大阪最強パワスポ!住吉大社にお参りしてみた!

大阪最強パワスポ!住吉大社にお参りしてみた!

2024.07.07

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さて、1年の半分を過ぎたこの時期。
「夏詣」(なつもうで)という、年の半分の節目として七月一日以降に神社・仏閣に詣でる風習が流行り始めているようです。

今回は、全国初詣ランキング上位に毎年ランクインする「住吉大社」をレポートします!ぜひ住吉大社へ『夏詣』に行かれてみてはいかがでしょう!

 

住吉大社とは

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住吉大社鳥居

住吉大社は、全国に2300社ある『住吉神社』の総本山です。
お祀りしているのは、「住吉大神」(すみよしおおかみ)と呼ばれる、3柱の神様。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が、黄泉の国から地上に帰った時に行った、禊払い(みそぎばらい)で産まれた、禊を司る神々です。

  • 底筒男尊(そこつつのおのみこと)

  • 中筒男尊(なかつつのおのみこと)

  • 表筒男尊(うわつつのおのみこと)

宮崎県 阿波岐原(あはぎはら)に現在もある「みそぎ池」に、伊弉諾尊が身を沈めた際に、水の中から生まれ出でたと言われる男神たち。

名前をよく拝見すると、「底」・「中」・「表」と位置を表す言葉が入っておられます。運営は体を池にそっと体を沈めたときに、対応する体の部位から生まれ出た水あわの神様のように感じました。もしくは、静寂の水面に湧き上がった、池の底の揺らぎでしょうか。

住吉大社はその3柱をそれぞれ、第一本宮から第三本宮に祀っていらっしゃります。第4本宮には「神功皇后」が祀られています。

 

神功皇后とは?

神功皇后は、日本の神話におけるまさに「母は強し!」を表すスーパーヒロイン。なんとお腹にのちの「応神天皇」となられる赤ちゃんを身籠りながら海を渡り、当時の新羅を倭国に組み入れたと伝わります。

そのご由緒から、安産や子育ての神、また武功の女神と言われ、全国的に厚く信仰されてきました。

運営も大昔に「神功皇后」の神話を知った時、このような強い女性像が日本に存在し、愛されてきたことに驚きました。そして、及ばずながらも同じ女性として爽快感を感じました。

 

住吉大社にくれば叶わない願いはない!?

さて、そのご利益から「大阪一のパワースポット」とも呼ばれる住吉大社には、境内に数多くの「摂社」「末社」があり、訪れた人の願いに必ず合うお社があること間違いなしなんです!

※ 摂社・・・境内にある住吉の祭神とゆかりの深い神社
※ 末社・・・住吉と関係ある神社や、崇敬している人が境内に招いた神社、その他の社のこと。

 

縁結びの「侍者社(おもとしゃ)」

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侍者社(おもとしゃ)

『巡縁』で特集した「本当に効いた!?大阪の最強縁結びパワースポット6選」でご紹介した、末社の侍者社(おもとしゃ)は最強縁結びスポット!
初代神主とその妻神をお祀りしている神社です。

そのお詣り方法は独特です。

縁結びの願いを求める方は願いを込めて「おもと人形」を授与いただきます。そのお人形の後ろに、自分の名前と願いを書き入れ、奉納してください。

また、結婚したらゴールではないことは大昔からの周知の事実だということでしょう。こちらでは【夫婦円満・和合】の願いを込めて、同じように「裸雛」の奉納があります。

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向かって左が「おもと人形」、左が「裸びな」

授与所で、「住吉土人形」と呼ばれる、これらの「おもと人形」「裸びな」といった土人形がいただけます。

「おもと人形」「裸びな」に並んでいるのは、縁結びのご利益がいただけそうな「むつみ犬」。
なんとも言えない、おおらかな表情をしていることがとても印象的でした。

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住吉土人形は、江戸時代後期から、明治にかけて住吉参りの代表的な土産として流行したそうです。

 

永遠に広がる福をいただける楠珺社(なんくんしゃ)

