初詣参拝者数No.1!都心のど真ん中にあるスーパーパワースポット「明治神宮」に行ってみた。
2025.12.10
都会のオアシス。明治神宮へ行ってきた
仕事に追われる日々で、心がすっかり乾ききっていた時。
ふと思い出したのが、東京のど真ん中にある明治神宮でした。
日本の初詣参拝者数第一位でおなじみの神社ですが、参道の鳥居や清正の井戸をはじめとした数々のパワースポットとしても有名です。豊かな森に囲まれたあの聖域であれば、ささくれた心を癒してくれるはず!
というわけで今回は、明治神宮の歴史や絶対に外せない見どころ、あまり知られていないパワースポットやご利益、さらには初詣でなるべく並ばずに参拝する方法など、“明治神宮”を徹底的にご紹介します。
あらためて、明治神宮とは?
明治神宮は、東京都渋谷区にある神社。明治天皇と皇后の昭憲皇太后を御祭神としておまつりするために、大正時代に創建されました。

関東大震災や戦災で何度も焼失したものの、その度に再建や整備を重ねて今日に至ります。代々木・原宿のエリアにまたがるその広大な敷地は、東京ドーム約15個分にも及びます。お二人が大変仲睦まじかったことや、国民の幸福や平和を願われたことから、家内安全・縁結び・夫婦円満・国土繁栄などのご利益があるとされています。また、明治天皇が学問を重んじたことや昭憲皇太后が女子教育の発展に尽力されたことから、学業成就や厄除けのご利益もいただけるそう。
毎年正月には約300万人以上という日本で最も多くの初詣参拝者数を集めることでも知られており、その行列は参道の外まで伸びることもあります。
国民の想いでできている「永遠の杜」
明治神宮の最大の特徴は、都心に広がる約70万平方メートルにも及ぶ広大な「杜(もり)」です。
この広大な森は自然にできたものではなく、何と創建にあたって全国から献木された樹木によってつくられた人工林なのです。

各地から集められた約10万本もの木々は、11万人もの人々の勤労奉仕によって植えられたそう。木々が大きく成長したことから、現在は234種・約3万6千本となり、都内では珍しい動植物や新種・絶滅危惧種も発見される鎮守の森として都民のオアシスとなっています。
明治神宮へのアクセスは3通り
公共交通機関で明治神宮に参拝する際、主に3か所に入口があります。どの入口から入っても参拝までに徒歩で10分ほどかかります。
なお、明治神宮の参拝時間は、元旦を除くと日の出から日の入りまで。とても神社らしいのも魅力的です。
南参道口
別名・原宿口と呼ばれる、その名の通り原宿駅からすぐの場所にある入口です。鳥居まで約1分とアクセスも良く、参道に見所も多いため、オススメの入口です。
北参道口
こちらは代々木口とも言われている、代々木駅から歩いて5分ほどの場所にある入口です。南参道口のちょうど反対側に位置しており、途中で同じ道にたどり着きます。
西参道口
別名・参宮橋口と呼ばれる、小田急線の参宮橋か駅から徒歩5分ほどの入口です。初詣の穴場入口とも言われており、他の2つの入口よりも利用者が少ないのが特徴です。
車の場合
とりかく立地が良い明治神宮ですが、何と専用の駐車場もあります。北参道口に入口があるので、そこから指示通りに進むと、駐車場にたどり着きます。ただし、かなり混雑して満車状態の場合が多いため、できるだけ公共交通機関を使用するのがおすすめです。
初詣でなるべく並ばずに参拝するには?
明治神宮と言えば、初詣の大行列が有名です。何と、約300万人もの方が参拝されることで、2時間以上待つのが当たり前とのこと。
では、なるべく並ばずに済む方法はあるのでしょうか?
空いている早い時間を狙うべし!
毎度、巡縁ではお伝えしていますが、神社仏閣で一番空いている時間は、ズバリ、「早朝」です。
それは初詣でも同じで、明治神宮の場合、元日は午前2時頃から落ち着いてきて、明け方はかなり空いているそう。そして、前日共通するのが、午前10時頃から混み始めて、お昼前後がピーク状態に。つまり、10時前の参拝であれば、比較的空いている状態でお参りできそうです。
混在の少ない門から入る
前述の通り、明治神宮には3つの門があります。混雑する順に、南参道口⇒北参道口⇒西参道口、となります。つまり、参道まで最も近く、JRと地下鉄副都心線という2路線の駅からアクセスが良い南参道口が最も混雑するということ。
逆に、小田急線のみの利用となる西参道口は、他の2つよりも比較的空いているそうです。
三が日を外す
初詣と言うと三が日に行かなければ…と思っている方も多いかもしれませんが、1月7日までは「松の内」と呼ばれており、この日までを目安に参拝すれば初詣となります。また、最近ではさらに伸びて、1月中であれば大丈夫という声も出てきています。
無理をして三が日に参拝せず、松の内までに、もしくは1月中にズラし参拝をすると混雑はかなり回避できるはずです。ただし、最近はそのような傾向の方も多いので、1月の土日は三が日レベルに混雑している場合があるので、上2つでご紹介した方法での参拝がおすすめですよ。
久しぶりに明治神宮に参拝してみた
冒頭の通り、ややささくれた心を抱えていた私。癒しを求めて、かなりお久しぶりの明治神宮に参拝してきました。

