞうしゃかにょらいいぞう)」が安置されています。
通称「白鳳仏」として知られ、白鳳時代の優美な作風を残す貴重な仏像、そして、都内寺院唯一の国宝の仏像だそうです。なぜ関東の地に聖徳太子と同時期の仏像があるのか、古代のロマンに満ちた特別な仏様からはほっと包まれるような暖かさを感じました。
縁結びのご利益「深沙大王堂(じんじゃだいおうどう)」
次に訪れたいのは「深沙大王堂」。
深大寺の『縁起』には、満功上人の父・福満が深沙大王に祈願したことで、霊亀の背に乗り湖中の島に隠された恋人と奇跡的に結ばれたという伝説が。この伝説にちなみ、深沙大王堂は縁結びのご利益がある場所として知られています。
この伝説をモチーフにしたとってもカラフルでキュートな「亀」のえんむすび絵馬が授与されています♡
甲羅の2枚が重なりひもで結ばれたデザインで、プライバシーが守られる安心感も嬉しいポイントです。恋愛成就や良縁を願う際には、ぜひチェックしてみてくださいね。
何が出るかな!?「凶」が多いおみくじ
ご本尊の元三大師は、比叡山延暦寺で「おみくじ」を考案した高僧として有名です。
深大寺で授与されるおみくじは、伝統的なおみくじに近いもののため、「凶」の割合が多いことでも知られています。
ただし、「凶」は吉に転じるチャンスなので、結果を真摯に受け止めることで、転じて「吉」になりますよ!その他にも「凶」を「吉」にする方法もあるよう、ぜひこちらのコラムもご覧ください!
「凶」が出たときの対処法は、こちらのコラムをチェック!
ちなみに、筆者は今年は夏と秋の2回、深大寺に伺ったのですが、夏にちょうど「凶」が出た!という方にお会いしました。
年配のご夫婦で、旦那さまはどこかおもしろそうに微笑み、奥さまは笑いたいような、でも少し戸惑ったような表情で教えてくださいました。。
「毎年『大吉』なのに、初めて『凶』なんて引いたわ〜!」ですが、どこか温かく穏やかな雰囲気が漂っており、きっとお二人にとって、「深大寺で一緒におみくじを引いたね」という出来事が、すでに良い思い出となり、「凶」もいつの間にか「吉」へと変わっている――そんな素敵な空気感がありました。
4. 食べ歩き:参道グルメで散策をもっと楽しく
お蕎麦を満喫した後は、参道で食べ歩きを楽しみましょう!
蕎麦饅頭、そば団子、蕎麦パン、ソフトクリームなど、深大寺ならではのグルメがたくさん揃っています。正直、びっくりするほど、どれを食べても美味しいのですが、特に筆者のおすすめは「ナスのおやき」と「切り干し大根の蕎麦パン」。蒸しパンの生地からほんのり香る蕎麦の風味と、お惣菜の絶妙な旨味が相まって、おかわりしたくなる美味しさです。
Point!
- 季節ごとの限定商品も!おやきの提供は冬場だけなのでお気をつけて!
- グループでの散策なら、シェアしながらたくさんの味を楽しむのがおすすめ!
5. お風呂:温泉「湯守の里」でほっと一息
深大寺散策でたくさん歩いて疲れたら、近くの温泉施設「湯守の里」で心と体を癒やしましょう。地下1500メートルの地層から汲み上げられる「黒湯」は、体の塩分濃度とほぼ同じ濃さで、肌に優しく長時間の入浴でも負担が少ないとされています。そのため、湯治にも適した効能豊かな温泉として知られています。
料金も手頃で、土日祝日の一般料金が1,180円。レンタルタオルもプラス350円で借りられるので、手ぶらで気軽に立ち寄れるのが嬉しいポイントです。観光の合間にひと息つくにはぴったりのスポットですよ。湯上がりには、広々とした休憩所でリラックスを。フルーツ牛乳や瓶入りのコーヒー牛乳を片手に、腰に手を当てながら味わうひとときは、温泉の楽しみの一つです。さらに、お腹が空いたら館内で軽食や定食も楽しめます。
筆者も実際に入りましたが、こぢんまりとした外観から想像していたよりも外風呂の種類が多く、とても楽しめました!休憩所にはうさぎさんがマスコットとして放し飼いされており、とっても癒されましたよ。
6. 神代植物公園:自然の中でリフレッシュ
深大寺から徒歩圏内にある「神代植物公園」は、四季折々の植物が楽しめる癒やしのスポットです。春には満開のバラ園、夏にはアジサイ、秋には紅葉、冬には梅や早咲きの桜など、どの季節に訪れても見どころがいっぱい!自然に囲まれた広大な園内をのんびり散策すれば、心も体もリフレッシュできます。
さらに注目したいのが、東京最大規模の「ドッグラン」が併設されている点です。広々としたエリアで、愛犬と一緒に楽しく過ごすことができますね。登録制のため、事前の準備が必要ですのでご確認ください。
園内にはカフェやベンチも設けられており、疲れたらひと休みしながら景色を楽しむことができます。季節の花々を背景に写真撮影をしたり、カフェでスイーツや軽食を楽しむのもおすすめです。
Point!
- 季節ごとのイベント:特別展示やフラワーショーが行われることもあるので、事前に公式情報をチェック。
- ドッグランで愛犬とリフレッシュ:広大なエリアで愛犬も大満足!
- カフェタイム:園内カフェで提供される季節限定スイーツや軽食も要チェック。
四季の花々と愛犬と楽しめる神代植物公園は、自然と触れ合いながら心も体もリフレッシュできる特別な場所です。深大寺散策と合わせてぜひ訪れてみてください!