ジモティに聞いた、出雲パワースポットで縁結び巡り完全ガイド。中編:どちらも怖い!?日御碕神社~美保神社

ジモティに聞いた、出雲パワースポットで縁結び巡り完全ガイド。中編:どちらも怖い!?日御碕神社~美保神社

2026.05.22

出雲を大移動!日御碕神社と美保神社を巡ってみた。

 

1泊2日で出雲を回ってきた旅を3回に渡ってご紹介するコラム、今回は中編です。

 

前編では「稲佐の浜」と「出雲大社」を巡りましたが、続いては島根半島の西端寄りにある「日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)」へ。しかし、参拝を終えたところで時間が余り過ぎていたので、翌日行く予定だった島根半島の東端にある「美保神社」も参拝することに。

 

ところで、この2つの神社、検索するとどちらも「怖い」というキーワードが…果たして本当に怖いスポットなのか!?
まさに島根半島を横断した、超ロングドライブで行った2つの神社の参拝をレポートしていきます。引き続きお楽しみください。

 

まずは日御碕神社へ

 

出雲大社の参拝を終えて、続いて日御碕神社へ向かいます。

 

日御碕神社とは

 

日御碕神社は、島根半島の西端に位置する神社。

 

「出雲国風土記」には「美佐伎社」と記されており、大変歴史のある神社です。上の宮「神の宮」と下の宮「日沉宮(ひしずみのみや)」の二社からなり、神の宮には素盞嗚尊が、日沉宮には天照大御神が祀られています。

 

日御碕神社 全景

 

特に神の宮の歴史は古く、社殿には「紀元前に素盞嗚尊を隠ヶ丘から現在の社殿へ遷座した」と記録があるそう。一方の日沉宮は経島(ふみしま)から平安時代に遷座されました。

 

現在の社殿は日光東照宮完成直後に徳川家光の命によって築かれ、朱塗りの社殿には狩野派・土佐派の絵師たちが腕を競った壮麗な壁画が残っており、重要文化財にも指定されています。

 

「日の本の夜を守る」神社

 

この神社の最大の特徴が、天平七年乙亥の勅に由来すると伝わる、「日本の夜を守る」という役割です。

 

これは「伊勢大神宮は日の本の昼の守り、出雲の日御碕清江の浜に日沈宮を建て日の本の夜を守らん」というもの。つまり、東の伊勢神宮と西の日御碕神社で、日本の昼と夜を守護する、という壮大な役割の片翼を担っているそうです。

 

なぜ怖いと言われる?

 

日御碕神社を検索すると、なぜか「怖い」というキーワードが並びます。理由はいくつか考えられます。

 

力が強すぎる二柱の神様

 

日御碕神社の御祭神は、太陽を司る天照大御神と、その弟神で海と暴風を司る素戔嗚尊の二柱。

 

どちらも強力な神様の力や神聖さに圧倒される参拝者も少なくないようで、中には「急に寒気を感じた」「突然周囲の音が消えた」といった、不思議な体験を語る声も。

 

ただ、多くの方が感じるのは「恐怖」ではなく「神聖な圧倒感」。むしろそれが、この神社の格と力強さの証かもしれません。

 

無礼者がたどり着けない「稲荷社」

 

もうひとつは、境内奥にある「稲荷社」。何とこちらのお社、失礼な態度の参拝者がいると、稲荷神に無視されて稲荷社がたどり着けないとも言われる、不思議なスポットとして知られています。

 

実際に「何度来ても場所がわからなかった」「鳥居の前まで来たのに足が止まってしまった」という体験談も複数寄せられているとか。

 

一方で、誠心誠意参拝した後に訪れると「呼ばれているような感覚があった」「急に見つかった」という声も。怖いというより、神様がしっかり参拝者を見ている、ということかもしれません。参拝前にはぜひ、下の宮・上の宮をしっかりお参りしてから向かってみてください。

 

日御碕神社へのアクセス

 

日御碕神社は残念ながらそれほどアクセスが良いと言える場所にはありませんが、車でも公共交通機関でも、参拝することができます。

 

車の場合

 

出雲ICから約30分。出雲大社からは日御碕街道(県道29号線)経由で約20分です。神社専用の無料駐車場があります。

 

公共交通機関の場合

 

一畑バス「日御碕線」で出雲大社正門前バス停から約20分、終点「日御碕」バス停下車すぐ。ただし本数が少ないため、事前に時刻表の確認を強くおすすめします。

 

日御碕神社
住所・所在地: 〒699-0763 島根県出雲市大社町日御碕455
アクセス :出雲ICから約30分
一畑バス「日御碕線」で出雲大社正門前バス停から約20分、終点「日御碕」バス停下車すぐ。

 

日御碕神社に参拝してみた。

 

出雲大社の駐車場を出発して、目的地までは車で約20分。最初に行った稲佐の浜を通過し、日御碕街道を海沿いに走っていきます。

 