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楠珺社(なんくんしゃ)

数ある摂社・末社の中でも、運営のおすすめは、楠珺社(なんくんしゃ)
商売発達・家内安全のご利益がいただけます。

樹齢1000年を超える楠木(くすのき)への信仰から、その後、根元に祠をつくりお祭りになるようになったとのこと。祭神は、宇迦魂命 (うがのみたまのみこと)。いわゆる、お稲荷様ですね。

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こちらでは、参拝の際、招福猫をいただいてお願いをする習慣があります。4年続けることで、「始終発達」(しじゅうはったつ=四十八辰)の福が授かると全国からの信仰を集めているそうです。永遠に伸びしろが続くご利益なんて、これはお参り必須ですね!
招き猫は、左手は人招き、右手は金招きといわれているそうです。

 

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「お金」を招きたい運営です。

こちらの招き猫も「住吉土人形」。手の中にそっと収まり、ほのかに温かみを感じる素朴なお人形です。

 

住吉大社のはてな5選!

さて、住吉大社はまだまだ、数多くの見どころスポットがあります!「一寸法師のお椀」「おもかる石」「誕生石」「種貸社」「大海神社」・・・etc.!

住吉大社の膨大な歴史と、信仰の歴史はとても書き尽くせないと実感します。詳細な説明は公式HPにお願いすることとしまして、運営が実際に回って感じた「❓」(疑問)と、その回答を5つご紹介したいと思います。

 

疑問その1:「五大力守」ってどんなお守り??

答え:手作りのワクワクが体験できる!どんな願いも叶ってしまう万能お守り!

住吉大社のお守りとして、第一に出てくるであろう「五大力守」
こちらは、「五所御前(ごしょごぜん)」と呼ばれる、神聖な場所から「五」「大」「力」の石を自分で探し出し、専用のお守り袋に願いを込めてそっと仕舞うというもの。

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運営のいただいた「五大力守」家内安全・商売繁盛を祈りました!

願いが叶った時には、授与所で小石を3ついただき、心を込めて「五」「大」「力」と書き付け、前にいただいた小石と合わせて「五所御前(ごしょごぜん)」にお返します。

住吉大社において、「五大力」は「体力・智力・財力・福力・寿命」を意味しており、心願成就のお守りとされています。こちらをいただくことで、万能の願いが叶ってしまうかも!?

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「五所御前(ごしょごぜん)」

「五所御前(ごしょごぜん)」は神功皇后が住吉大神を祀られる場所を決められる際に、1本の大樹に三羽の白鷺が舞い降り、この場所だとお伝えしたとされる大変神聖な場所です。

この神聖な場所にぐいっと手を入れて、数多くの小石から目当ての文字を探す楽しさは、なんともいえないものでした!

ちなみに五大力とは

五大力とは、仏教では「五大力菩薩」を表し、仏教・法・僧を護り、国土を護る力のある菩薩さまです。その昔、道祖神の別のお姿と考えられいました。

道祖神はその地域の守り神、 子孫繁栄、旅や交通安全のご利益があると言われています。そのため、その昔は女性が想い人へ宛てた手紙が無事に届くようにと「五大力」と書き添えられていたそうです。

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良縁祈願おもとみくじの「おもと人形」

道祖神はまるで「おもと社」の「おもと人形」に似たお姿です。

住吉大社は神話の時代からある由緒正しい神社であることからか、人類の願いは人のご縁が続いていくこと、そのものであったことをおおらかに思い起こさせる由来が多いように感じました。

 

疑問その2:住吉造って男神と女神が見分けられるってほんと??

回答:神社建築の最古の様式の一つ!住吉つくりは、本宮の屋根部分にある千木(ちぎ)で男神と女神がわかる!?みたい。

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本宮景観

「住吉造」と称される本殿は、神社建築史上最古の様式の一つで四本宮すべての本殿が国宝に指定されています。

第一から第三は男神である住吉大神が祀られた本宮。

第4本宮は神功皇后が祀られています。

本宮には「千木」と呼ばれる屋根の上に突き出てクロスした部分が、地面と垂直か、地面と平行かという違いがありました。

前者が男神、後者が女神。

必ずしもそれを意図して制作されたという記述は見つけられておりませんが、他の神社に訪れた時にも、そんな違いを意識して観察してみると面白いかもしれませんね!

