桜大仏がまさに見ごろ!【壷阪寺】へ参拝してみた

桜大仏がまさに見ごろ!【壷阪寺】へ参拝してみた

2026.04.03

大河ドラマ「豊臣兄弟!」でも話題。【壷阪寺】へ行ってみた

 

最近、海外のSNSで話題の日本の風景の一つとして、桜と大仏が一緒に写っている写真を見たことはないでしょうか?

 

実はこの景色、奈良県にある「壷阪寺」のもの。仏様を囲むように桜が咲き乱れる景色は、まさに圧巻なのですが、冷静になって見てみると、この大仏さん、すごく大きいのでは!?と気づかれるはず。

コピーライト 壺阪寺 桜大仏

そう、桜大仏が一番の話題ではあるものの、この巨大な大仏をはじめ、壷阪寺には見どころが山のようにあるのです。しかも、今NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主人公でもある豊臣秀長に所縁のあるお寺でもあるとのこと!

 

これは絶対に行ってみなくては。ということで、残念ながら桜の季節ではなかったのですが、雪が残る2月に、壷阪寺へ行ってみました。今回は壷阪寺の見どころや歴史、そして実際に参拝をした様子をレポートします。

 

壷阪寺とは

 

壷阪寺は、奈良県高取町の壷阪山にある真言宗の古寺。正式名称は「壷阪山南法華寺(みなみほっけじ)」で、大宝3年(703年)に建立されたと言われる大変歴史あるお寺です。

壺阪寺 仁王門 仁王さま修繕中

ご本尊は、十一面千手観世音菩薩。開祖は元興寺の弁基上人で、この山で修行中に愛用の水晶の壷を坂の上の庵に納め、感得した観音像を刻んで祀ったことが始まりとされています。その後、元正天皇の祈願寺となり、平安時代には清少納言の「枕草子」「今昔物語集」にもその名が登場するほどの名所となりました。

 

西国三十三所観音霊場の第六番札所としても知られており、全国から多くの参拝者が訪れます。かつては36堂60余坊もの大伽藍が広がっていたとされますが、度重なる火災によって焼失。それでも三重塔と礼堂は今も残り、国の重要文化財に指定されています。

 

眼病の御利益あり!「目の観音様」としても知られる

 

壷阪寺のご本尊である十一面千手観世音菩薩は眼病に霊験あらたかな「目の観音様」として知られており、古来より全国各地から眼病平癒を願う参拝者が多く訪れていました。

壺阪寺 眼病封じのお寺

その歴史は長く、平安時代にはすでに「眼病に霊験あらたか」として広く知られていたよう。実際、「枕草子」にもその名が記されています。

現在も眼病平癒を願う参拝者が全国から訪れるほか、全国でも珍しい視覚障がい者のための施設も運営されているほど、その篤い信仰が続いています。また、境内には、目の不自由な方でも香りで楽しんでもらえるようにと、約1,000株のラベンダーが植えられているエリアもあります。

 

夫婦円満と縁結びの御利益も。

 

壷阪寺は眼病平癒と共に、夫婦円満や縁結びの御利益もいただけるそう。その有名なエピソードの一つが、「壷坂霊験記」という物語です。

 

眼病のために目が見えなくなった、沢市という男。その妻・お里は毎晩、夫の目が治るようにと壷阪寺に密かに参拝を続けていました。その姿を見た沢市は「妻が浮気をしているのでは」と疑ってしまいます。しかし、妻が自分のために毎晩参拝をしていたことを知り、疑ったことへの後悔とこれ以上妻に負担をかけたくないことから谷底に身を投げてしまいます。

 

それを知ったお里もまた後を追って身を投げたのですが、観音様の霊験によって二人は奇跡的に助かり、沢市の目も治ってしまう、というものです。現在でも本堂の近くに、二人が飛び降りたと言われる場所が残っています。

 

 

壷阪寺へのアクセスと拝観方法は?

 

壷阪寺は、あまり便利な場所にあるというわけではありません。特に平日はバスが廃止されたため、徒歩だと最寄りのバス停からも歩いて30分以上というなかなかハードな道のりです。

 

 

公共交通機関の場合

 

近鉄吉野線「橿原神宮前駅下車」または「壷阪山」駅下車
下市口駅行きに乗車し、「壷阪寺口」バス停から徒歩約30分
土日は「壷阪山駅」から奈良交通バス「壷阪寺前」行きに乗車し、終点で下車するとすぐ
3月31日〜4月10日迄 平日も「壺阪山駅」より奈良交通バス運行します

 

タクシーの場合

 

・近鉄橿原神宮前駅から約20分、参考価格は3,500円
・近鉄飛鳥駅から約15分、参考価格は2,500円
ただし公式HPでも案内がある通り、近鉄飛鳥駅からの方が近いのですが、タクシーが少なくかなりの待ち時間が発生するとのこと。
近鉄橿原神宮前駅の方が台数も豊富なので、おすすめだそうです。

 

車の場合

 

大阪方面から:南阪奈道路 葛城ICから約30分
奈良・京都方面から:京奈和自動車道 橿原北ICから約35分
名古屋方面から:名阪国道 針ICから約52分
有料駐車場のバーをくぐって山の上まで登ることもできますが、信号があるので注意してください。
駐車料金は普通車1日500円ですが、桜シーズンは別料金が必要です。

 

 

拝観料

 

大人800円 、小人(高校生以下)200円 、幼児(5歳以下)は無料
ただし、桜の開花シーズン(2026年は3/20〜4/12)は入山料が大人1,000円、小人300円に改定されるそう。また、4/2~7の駐車場は完全予約制になります。詳細は公式サイトでご確認ください。

 

▷▷壷坂寺公式HPはこちら!