片面に日本海が広がる絶景ルートなのですが、道幅が狭いところも多くて、よそ見は厳禁!景色に見とれたい気持ちをぐっとこらえ、安全運転で無事到着しました。

 

朱色の楼門が美しい

 

日御碕神社の真横にある駐車場に車を停めて、すぐに朱色の楼門へ向かいます。青い空をバックにした朱色の社殿は、本当に鮮やかで美しい!同行者が思わず「竜宮城みたい!」と言っていました。

 

日御碕神社 楼門

 

ネットでは「怖い」と言われていましたが、全くそういう雰囲気はなく、むしろ空気が澄んでいて、とても清浄な空間という印象です。出雲大社とは全く違う空気を感じつつ、境内へ進んでいきます。

 

まずは「日沉宮」を参拝

 

楼門をくぐると、正面に下の宮「日沉宮」が現れます。天照大御神を祀るこのお社、間近で見ると社殿の彫刻の細やかさに目を奪われます。

 

日御碕神社 下の宮「日沉宮」

 

蛙股と呼ばれるおもしろい名前の建築部材には、竜や虎、鶴亀といった見事な彫刻が施されており、ひとつひとつ眺めているだけで時間が過ぎていく感覚。

日光東照宮ゆずりの技術というのも納得の、とにかく贅沢な造りです。

 

続いて上の宮「神の宮」へ

 

日沉宮に向かって右手の石段を上がると、素盞嗚尊を祀る上の宮「神の宮」があります。こちらは下の宮より高い位置にあり、境内と日本海を見下ろす絶景のロケーション。

 

日御碕神社 上の宮「神の宮」

 

下の宮の華やかさとは対照的に、こちらはどこか素朴で力強い雰囲気があります。上下をつなぐ回廊も含めて、境内全体がとても雰囲気の良い空間でした。

 

 

稲荷社は…行きませんでした!

 

ところで、「怖い」と噂の稲荷社。神の宮のさらに奥に鎮座しているのですが、残念ながら今回は参拝せず。理由は…忘れていました!

 

日御碕神社 回廊

 

何と回廊が美しすぎて、夢中で写真を撮ってそのまま地上に降り、御朱印をいただいたら満足してしまい…もしや、境内で大はしゃぎしていた私たちは「無礼者」と思われたのでしょうか…次回参拝した時は、ぜひ挑戦してみたいと思います。

 

続いて美保神社へ。

 

日御碕神社を参拝した時点で、宿に入るにはまだまだ早い時間帯でした。

 

そこで、本来は翌日に行くはずだった美保神社に参拝することにしました。西の日御碕神社から宍道湖沿いを通って東側まで移動する、約88kmのロングドライブです。

 

美保神社とは

 

美保神社は島根県松江市にある、全国3,000社以上ある「えびす神社」の総本宮

 

創建は不明ですが、奈良時代に編纂された「出雲国風土記」にはすでに記載があることから、それ以前に創られた大変歴史ある神社です。

 

御祭神は三穂津姫命(みほつひめのみこと:高皇産霊命の娘神・大国主命の后神)と、「恵比寿様」の別名で知られる大国主命の子・事代主神の二柱。

 

美保神社

 

事代主神は大国主神の第一の御子神で、鯛を手にする福徳円満の神として海上安全・大漁満足・商売繁盛のご利益で信仰されています。

 

また、三穂津姫命は高天原から稲穂を持ってお降りになった神様で、五穀豊穣・夫婦和合・安産のご利益がいただけます。

 

二柱とも音楽・歌舞音曲の神様でもあり、境内には古今東西さまざまな楽器が奉納されているのも美保神社ならではの風景です。

 

出雲大社だけでは片参り

 

美保神社には、出雲大社とセットでお参りする「えびすだいこく両参り」という習わしがあります。

 

出雲大社に祀られる大国主命(だいこく様)と、美保神社のえびす様は親子の神様。「出雲大社だけでは片参り」と古くから広く信仰されてきました。

 

参拝の順番は「出雲大社→美保神社」、つまり親から子の順がおすすめとされています。今回の旅でも、この両参りが自然に実現できました。

 

 

なぜ怖いと言われる?

 

美保神社も検索すると「怖い」「不思議な体験」というワードが出てきます。ただ、日御碕神社のような「稲荷社が見つからない」といった類の怖さではなく、どちらかというと「圧倒的な神聖さ」に由来するようです。

 

神社が建つ場所が神聖すぎる

 

美保関という場所の持つ独特の空気感。三方を海に囲まれた岬の先端に鎮座し、背後には山、目の前には美保湾が広がる。その地形そのものが、日常とは切り離された聖域の雰囲気を醸し出しています。

 

国譲りの話が怖い?

