新年の幸せを祈る2024 京都七福神に行ってみて!

新年の幸せを祈る2024 京都七福神に行ってみて!

2023.12.13

日本最古の七福神!京都七福神とは?

京都

お正月になるとよく行う、七福神巡り。実は、日本最古の七福神巡りが京都にあることをご存じですか? 一年の幸福を願って、今年は七福神発祥の地でもある京都で七福神巡礼をしてみてはいかがでしょうか。

今回は京都七福神巡りについて、ご紹介します!

   

京都で「都七福神」を巡礼しよう!

七福神

七福神は室町時代、京都で生まれました。仏教の考え方である「七難即滅、七福即⽣」を元に、七つの神仏に無病息災と福徳の御利益を願う巡礼の一つです。

京都ではそれぞれの神仏を祀る神社仏閣が計7社指定されており、「都七福神」と呼ばれています。

なお、七福神については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください♡

▷▷巡縁コラム『新年の幸せを祈る2024 七福神について調べてみた!』◁◁

   

都七福神、どう巡る?

七福神巡りは、基本的にどのような順番で周っても良いと言われています。
もちろん都七福神も、好きなように巡ってOK。
がんばれば1日で周り切れる距離ですが、観光地や魅力的なスポットがたくさんあるエリアなので、数日かけてのんびり巡ってみるのもおすすめです。

   

恵比寿:京都ゑびす神社

京都ゑびす神社

京都ゑびす神社は鎌倉時代、栄西により建仁寺の鎮守として創建されました。
西宮神社・今宮戎神社と並ぶ三大恵比寿の1社であり、地元の人からは「京のゑべっさん」と親しまれています。
御祭神の事代主大神は恵比寿の化身であり、栄西が宋から帰る際に海上で守ってくれたことから勧進されました。
笹の縁起物が有名で、節目正しく伸びる、弾力があって折れない、葉が落ちず青々と茂るなどから、商売繁盛・家運隆昌の御利益がいただけます。

▷▷「京都ゑびす神社」の詳細情報はこちら!!◁◁

   

大黒天:松ヶ崎大黒天(妙円寺)

松ヶ崎大黒天

松ヶ崎大黒天は正式名を妙円寺といい、松ヶ崎東山中腹にある日蓮宗のお寺です。
かつてこの近くにあった僧侶の学校「松ヶ崎檀林」の教師の隠居所を元に江戸時代初期に建立され、「松ヶ崎の大黒さん」と親しまれています。
大黒天像は最澄作と伝えられていて、寿福円満・開運招福・商売繁盛の御利益がいただけます。
また、寺院がある松ヶ崎東山は、五山の送り火の「法」が描かれることでも知られています。

▷▷「松ヶ崎大黒天(妙円寺)」の詳細情報はこちら!!◁◁

   

毘沙門天:東寺

毘沙門天:東寺

東寺は、平安時代に建立された真言宗の総本山です。
平安京鎮護のため、嵯峨天皇により空海に下賜され、真言宗の道場として栄えました。
京都のシンボル的存在である五重塔をはじめ多くの国宝を有し、世界遺産の1つにも指定されています。
毘沙門堂は、かつて羅城門に祀られていた兜跋毘沙門天を納めるために建立されたそうです。
鎧姿の毘沙門天は多くの武士たちに信仰され、現在でも勝負運や招福、財運の御利益がいただけます。

▷▷「東寺・教王護国寺」の詳細情報はこちら!!◁◁

   

弁財天:六波羅蜜寺

六波羅蜜寺弁天堂

六波羅蜜寺は、平安時代に空也上人によって建立された、真言宗智山派の寺院です。
境内には国宝の十一面観音像や、重要文化財である空也上人像、平清盛坐像など、多くの貴重な像が安置されていることでも有名です。
弁財天堂は、保元の乱で敗れた崇徳天皇の夢告により、禅海上人が造立した十住心院の本尊だったものを、明治時代に遷座したものです。
福徳自在・技芸上達に加え、金運上昇の御利益もいただけます。

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布袋:萬福寺

布袋:萬福寺

萬福寺は江戸時代中期に建立された、明の僧侶・隠元を開祖とする黄檗宗の大本山です。
境内には多くの中国明朝様式の伽藍が並び、中華式の精進料理「普茶料理」がいただけるなど、随所に明時代の中国を感じることができます。
中国式の伽藍配置の一部として、玄関に当たる天王殿には弥勒菩薩の化身である布袋像が祀られています。
招福や円満、無病息災や金運アップに加え、子宝の御利益もいただけます。

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福禄寿:赤山禅院

福禄寿:赤山禅院

赤山禅院は平安時代に建立された、天台宗延暦寺の塔頭です。
京都御所から見て鬼門にあたる北東にあることから、方除けの御利益があると古来より篤い信仰を集めました。
本尊の赤山大明神は儒教の神でもある泰山府君で、福禄寿は泰山府君を人格化した神様だと言われています。
人の寿命を司る神であることから、健康長寿や災難除け、商売繁盛などの御利益がいただけます。

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寿老人:革堂(行願寺)

革堂(行願寺)

行願寺は平安時代後期に建立された、天台宗の寺院です。
かつて猟師であった開祖の行円は、射殺した雌鹿の腹から小鹿が生まれるのを見て、殺生を悔いて出家しました。
行円が生涯その鹿皮を身に着けていたことにちなみ、通称「革堂」と呼ばれています。
戦国時代末期、豊臣秀吉によって現在の地に遷座された際、天下太平を願った秀吉によって寿老人像が祀られたそう。
健康長寿や病気平癒、財運や福寿吉運などの御利益がいただけます。

▷▷「革堂行願寺」の詳細情報はこちら!!◁◁

   

都七福神に今年の福をお願いしよう!

都七福神はいつでも巡ることができますが、やはりオススメは1月中! 1日で一気に巡りたい! という方には、京都駅発着の限定バスツアーの活用もおすすめです。

都七福神で、新しい年の無病息災と幸福をお祈りしてみてください。
   

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