2026.11.04
巡縁編集部より|2027年未年に行きたい寺社10選 その7
2027年は未年。巡縁では、羊にゆかりのある神社やお寺を「2027年未年に行きたい寺社10選」としてご紹介しています。
第7回は、東京都中央区築地に鎮座する「波除神社(なみよけじんじゃ)」。
波除神社には、十二支それぞれの燈籠を巡り、願いを込めた祈願玉を納める「干支めぐり」があります。未年生まれの方はもちろん、どなたでも自分の干支にちなんだ参拝を楽しめます。
今回は、モデル・俳優の木野山ゆうさんが、築地の歴史と文化が息づく波除神社を訪れた参拝記をお届けします。
※本文は2026年の参拝記です。
みなさんこんにちは。
モデル・俳優をしている木野山ゆうです。
今回は、東京都中央区築地に鎮座する「波除(なみよけ)神社」へ。

どどーん!!
この日は月島にもんじゃを食べに行く予定。
約束の時間までに少し時間があり、なぜか吸い寄せられるようにこちらの神社に到着。
予定していない神社との出会いってなにか意味があるようで嬉しい。
それにしても築地っていつ来てもテンション上がるヨネ!
江戸時代にできたという波除神社。なんだか珍しい名前。
1659年、当時は海だった築地の埋め立て工事を行っていたが、堤防を築いても何度も荒波で壊され、難航していたそう。
そんなある夜、海面に光を放って漂っているものが見つかり、船で拾い上げてみると、稲荷大神の御神体だった。
そこで、現在の場所に社殿を建ててお祀りし盛大なお祭をしたところ、波風がピタッとおさまり埋め立て工事が順調に進んだのだとか。
人々がそのご神徳に驚いて「波除」という尊称を奉ったのが名前の由来とされている。らしい。
それ以来、災難を除き、波を乗り切る”波除稲荷様”として、災難除・厄除・商売繁盛・工事安全等の御神徳が広く尊崇を集めている。らしい。
ふむふむ。
本厄女、これまた満を持しての参上である。年越しまであと3ヶ月。
特別いいことはなくていいので健康で平凡に暮らしたい。あ、できれば宝くじも当たりたい。
この日は雨女には珍しく快晴で、鳥居の前に立つと爽やかな海風を感じる。
鳥居にかかる御神木の枝垂れ銀杏が風情があってとてもよい。

枝垂れるねえ
秋になり、色づいた姿も見てみたい。
小さい頃から、”なぜ人は歳をとると紅葉や草花に魅力を感じるようになるんだろう?”と不思議に思っていたが、自分も順調にそのルートを辿っていることにここで気付く。人間の七不思議である。ばあちゃんの写真フォルダはお花だらけでカワイイ。
気持ちのいい風に背中を押されながら手水舎へ。

お社発見!!
手水舎の奥には「末社」があり、
・天照大神(あまてらすおおみかみ)
―伊勢の神宮の御祭神・日本人の大御祖神さま
・大国主命(おおくにぬしのみこと)
―大黒天・経営 開運 の守り神
・少彦名命(すくなひこなのみこと)
―恵比寿・医薬 開運 の守り神
・天日鷲命(あめのひわしのみこと)
―お酉様・商売繁盛 の守り神
こちらの四神がお祀りされている。
御本殿には、衣食住・殖産工業・商業の守り神である「倉稲魂命(うがのみたまのみこと)」がお祀りされている。

歴史を感じる社殿
長年、ここから市場の発展を見守ってくれていたのだろう。
日頃の感謝と、残り3ヶ月の平穏な暮らし(できれば宝くじ当選)を願い、手を合わせる。
とても穏やかな気持ちで参拝をすることができ、自分と波除神社との相性の良さを感じた。来て良かった〜。
社殿の両脇にある水色の桶?が気になる。すごく水色。
調べると”天水鉢”というもので、江戸時代末期に当時の築地にあった尾張藩の蔵屋敷に出入りしていた荷揚げ人足(小揚)たちによって奉納された、防火用水のための容器なのだそう。
現在は鮮やかな水色に塗られているが、その姿は今も境内に残っている。
さらに社殿の左側に、これまた気になるガラス張りのケースを発見!!

突然のほっこりゾーン
中には築地らしい”海の七福神の粘土像”が鎮座している。
粘土作家・田辺ヒデキ氏により作られたもので、七福神のみなさんが海産物をかたどった帽子をかぶっている。
しかも、七福神の名前もホタテい(布袋)・フグろくじゅ(福禄寿)などとなっていて、ちゃんと海産物にかかっている…!家に飾りたい。
続いて一際目を惹くのは、黄金に輝く大迫力の「厄除天井大獅子」。

大迫力!!
なんと総重量1トン!日本一の大きさを誇る巨大な雄の獅子頭なんだとか!
3歳の私だったら一目見て逃走&トラウマ間違いなしの顔面で、あらゆる邪気や厄災を睨みつけて打ち払ってくれる。
獅子頭の周りはぐるりと一周できるようになっていて、裏手からは獅子の鼻の穴を通して境内を覗くというユニークな体験ができた。
神社のシンボルとして圧倒的な存在感を放っている。
そんな厄除天井大獅子の対面には「お歯黒獅子」が祀られている。