▷▷壺阪寺・巡縁情報はこちら!

■ 西国三十三所第六番札所 壷阪寺(南法華寺)

〒635-0102
奈良県高市郡高取町壷阪3番地

 

壷阪寺に参拝してみた

 

参拝したのは、2月のある日のこと。まだ雪が残る路面にドキドキしながらも、何とか駐車場に到着し、信号を待って入口のある駐車場まで上がっていきました。入り口で入館料を支払い、いよいよ参拝開始です。壷阪寺は山の側面にお堂が並んでいるので、本堂までは階段で上がっていかなければなりません。

 

まずは、仁王門がお出迎えです。ただし、仁王さんは現在、お留守。修繕中とのことで、逆に仁王さんのいない仁王門の空間が見える、かなり貴重な時期でもあります。ぜひレアな空間を覗いてみてください。

壺阪寺 仁王門 仁王さま修繕中 お留守

 

存在感がすごい!天竺渡来の大釈迦如来石像

 

階段を上がっていくと、まず目を奪われるのが、石像たち。

壺阪寺 天竺渡来 大釈迦如来石像

壺阪寺 天竺渡来 大釈迦如来石像

中でも高さ15メートルにもある巨大な大釈迦如来像は、大迫力!桜に囲まれた写真でもおなじみの方が、こちらです。実はこの像たち、壷阪寺がインドで行った国際交流・石彫事業の一環で制作されたものだそう。このスケールの石像たちを、インドから日本に運んだ、というのも驚きの話ですね。

 

ちなみに、現在ではあのような桜と大仏の写真撮影は、なかなか難しいとのこと。理由は、人が多すぎるから…だそうです。SNSの力ってすごいですね。

 

 

知る人ぞ知る…灌頂堂の「豊臣秀長公像」

 

一方、石造の反対側、多宝塔の奥には今話題の豊臣秀長公と、秀長公の家臣で高取城主であり壷阪寺の伽藍復興に尽力した本多俊政公の像が安置されている灌頂堂があります。

 

元々このお堂は平安時代に建立されていましたが、火事で二度焼失。その都度再建されてきましたが、15世紀の火災の後に再建されなかったそう。その後、壷阪寺開創1300年を記念して、平成15年にこの場所にあった因幡堂の部材を使って、灌頂堂を再建したそうです。

壺阪寺 灌頂堂前 豊臣秀長公像 看板 壺阪寺 灌頂堂前 

内部に安置された二体の像は、江戸時代に作られたものだそうです。実は、大河ドラマが始まる前にも一度壷阪寺を訪れたことがあるのですが、気づかずに通り過ぎてしまったのか公開していなかったのか、今回初めてのご対面でした。

壺阪寺 灌頂堂 豊臣秀長公像 

本多俊政公共々、とても立派でキレイな像でした。大和地域が登場するのは終盤の秋以降になりそうですが、その頃には今以上の方々が観光に来ていそうですよね。これ以上混雑する前に、早めに参拝しておくのもおすすめです。

 

 

国の重要文化財!三重塔と礼堂

 

再び階段を上って、ついに本堂があるエリアへ。

 

壷阪寺のシンボルともいえる、三重塔がお出迎えしてくれます。室町時代に建立された塔で、高さは約23m。国の重要文化財に指定されています。

壺阪寺 三重塔 国指定重要文化財

そして、その向かいには、本尊を礼拝するための礼堂という建物。こちらも重文です。創建当初からあったと伝わっているもので、その後、何度かの焼失と建て替えを繰り返し、昭和になって建てられたのが現在の建物だそうです。
礼堂の裏には、本尊である十一面千手観音を安置した八角円堂があります。側面に入口があるので、靴を脱いで中に入っていきました。

コピーライト 壺阪寺  八角円堂

 

 

 

八角円堂内で、大迫力の本尊・十一面千手観音とご対面!

 

八角堂はその名の通り八角形の建物。

 

本尊である十一面千手観音が安置されている、本堂でもあります。その十一面千手観音、色々な意味で度肝を抜かれます。

本尊十一面千手観世音菩薩 正面 壺阪寺

まず、大きい!そして、独特のお顔をされています。文字であらわすと、どっしり、むっちり、ふっくら、という感じでしょうか。何ともクセになる仏様です。作られたのは室町時代だそうですが、古そうでもあり新しそうでもある。じっと見つめていると、とても不思議な感覚になりました。

本尊十一面千手観世音菩薩 右側 壺阪寺

ちなみに、タイミングがよければ、この観音様の間近まで行って、足をさわるという貴重な体験ができる行事に参加することができます。

「壺阪観音お身拭い特別結縁参拝」といい、その名の通り、観音様の足元を拭って仏様と縁をつなぐという行事。

八角円堂 展示 壺阪寺 八角円堂 展示 壺阪寺

2026年は4月25日から開催予定とのこと、機会があったらぜひ参加してみてください。

 

 

まとめ|桜だけじゃない・四季折々に見どころが「壷坂寺」

 

大河ドラマのイベントをきっかけに訪れましたが、1300年の歴史、豊臣秀長公とのゆかり、そして圧巻の石像群と盛りだくさんで、今回も充実した参拝となりました。

 

壷阪寺は、桜、山吹(やまぶき)、紫陽花(あじさい)、ラベンダー、紅葉と、四季ごとにまったく異なる顔を見せてくれるお寺でもあります。特に桜のシーズンは、大仏やお堂を包むように花が咲き誇り、4月1日からはライトアップも予定されています。

 

雪のために今回たどり着けなかったエリアもあるので、次は花の美しい季節に再訪してみたいと思います。

 

Deraさん自己紹介 コラムニスト 漫画原作者 趣味は御朱印集め カフェ巡り

 

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