インバウンドで大混雑!?伏見稲荷に行ってみたら、今回も不思議なことが起こった!

2025.07.20
やっぱり行きたい伏見稲荷!混雑回避の方法は?
日本を旅する外国の方が、絶対に行きたい日本の観光地として挙げるスポットの1つ、伏見稲荷大社。トリップアドバイザーのランキングで1位を獲得するなど、外国人観光客から圧倒的な人気を誇る神社です。ただ、同時に問題になっているのが、オーバーツーリズムによる大混雑。
今やふらりと参拝できる神社ではなくなってしまったようですが、それでもやっぱり行きたい、伏見稲荷!今回はそんな伏見稲荷に、混雑を避けて朝から参拝をしてきた様子をお届けします。
実は毎回、伏見稲荷に行くと不思議なことが起こる私。さらに、色々なハプニングが起こって山頂に行けなかったりもします…今回も何か起きたのか?そして、無事に山頂にはたどり着いたのか!?皆さんが知りたいであろう御朱印や参拝の所要時間、詳しいアクセスや見どころ情報もあわせてお届けしますっ。
今こそ参拝したい、伏見稲荷へ
日本人も大好きな、伏見稲荷。参拝したい!とは思うものの、現在は外国人観光客が押し寄せて、とてもではないけれどゆっくり参拝できる状態ではない様子。
以前、萬福寺さんに向かうためにJR奈良線に乗っていた際、稲荷駅で電車が止まったことがあったのですが、原因はあまりの人の多さ。伏見稲荷の参道が大混雑で動かない→ホームに人があふれる→電車から降りられない、という、驚きの現象を目撃したことがあります。う~ん、恐るべし、伏見稲荷…しかも、コレ、平日の話です!
日中は絶対に行けないパワースポットですが、巡縁をお読みいただいている方は皆さんご存じであろう、ご存じ「混雑を回避する方法」それは、「早朝参拝!」先日、たままた京都の仕事で伏見稲荷近くの宿をとっていたため、思い切って尋ねてみることにしました。到着したのは8:30頃。まずは、その時間帯からの参拝の様子をレポートしたいと思います。
そもそも伏見稲荷大社とは
伏見稲荷大社は、京都市伏見区にある全国約3万社の稲荷神社の総本宮。
平安遷都よりも前、奈良時代に創建と伝わる、1300年以上もの歴史を持つ由緒ある神社です。
御祭神は宇迦之御魂大神。元は「稲が成る=イネナリ=イナリ」から五穀豊穣や衣食住の神として祀られていましたが、次第に商売繁盛・家内安全・諸願成就など、様々なご利益を与えてくれる神様として広く信仰されるようになりました。
特に初詣の参拝客の多さが有名で、全国5位、関西1位となる約277万人もの人が訪れるそうです。
山自体が信仰対象
古来より伏見稲荷は、神社が鎮座する稲荷山自体が信仰対象となってきました。
現代でも、稲荷神がこの稲荷山に下り立った日が2月の午の日だったことから、全国の稲荷社では立春後初めての午の日を「初午」と呼んで、大々的にお祭りを開催しています。
稲荷山は標高約233メートルの霊山で、1周は約4キロ。1周巡ると、2時間ほどかかるそうです(そうです、というのには理由があります…)
また、山中には多くのお塚や鳥居が並び、稲荷山に登ってお塚や神蹟の巡礼は「お山する」と呼ばれています。
なぜ鳥居が有名?
伏見稲荷と言えば、連綿と続く鳥居が有名です。
真っ赤な鳥居がどこまでも並ぶ荘厳な姿は、撮影スポットとしても大人気。
では、なぜこんなにも鳥居が並んでいるのでしょうか?
伏見稲荷にたくさんの鳥居が奉納されるようになったのは、江戸時代以降のこと。願いごとが「通るように」という思い、もしくは願いごとが「通った」お礼が込められているそうです。
ちなみに、気になるお値段について。一番小さい5号サイズで30万円。最も大きい10号サイズは、189万円から。場所によってお値段が変わるそうですよ。
眷属の狐がいっぱい!
おいなりさんといえば狐の印象が強いですが、狐は神様に付き従っている神様の眷属。お稲荷さん自体が狐ではありません。
古来より狐は穀物を食い荒らす鼠の天敵だったことから、豊穣を司る農耕の守り神とされてきました。繁殖力も強いことから、子孫繁栄の象徴ともされています。
境内にはそんな眷属であるたくさんの狐に会うことができます。阿・吽(あ・うん)の口をしているものや、宝珠や鍵をくわえている子もいます。
伏見稲荷大社に行ってみた
伏見稲荷に到着したのは、朝の8:30。
以前であれば、人などほぼいない、という状態でしたが現在はどんな感じなのか、そして毎度伏見稲荷に行くと筆者に起こる不思議な現象は今回も起こるのかをレポートします。
朝でもそこそこ混んでいます!
結論から言います。はい、8:30でも、結構人いました!(↓こちら)
誰もいない伏見稲荷を体感したければ、もっと早朝に行かなければならない、というのがよくわかりました。ただ、大混雑、というほどではありません。
やはり、朝早い方がいいですね。実際、帰路についたのが9:30くらいだったのですが、人は10倍くらいに増えていました。(↓こちら)
参拝者は、ほぼ外国人観光客。たまに修学旅行の学生さん。10年ほど前、金閣寺で同じよう体験をしましたが、今は伏見稲荷がそんな状態のようです。
御朱印も結構並びます。
社殿を参拝した後、せっかく来たのだから、と、御朱印をいただくことにしました。
最近、外国の方にも御朱印が大ブームと言われていますが、こちらでも外国の方を中心に結構な人数が並んでいました。
私が訪れた時は、御朱印は4種類。通常の書入れてくるタイプに加えて、伏見稲荷らしい絵柄がプリントされた書置きが3種類。
1つは狛狐が印刷された1ページタイプ(500円)、残り2つは2ページタイプで大鳥居と千本鳥居が印刷さています(1000円)。今回は1ページタイプのものをいただきました。
千本鳥居の前が一番混んでいたけれど…早速不思議な現象が!