強そう!(親近感)
こちらは艶やかな紅色の顔と黒い歯が美しい、重さ約700kgの巨大な雌の獅子頭。厄除天井大獅子と対になる存在だ。
お歯黒獅子の頭のてっぺんにある「宝珠」の中には、弁財天(市杵島姫命)の御神像が納められているため、技芸や学問の上達、金運アップのご利益があるといわれている。
芸事をしている私にとって、弁財天様は一際思い入れのある神様なので今回も全力であやからせていただきます!!
仕事やオーディションの成功を願い、今回もまたパワーアップに成功!(と言い聞かせる)(言い聞かせるって本当に大切)
つくづくご縁を感じる神社でダイスキ!
そして波除神社には、築地ならではの「供養塚」なるものが存在するので紹介していく。

お寿司を作るために調理してきた魚の霊に感謝し慰め、お寿司を永久の食べ物として発展させていく決意の表明として立てられた最初の塚。

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天ぷら料理の組合によって建てられたもの。天ぷらに使う野菜や海鮮などたくさんの具材やその恵みに感謝し、天ぷらを象徴する海老の供養の塚として建立。

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高級食材であるアンコウの美味しさを伝え、霊を慰めるために魚河岸の仲買人たちが建立。
生きたまま市場に運ばれ、人々の栄養となってくれる新鮮な魚たちを供養する塚。

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和食の基本である出汁を支える昆布への感謝が込められた塚。

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寿司屋・料理屋等で厚焼き玉子を作る際に使用する大量の新鮮な玉子への感謝と供養、そして昔から玉子がいかに優れた食材であったかを人々に顕彰する為に建立。
ほかにも”魚がし碑”や”蛤石”など築地市場にちなんだユニークな石碑も境内の中にあるのでぜひ隅々までチェックしてみてほしい。
この日は見落としていたが、「吉野家碑」というものもあるそう。
牛丼の「吉野家」は日本橋の魚河岸で創業し、その後、築地市場に移転。築地市場内にあった「築地一号店」への感謝を込めて建てられたロゴ入りの石碑らしい…。ナニソレ見つけたかった!
吉野家には日ごろ大変お世話になっていますので、次は絶対に見つけたい。
特製とろろ牛丼が好きです。
一通り参拝をし終え、摂社・弁財天社の御朱印をいただいた。

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力強い墨書きと、鮮やかな朱色の朱印で構成されているデザインから、この土地の職人や商人たちの飾らないまっすぐな潔さを感じた。
大きなお歯黒獅子の横に押されている、今年の干支である丙午のスタンプは、3ヶ月おきに色が変わるのだそう。
御朱印と一緒に、本物の木を和紙に貼ったしおり「干支の季の栞」もいただける。(※数量限定)

かわいい
こちらの栞も、3ヶ月ごとに絵柄が変わるようだ。
今期の栞の配布は終了していたので、またリベンジしなければ…!
こういった御朱印や栞の季節ごとに変わるデザインには「四季を通じて、神社や神様との縁を何度も結び直してほしい」という神社側の願いが込められている。
また、季節の節目を感じるきっかけになるのもすごく素敵だなと思った。
ちなみに御朱印帳にも魚のイラストが描かれているものもあったり、築地っぽさ満載でとってもかわいかった。

こんなの欲しくなるヤン!
芸能上達・学業成就・金運上昇のお守りである「波除弁財天 一粒万倍守り」もいただいた。
「一粒の小さな籾(もみ)が万倍にも実る」という意味の吉日「一粒万倍日」にちなんで、持ち主の才能や努力、運気が豊かに広がっていくようにとの願いが込められているらしい。ぜひ豊かに広がってほしいものだ。
もう一つ気になったのは「干支めぐり」。
授与所で「干支めぐり守り」を受け、自身の願い事に応じて4色の中から同じ色の祈願玉を2つ選ぶ。
緑:健康・家内安全
赤:学問・合格祈願
黄:金運・商売繁盛
紫:恋愛・良縁祈願
十二支それぞれの名前がついた燈籠が境内に配置されているので、自分の生まれ年の干支の燈籠を見つけ、そこにある器に祈願玉を1つ納めて手を合わせる。ミッションに挑んでいるようでワクワク!
境内で見かけた器にはいろんな色の祈願玉が入っていて、カラフルでかわいかった。

これは亥
残ったもう1つの祈願玉は、付属のお守り袋に入れ、自身の身代わり・お守りとして自宅に持ち帰る。
授与品にもこうして楽しい仕掛けが満載で、築地の粋とユーモアを重んじる職人文化に通ずるものがあるのかなと感じた。
ふと立ち寄った神社だったが、帰る頃には心身ともに満たされ、パワーがみなぎっていた。
境内は決して広いわけではないのだが、見どころやおもしろい仕掛けがいろんなところに散りばめられていて楽しかった。
楽しかったという表現が合っているのか分からないが、純粋にめちゃめちゃ楽しい神社だった。
私の片想いだったら気まずいが、多分相性抜群だしまた絶対に訪れたい。
ふらっと立ち寄った先にこんな素敵な出会いがある。
これだから寺社巡りは最高だ!!!
木野山ゆうさんが巡縁で執筆した記事はこちらからご覧いただけます。
あやかり人生、参拝日和。〜木野山ゆうの縁結び・開運を楽しむ小さな旅〜
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