毎回、南参道口から行くのですが、今回も同様に原宿駅からすぐの入口を利用。原宿駅も新しくなったため、以前よりも鳥居が近くなっています。鳥居近くにカフェができたり、隈研吾さんの設計で話題になった明治神宮ミュージアムができたりと、新しくなったものも増えていますが、森に囲まれた厳かな参道は変わっていませんでした。
参道で昔いただいたご利益を思い出す
参道を進みながら、思い出すのはずいぶん前のこと。受験の時、初めて明治神宮に初詣に来たのですが、1月2日だったのに参拝するまで4時間近くもかかりびっくりした記憶が残っています。
しかし、そのご利益はバツグンで、希望した学校に何とか合格できました。また、その後にとある国家資格を取りたいと思って参拝したところ、こちらも見事に合格することができました。それ以来、学問にはかなりご利益がいただける神社だなぁと思っておりました。
名物の酒樽と、迫力満点の鳥居は必見!
昔のことを思い出しつつ進むと、こちらは変わっていてない奉献酒樽がずらり。初めて見た時はかなり衝撃的でした。

ちなみに、こちらに大量の酒樽が奉納されているのは、明治天皇を敬う気持ちを込めた全国の酒造家たちが献納されているからとのこと。最近では、「鬼ころし」のあたりがパワースポットと呼ばれているらしく、写真を撮る人が増えているそうです。また、明治天皇がワインを好まれたことから、ブルゴーニュ産のワイン樽も並んでいます。中にはロマネコンティなどもあるので、こちらもぜひ見てみてください。

お酒の前を通り過ぎて参道を左手に曲がると、巨大な鳥居にたどり着きます。かなりの迫力があり、多くの方がこちらで記念撮影をしていました。こちら、木造の明神鳥居としては日本一とのこと。高さは約12m。柱の太さは1.2mもあるそうです。数字だけ見ても、すごいですよね。
いよいよ本殿へ参拝。
鳥居を超えると、参道は右に大きく曲がります。その先に進むと、本殿に到着です。広い石畳の先に、立派な社殿が見えます。

平日の朝に行くと、貸し切り状態になって贅沢な気分が味わえますが、この日は昼のいい時間だったので、結構な人数の参拝者がいました。それでも、大きな社殿では並ぶことなくゆったり参拝することができます。
ちなみに、初詣の時はこの社殿の手前に大きな白い布のはられた箱が用意されていて、そこにお賽銭を投げ入れて参拝する形になります。こんなに広い境内が人で埋め尽くされるので、ある意味それも見所かもしれません。
ここを忘れずチェック!明治神宮のパワースポット
明治神宮にはいくつかのパワースポットがあります。有名なところ、あまり知られていないところを含めて、ご紹介します。
有名パワースポット“清正井”は、御苑の中に。
大鳥居の少し先、本殿へ向かう参道の左手に、御苑と呼ばれるエリアの入口があります。こちらは元々この場所にあった加藤家や井伊家の下屋敷の庭園で、池を中心とした遊歩庭園として整備されています。菖蒲田には150種類・1500株もの花菖蒲が咲き誇り、梅雨の頃には多くの人でにぎわいます。

しかし、この御苑で最も有名なのは、清正井(きよまさのいど)。加藤清正が掘ったと言われる湧き水スポットなのですが、この井戸の写真をスマホの待ち受けにすると運気が上がると言われています。

ちなみに、御苑は維持協力金として500円の入場料が必要ですが、見ごたえがある庭園なのでぜひ入ってみてください。
くつろぎの芝生エリアと、健康長寿の亀石
本殿から参宮橋方面への参道を進むと、芝生エリアにたどり着きます。あまり知られていないエリアですが、都会のど真ん中とは思えない広大な空間です。
ここにある亀石も、明治神宮のパワースポットの一つ。亀の形をした石の頭を触ると、健康長寿のご利益がいただけるそう。

また、この芝生自体がかなりくつろげるのです。ここでボーと過ごすと、ささくれた心が浄化される気がします。せっかくなので、時間をとって、ここでゆったりするのもおすすめですよ。
ちなみに、参宮橋を出たところには、東京乗馬クラブが運営するポニー公園があります。生の馬がみられて、本当にかわいいので、こちらもぜひ立ち寄ってみてください。
隠れたパワースポットは境内のあちこちに!
もう1つ、あまり知られていないのですが、境内にはとあるパワースポットが、こっそりたくさんあります。それは、猪の目の金具たち!ハートの形に見える猪の目の模様をたくさん見つけると、恋愛成就のご利益があるとか。前述の通り、明治神宮は家内安全・縁結び・夫婦円満のご利益がある神社。ハートをたくさん見つければ、ご利益がたくさんありそうです。
まとめ
初詣全国1位の明治神宮をご紹介しました。懐かしい思い出に浸りながら、社会にささくれた私の心も癒される一時を過ごすことができました。
大都会にありながらも、自然豊かですがすがしい気持ちになれる明治神宮。
観光地としてはもちろん、都会の生活に疲れた人も、新年の初詣のみならず通年通して四季を感じに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。


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