呼ばれた人しかたどり着けない!?「椿大神社」で御祈祷を受けたら、本気で人生が変わった!
2024.10.29
神様に呼ばれた?伊勢国一の宮・椿大神社へ
先日、伊勢神宮からの帰り道。以前から気になっていた、とある神社へと立ち寄ることができました。
その名も「椿大神社(つばきおおかみやしろ)」。こちらは「神様に呼ばれた人しか行けない神社」として、神社・お寺好きの間ではかなり有名な神社です。
筆者も伊勢神宮には何度も参拝してますが、椿大神社は存在こそ知っていたものの、今回が初めての参拝。
まさに「呼ばれた」としか思えないタイミングで伺ったので御祈祷を受けたら、その後の人生が驚くほどに変わったので、今回は参拝レポートと共にご紹介したいと思います。
みちびきの神様が鎮座する。「椿大神社」とは?
椿大神社は、古墳時代に創建したと伝わる大変歴史ある神社。
全国に二千以上あると言われる猿田彦大神(さるたひこおおかみ)を祀る神社の総本社です。社伝では、倭姫命に神託が下り、猿田彦大神の墳墓の近くに「道別の大神」のお社を作ったのがはじまりです。
元は「道別大神の社」と呼ばれていましたが、仁徳天皇の時代に、「椿」という名前を社名とするようにとの霊夢があり、現在は「椿大神社」となったそう。
三重県内では、伊勢神宮、二見興玉神社に次いで参拝者が多く、地元の人からは「椿さん」として親しまれています(筆者も以後、親しみを込めて「椿さん」と呼ばせていただきます)。
猿田彦大神は、ものごとを良い方向に導いてくれるみちびきの神様であると共に、土地や屋敷の守護神とも言われていて、地鎮祭の時はこちらで授与していただいたお砂をまくと末永く家を守ってくださると言われています。
猿田彦大神とは?
伊勢神宮のコラム(リンク)でもご紹介した猿田彦大神ですが、ここで改めて、少し詳しくご紹介したいと思います。
日本神話に登場する猿田彦大神。古事記においては猿田毘古神や猿田毘古之男神、日本書紀では猿田彦命と表されています。
邇邇芸命(ににぎのみこと)が日本をおさめるために天孫降臨をした際、鼻が長く、背が高く、目が鏡のように輝いている、立派な神様が現れました(この姿は、天狗のモデルになったと言われています)。
そこで天照大御神は天宇受売命(あまのうずめ)に「あの神は誰か尋ねてみよ」と命じました。すると神は「猿田毘古神で、邇邇芸命らの先導をするために来た」と答えました。
その導きによって、邇邇芸命は無事に葦原中国へ到着。日本書紀では猿田彦大神を天宇受売命が送り届け、その後夫婦神として、五十鈴川のほとりに鎮座したと言われています。
車だと結構行きやすかった椿さん。
今回、筆者たちは伊勢神宮から名古屋へ向かう途中で立ち寄りました。
実は、「呼ばれないと~」などと言われる理由に、交通の便の悪さがあげられているようです。
確かに、公共交通機関だと、名古屋駅から近鉄特急で四日市駅まで行き、そこからバスで1時間ほどかかるとのこと。それは確かに遠いなぁ~と思いましたが、車だと、鈴鹿ICから降りて、わずか5分!意外とあっさり到着しました。
参拝してみたい方は、可能であれば車で行くのがおすすめです。
入った瞬間から好きになった、誰でもウェルカム!という雰囲気の神社
鳥居をくぐって境内へ進むと、何ともスッキリとした雰囲気が漂っていました。
まさに清々しい、という雰囲気。そして、とても優しい風が通り抜けていきます。「あ、この神社好きだな~」と感じつつ参道を進むと、かなり間口が大きな拝殿に到着。
誰ですか、呼ばれないとたどり着かないなんて言ったのは!?というくらい、ウェルカムな雰囲気がすごい!あ、呼ばれたから歓迎されている感じがするのでしょうか?