御朱印をいただいた後は、いよいよ一番の見どころとも言える千本鳥居のある方へ。
案の定、観光客が一番多かったのは、このエリアでした。
入口で撮影している人が多かったので、数枚写真を撮った後に横をすり抜けて先に進んだのですが、そこで早速、不思議なことが起きました。
何とあれほど人が多かったのに、まるで人が消えてしまったかのように、一時的にサーっと誰もいなくなったのです。
まるで誰かが人をせき止めてくれているかのような状態になって、かなりびっくり。
出口付近には再び人が数人いたのですが、かなりスムーズに鳥居を潜り抜けることができました。
奥社奉拝所まで行くと、今度は修学旅行生の団体が埋め尽くしていました。御朱印を諦めて、再び参道を進みます。
いくつかのお塚を超えて、階段を上って。社殿から10分ほどで熊鷹社に到着。
ここが一番のパワースポットという人も多いのですが、実は私は何度かここで、不思議な体験をしていたりします。
伏見稲荷で起こった、過去の不思議なできごと
伏見稲荷では、不思議な体験をしたという話を結構聞きます。
眷属の狐がいたずら好きだとか、思いが強い人が多いので不思議なことが起こりやすいとか、いろいろな話を聞きますが、私も数回、不思議な体験をしました。
それも、ほとんどがこの熊鷹社での出来事。
耳元で「おかえり」という声を聴いたり(初めて行ったのに)、お参り中に頭に何かがポンッと触れたり、参拝後に別の神社に行こうとしたら道に迷ったり…(この時、仕事で何社も神社を回っていたのですが、2社迷ったところで「この先お願い事をしないから」と誓うと、迷わずたどり着けました…う~ん、本当に不思議)
そしてこの日は、熊鷹社の前にある売店でろうそくをあげようと購入したら、なぜか線香も一緒に渡されるという珍現象が。線香をあげられるのは、一番奥にあるお不動さんのみ。行くつもりがなかった一番奥まで、呼ばれたような気がしました。
頂上にたどり着けない
伏見稲荷の不思議体験はもう1つ。それは、一度も頂上まで行けていない、というものです。
毎回、今回こそは!と挑戦するのですが、突然足が痛くなったり(山を下りると治る)、連れの具合が悪くなったり(山を下りると治った)、予定を組んでいったのに気づくと時間が足りなくなっていたり(山をダッシュで降りた)。
今回こそは、どうしても頂上まで行きたい!
そう思ってずんずん進んでいったのですが、今回も残念ながらその願いは叶わず…何と三ツ辻と四ツ辻と間くらいで、突然おなかが痛くなったのですっ!
しかも、なかなかの緊急事態な状態…ちょうどトイレが近くにないエリア。急いで山を下りて、熊鷹社前の茶店に駆け込み、
「すみません、葛切り1つ!あと、お手洗い貸してくださいっ!!」
と、店員さんも驚くスピードでトイレに飛び込みました。
今や、筆者の鉄板ネタとなっているエピソード。あ、この時の葛切り、大変おいしかったです。

砂澤と一緒に「お山」をしていた信者の方が、熊鷹社でお稲荷さんのイタズラに遭い動けなくなったため、砂澤が「九字切り」でその場に縛り付けて待ってもらったとの記述がありました・・・・
稲荷山にいる数々の神々やご眷属の中には、イタズラ好きの方も多いとか!Deraさんもご眷属に気に入られて毎回イタズラを仕掛けられているのかもしれません・・!(運営追記)
改めて、伏見稲荷大社のアレコレ。
何度か伏見稲荷に参拝しているのですが、周囲にはまだ行ったことがないという人も少なくありません。
よく同じようなことを聞かれるので、知っている限り、ご紹介したいと思います。
Q.拝観料は?
A.無料です!
Q.電車ではどう行くの?
A.JR奈良線の「稲荷駅」で降りたら、すぐ参道です。
京阪本線の「伏見稲荷駅」からだと、歩いて5分くらいです。
看板があちこちにありますし、大勢の人がゾロゾロ歩いているので、迷うことはないと思います。
Q.駐車場は?
A.鳥居の横にあり、ありがたいことに無料です。
ただし、土日はずーっとほぼ満車です。渋滞も尋常じゃないです。車の方こそ朝早く参拝した方がいいですね。警備の方も大勢いてくださるので、指示に従ってください。
また、お正月や行事の時は閉鎖されていることもあるので、HP等でご確認ください。
Q.参拝時間は?
A.24時間開いているそうで、早朝も夜も参拝は可能だそうです。
が、授与所やご祈祷は時間が決まっています。8:30時点では開いていましたが、詳しくは伏見稲荷さんにご確認ください。
Q.参拝の所要時間は?
どこまで回るかによります。
社殿にお参りだけなら、30分ほど。千本鳥居から熊鷹社を回っていくなら1時間ほどでした。山頂まで行くと2時間と聞いていますが、残念ながら行けたことがありません(笑)
まとめ
毎度、参拝する度に不思議なことが起こる伏見稲荷。
それでも行きたくなるのは、やはり日本一のお稲荷さんであることや、あの絶景を見たくなるからでしょうか。
いつか山頂に行けることを信じて、また参拝に挑戦してみたいと思います!
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