2026.02.06
一昨年、伊勢神宮の外宮と内宮で、特別参拝を受けてきました。
その時の様子はこちら
その体験がすごくよくて色々な人に「いいですよ」「おすすめですよ」と言い続けていたのですが、ふと気づくともう2025年も残りわずかに。
(※2025年11月の出来事です。)
「あれ、“年パス”が切れちゃうんじゃない?」
そう、同行していた他のメンバーは1回限りでしたが、金額を多めにお包みしていた私は、翌年末まで有効な「参宮章」を頂戴していたのです。
せっかくだから年内に行っておかなければ!
と思い立ち、フリーな1日を見つけて弾丸で伊勢神宮へ行ってきました。
その際、服装ルールの新たな発見があったので、ご紹介したいと思います。なお、「特別参拝」は「正式参拝」や「御垣内参拝」とも呼ばれますが、今回も「特別参拝」で統一します

時間があればゆっくりしたい伊勢神宮ですが、突然「ちょっとお参りに行きたいな…」と思いつく日もあるはず。主要な都市からであれば、伊勢神宮は日帰り参拝が可能です。
各都市から外宮の最寄り駅である「伊勢市駅」までのルートと目安時間は、以下の通りです。
◎名古屋から:近鉄特急を使って、約1時間20分。
◎京都から:近鉄京都線で大和八木駅まで約1時間10分、近鉄特急に乗り換えて約1時間15分。トータル2時間30分弱。
◎新大阪から:JRなどで大阪(鶴橋)へ向かい、そこから近鉄特急で約1時間50分。トータル約2時間10分〜20分ほど。
◎東京から:名古屋まで東海道新幹線で1時間30分強。そこから近鉄特急を使って約1時間20分。トータル3時間ほど。

特別参拝は、外宮と内宮の御帳(拝殿の手前にある白い布)の内側に入って、鳥居の手前で参拝ができるというもの。
一定の手続きが必要で、服装にもルールがあります。
特別参拝は予約なしで行えます。まずは当日、窓口で「式年遷宮奉賛金」をご奉納します。
金額は、私が知り合いから聞いた金額は「2,000円以上」だったのですが、ネットのクチコミなどを見たところ、「1,000円以上であれば参拝が可能」なようです。また、翌年まで何度でも参拝できる通称”年パス”も、「1万円以上」と聞いていましたが、「5,000円で大丈夫」という情報も耳にしました。
気になる方は、ぜひ窓口で確認してみてください。
受付は、外宮・内宮共に、お守りをいただく窓口の並びにあります。
なお、私は前年度に1万円ご寄付していたので、翌年まで有効の「参宮章」をいただいていたので、今回は受付をスルーしました。

特別参拝をする際、服装にはルールがあります。岡山県神社庁さんのHPには以下のように書かれています。
“参拝者の服装は礼服が望ましいが、敬意を失しない程度の平常服(男子の背広、女子のこれに相当するもの等)は許可する。但し、この場合、男子は背広、ネクタイを着用し、女子はこれに準じた服装を整えること”

この服装ルール、本当に「人による」みたいです。当日、様々な経験をしたので、後述します。
思い立ったのは数日前のこと。突然ぽっかりとフリーな1日があり、「どこか神社かお寺に行こうかな~」というノリで、思いつきました。
「そうだ、伊勢に行こう」
どうしても日帰りしか日程がとれなかったので、今回は外宮と内宮のみ。二見興玉神社に立ち寄る時間がなかったので、前回いただいた「無垢塩草」を持参して参拝することにしました。
前回はバッチリのブラックフォーマルで行きましたが、今回はさすがに喪服で移動するのは難しかったので、以下の服装を選びました。
・黒のセットアップ(下はパンツ)
・黒のジャケット
・黒のレザーのパンプス
・緑色のスカーフ
正直、ルールギリギリかなぁ…と思いましたが、ダメならあきらめて普通に参拝しようと決めました。靴だけは、ギリギリまでスニーカーと迷ったのですが、後々これが吉と出ます。
午前中を移動に費やして、外宮に到着したのは正午頃でした。
11月頃だったのですが、思った以上に参拝者が多くびっくりです。

前回学んだ決まりを守って、参道の左側を進みます。砂利がシャリシャリと小気味の良い音を立てます。
鳥居の向こう側に、人だかりができていました。
何だろう?と寄って行ってみると、何と、神鶏さまが!外宮でお会いしたのは、初めてですっ。うれしい~。
とはいえ、15時までには内宮の参拝を終えたかったので、寄り道を我慢してまっすぐ正宮へ向かいました。