 

疑問その3:うさぎがたくさんいるのはなぜ?

回答:住吉大社ができた日が、うさぎの日だったから。

境内には、うさぎのフォトスポットや、うさぎのおみくじ、さらに手水舎にもうさぎと愛らしいうさぎのオンパレード!

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うさぎさんフォトスポット

うさぎといえば!「いなばの白うさぎ」の神話から、大国主命の使いというイメージが一般的ではないかと思います。

こちら住吉大社の由来は、住吉大社の創建が神功皇后摂政11年(211年)辛卯(かのとう)の年の卯月の卯の日だったからと言われているそうです。

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うさぎの口からお水。手水舎

疑問その4:遣唐使発進の地!?海ないけど!?

回答:大昔、堺は堺津と呼ばれる港町。住吉大社の目の前は大昔、海でした。

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遣唐使の記念石碑

その昔、住吉大社は白い砂浜に青々とした松原が続く、おおらかで日本的な風景が続く美しい場所だったそうです。現在の天橋立のような風景でしょうか。万葉集や古今和歌集に、その風光明媚な風景が歌われています。

そして、住吉大神が神功皇后に海上安全の守護を御神託なさった由来から、海上安全の守護神として信仰されていました。奈良時代、遣唐使を送り出す際には必ず朝廷から道中守護依頼があったそうです。

江戸時代になり、海上輸送が盛んになるとともに、運送船業の関係者の間にその信仰が広がりました。境内にある約600基の石燈籠の多くは、運送船業の関係者から奉納されたものだそうです。

大変大きなものでしたよ!圧巻でした!

 

疑問その5:「禁裏御所祈祷場所」とは!?

回答:天皇などの命令により、国家鎮護などを祈願する由緒正しい神社ですってことみたい。

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「禁裏御所祈祷場所」石碑

住吉大社の駐車場から「反橋(そりはし)」に向かうと、途中の橋の隅に多いな石碑が建っております。そこには「禁裏御所祈祷場所」と書かれていました。

うむ、石灯籠の大きさに負けず劣らず、迫力を感じます。

こちらは「天皇などの命令により、国家鎮護などを祈願する由緒正しい神社です」ということを示したものだとのこと。

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反橋(そりはし)

その橋からは、渡るだけでお祓いになると言われる「反橋(そりはし)」が見えます。あまりに急な勾配のため、お正月には通行止めになるそうです。

豊臣秀吉の妻である淀君が造設したとも、息子である秀頼が造設したとも言われる由緒正しい反橋。神域の前に橋や川があるということは、橋向こうは「神々の住まう世界」であるということ。神聖な気持ちで渡りましょう!

 

住吉大社は人々が「自分の力ではどうにもならない願い」を祈ってきた、温かみを感じる場所だった!

初お参りさせていただきました、住吉大社。

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人の古来から変わらない願いとは、身近な人々の幸せと縁を願うものであったのでしょう。

住吉大社から感じたのは「住吉土人形」に代表されるような、まるで万葉集の世界のようなおおらかさと素朴さ、そして力強さでした。

また近くの住宅地にもお社が点在しており、住吉大社があることによって、近隣の方々は信心深いのであろうことが見受けられました。

目の前に白浜と青い松が続く風景は、それは美しかったのでしょうね!

さて、住吉大社では、7月31日に『おはらい』と呼ばれる、夏越大祓神事(なごしのおおはらいしんじ)が行われます。
住吉大神はその由来から、「祓」を司る神さま。『おはらい』は国中の大祓を行う神事で、大阪府指定無形文化財に指定されています。

お近くの方も、遠くの方もこの日は住吉大社の方角に向かって手を合わせ遥拝してみてはいかがでしょうか。

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