二礼二拍手一礼で参拝していると、ふと「御祈祷」の文字が目に入りました。今回、ふらりと参拝だけで訪れるつもりだったのですが、予約なしでも受けられるとのこと。
せっかくだからと、お願いしてみることにしたのですが…これが、かなりすごい御祈祷だったのです!
受ける価値がありすぎた!超充実していた御祈祷
通常御祈祷は5000円からの神社仏閣が多いですが、椿さんは3000円からと、優しすぎる設定。
早速、住所や名前を書いて、申し込みました。
すると、ほぼ待つことなく、お呼び出しが。進んでいくと、拝殿ではなく手前のお部屋に通されました。
ふむふむ、ここが御祈祷を受けるお部屋なのかな?と思っていると、
「これより、御祈祷を受けられる前のお祓いを致します」とのこと!はじめての展開にびっくり!
しかも、この御祈祷前の御祈祷が、結構な長さでしてっ。えーーー、3000円でこんなに丁寧なの!?と、驚きました。
10分ほど受けた後、いよいよ拝殿へ。そこから御祈祷の本番が始まりました。
すごい、すごすぎるよ、椿さん…。
何より、拝殿での御祈祷が、すっごく気持ちよくて。きっと懐の大きな、カッコイイ神様なんだろうな~と思いました。
ちなみに、今回筆者がお願いしたのは、「心願成就」でした。オールマイティーなのと、自分でもお願いごとがはっきりしていない時に、私の心の底にあるものを見てくれー!という意味でもよく選びます。
そして、これが思わぬ方向へと進むことになるのですが…それはまた後程。
同行者の祈祷中に不思議なことが!
今回、伊勢神宮ツアーの途中で立ち寄ったので、巡縁女子をはじめ複数人の同行者がいました。
その中の1人に女優さんがいて、御祈祷内容も芸道精進でした。
通常は猿田彦大神へのお願いになるのですが、芸道の場合は配祀されている天之鈿女命への御祈祷になるのです。
すると、彼女の名前が読み上げられた時、サァァァァってすごい風が吹いて、拝殿がかなり騒がしくなりました。
そして、次の人の名前が呼ばれると、再び静寂が訪れて…筆者はもちろんも他の同行者も一緒に御祈祷を受けていた人の時も、ずっと静かだったのに、その時だけ拝殿の中で、何かが飛び跳ねて行ったような気配がありました。終わった後、全員が「天之鈿女命、来たよね!」「踊ってたね!」と大はしゃぎでした。
この記事を書いている時、ちょうどその女優さんと出かける機会があったのですが、当日、バッグの中には新しい台本が入っていました。
「あれから、少しずつお仕事増えてきてるよ。今度CMにも出るかも!」とのこと!
やっぱり天之鈿女命がいらっしゃったんですね。御利益がすごすぎますっ。とてもいい女優さんなので、ぜひ今後もたくさん活躍してほしいです♡
時間がなさすぎて他が散策できず!
御祈祷が想像以上にしっかりしていたので、残念ながら境内を散策する時間がありませんでした。
十分満たされたのですが、天之鈿女命が祀られているお社や、パワースポットだというかなえ滝、なでると宝くじが当たるという招福の玉、そして松下幸之助さんが寄贈されたという茶室など、まだまだ見所がたくさんあった様子…これは絶対リピート参拝必須だなぁ~と誓ったのでした。
まとめ。
想像以上に心地よくてすばらしい神社だった椿さん。
そして、御祈祷を終えて、1ヵ月少々経過した頃、筆者に人生を大きく変える衝撃の展開が待っていました!詳細は語れる時が来たらお伝えしますが、とっさに思ったのが「椿さんに導かれたな」ということ。
これからの人生がどんなものになるのかはわからないですが、きっとみちひらきの神様が、良い方向へ導いてくださるハズ。それに見合う努力をしていかなくてはな~と感じました。
もし何かに迷っている人や、今の生活が何となく停滞している気がする人は、一度参拝に挑戦してみるといいかもしれません。無事に神社にたどり着けたら、きっと懐の大きな猿田彦大神が、良い方向へ導いてくださいますよ!
筆者紹介
**Ryo**
執筆家。
趣味は寺社仏閣巡りと国内旅行、
読書とBリーグ観戦。スタバ好き。