久しぶりの外宮。正面で一礼だけして、鳥居の左手にある建物へ向かいます。若い神職さんが座っていらっしゃり、参宮章をお渡ししました。服装が少しゆるいのでドキドキしていましたが、にこやかにご案内くださり、とりあえず一安心です。
前回同様、お祓いを受けて、御垣内へ。完全に貸し切り、一人だけの参拝でした。
後ろから「え、ここって入れるの?」「すごい、中に入ってる」など、他の参拝者がザワついているのが聞こえて少し恥ずかしかったですが、足元がとにかく危ないので気にしている場合ではありません。ゴロゴロの玉砂利の道を、今回もペンギン歩きでヨチヨチ進みます。
そして、鳥居の正面で、参拝。元々気持ちの良い外宮の空気ですが、ここの空間は本当に別格です。今回も、「無事に参拝できたことが本当にありがたい」と心から感じられました。
無事に外宮で参拝を終えたので、次に内宮へ。こちらは、外宮以上の人出でした。
こちらもほぼ寄り道せず、正宮まで参道をまっすぐ進みます。
内宮では外宮と逆で、参道の右側を歩きます。五十鈴川の御手洗場だけは立ち寄って手を清めていたら、夢中で写真を撮っていた女性がスマホを落としそうになっていました。

幸い、斜め掛けのストラップがついていたので無事でしたが、「人の振り見て我が振り直せ」「明日は我が身…」と気が引き締まりました。
ところで、前回、瀧祭宮に立ち寄るのを忘れて参拝してしまったのですが…何と今回も忘れてしまったのです!
ただ、今回は参拝が目的でお願い事をするつもりがなかったので、後で「すみません」とだけ手を合わせておきました。


外宮同様、鳥居の左手にある建物で、受付をします。対応くださったのは、外宮よりは少し年上の神職さん。すると、お祓いの前に一言。
「スカーフをお取りください」
何と、外宮ではスルーだったスカーフがアウトでした!
後々、巫女をやっている友人にその話をしたところ、「色じゃないかな。派手だとアクセサリー扱いになるかも」とのこと…スカーフは服装扱いとしてフォーマルでもOKかと思っていましたが、確かにその日のスカーフはわりと派手な明るい緑色。
無地や控えめな柄であれば大丈夫だったかもしれません。ただ、外してバッグにしまったらOKだったので、一安心です。
こちらでも無事に参拝を終え(もちろん、すばらしい時間でした)、お礼を言って戻っていくと、スーツ姿の男性がおひとり、待っていらっしゃいました。すると神職さんが一言。
「申し訳ありませんが、スニーカーではお受けいただけません」
・・・・危なかったぁぁぁ!
結構歩くのでギリギリまでスニーカーと迷っていましたが、パンプスにして正解でした。
感覚的は、外宮の神職さんであればOKだったかもしれません。もっと厳しい方であれば、私の服装でもアウトだったかもしれません。
今回感じたのは、「本当に担当してくださる神職さんの判断によるんだな」ということでした。
もし初めて参拝される方で服装に迷っているなら、可能であれば、ブラックフォーマルで参拝されることをおすすめします!
最高の時間を過ごせた弾丸の伊勢神宮。最後はおかげ横丁で、赤福を食べて締めくくりです。
夕方には帰路につけるので、翌日が仕事でも問題なく参拝できることがわかりました。


もちろんもっとゆっくり参拝できたら嬉しいですが、何となくモヤモヤしたり元気をいただきたかったりする時、「そうだ、伊勢神宮に行こう」ができるのは現代の幸せかな~と思います(昔は東京からだと1か月以上かかっていたのですもんね…)

今回の参拝は、服装について色々と勉強になりました。
実は外宮で、トレッキングのような格好をしたご夫婦が「私たちも(中へ)入らせてもらいましょう」と話しているのが聞こえました。その後、私が御朱印をいただいている際、そのご夫婦がそのまま鳥居の外へ戻っていくのを見かけたので、残念ながらおそらく服装でお断りされたのだと思います。
せっかく神宮まで来たのなら、ぜひ体験してほしい「特別参拝」。この記事や前回のレポートを参考に、万全の準備をして挑戦してみてください。