 

もうひとつは、神話の「国譲り」の舞台という重さ。

 

国譲り神話では、国譲りの際、事代主神がこの美保の地で釣りをしていたところに使者がやってきて、船を踏み傾けて天ノ逆手を打ち、青柴垣に変えてその中に隠れてしまったと伝えられています。その重いエピソードが、独特の畏敬の念をもたらすのかもしれません。

 

美保神社へのアクセス

 

美保神社も島根半島の東端という場所であるため、あまりアクセスが良いと言える場所ではありません。

 

車の場合

 

米子ICから境水道大橋を経由して約1時間。出雲大社からは約1時間30分、日御碕神社からは約1時間40分ほどかかります。
神社専用の無料駐車場はないため、周辺の有料駐車場をご利用ください。

 

公共交通機関の場合

 

「JR境港駅」から、美保関コミュニティバス(境港線)に乗り、「宇井渡船場」で美保関コミュニティバス(美保関線)に乗り継いで「美保神社入口」バス停下車、徒歩約1分。
乗り継ぎのタイミングが良い便で行けば、乗車時間約30分ほどです。バスの本数は少なめなので、事前に時刻表を確認してからお出かけください。

 

美保神社
住所・所在地: 〒690-1501 島根県松江市美保関町美保関608
アクセス :米子ICから境水道大橋を経由して約1時間(車)
「JR境港駅」から美保関コミュニティバス(境港線)に乗車、「宇井渡船場」で美保関コミュニティバス(美保関線)に乗り継いで「美保神社入口」バス停下車、徒歩約1分

 

美保神社へ参拝してみた

 

日御碕神社のある島根半島の西端から、美保神社のある東端まで、車でおよそ1時間40分。島根半島を横断するロングドライブでしたが、道中の景色がずっと美しく、思っていたよりは苦になりませんでした。

到着したのは、15時頃。こちらもまた、ここまで巡ってきた神社とは全く違った雰囲気の神社でした。

 

漁港に面した、ローカルな雰囲気

 

こちらも「怖い」という前情報を得ていた、美保神社。ドキドキしながら到着したところ…あれ、めっちゃのどか?小さな漁港の側にある神社は、到着するまでの道のりも、到着してからも、本当に「ローカル」という言葉がぴったりな雰囲気の場所。

 

いざ参拝!と車を停めようとしたところ、有料駐車場が、まさかの満車!どうしよう…と困っていると、同行者が近くのお土産屋さんに駆け込んでくれて「買ったら停めていいって!」と、聞いてきてくれました。これはラッキー。無事に車を停めて、いざ鳥居に向かいます。

 

レトロな参道、ここですでに「好き」

 

鳥居をくぐって参道に入ると、石畳が敷き詰められた道が続いていました。これが有名な「青石畳通り」雨に濡れると淡い青色になるという天然石が使われているそうで、とてもステキな雰囲気です。

 

美保神社 青石畳通り

 

残念なのか幸運なのか、とても天気が良かったので真っ青な石畳とはいきませんでしたが、それでも風情たっぷりの参道にテンションが上がります。

 

覗き込んだ先は、江戸時代の風情を残すレトロなスポット。情緒あふれる街並みに、見るだけでもテンションが上がりました。

 

風が通り抜ける、かっこよすぎる社殿

 

正面に二つの社殿が並んで連なる本殿が現れました。「美保造(比翼大社造)」と呼ばれる独特の建物で、右に三穂津姫命、左に事代主神がお祀りされています。

 

船庫を模したという建物には壁がなく、何とも開放感があります。何でも二柱の御祭神が鳴物をお好みになるため、優れた音響効果があるこのようなデザインになったそう。

 

美保神社 社殿

 

参拝していると、ふわりと風が抜けていく、すごく気持ちの良い空間でした。
なお、社殿の千木を見比べると、女神と男神で形が違うのがとてもよくわかります。そんなところもぜひ注目してみてください。

 

義母と義理の息子を祀る、ちょっと複雑な御祭神。

 

ところで、参拝中ずっと思っていたのが、御祭神が大国主命の后神である三穂津姫命と、大国主命の長男である事代主神の二柱であるということ。

 

この二柱の神様、関係性としては、義母と、義理の息子になります。え、ちょっと複雑ではないですか?夫&父である大国主命が一緒に祀られているわけでもなく、なぜこの二柱なのでしょう…

 

謎を抱えたままですが、ふと二柱が「鳴り物好き」という話から、後妻として嫁いできた三穂津姫命と、前妻の長男が、趣味が一緒で仲良くなった、という設定を思いついたり。一緒にフェスとか行く義母と息子の神様…何かほほえましくないですか?

 

まとめ|ネットの噂とは裏腹に・・

 

日御碕神社では神聖な雰囲気に、美保神社では思いがけないのどかさに、それぞれ驚かされた今回の中編。

 

どちらも「怖い」という言葉とは裏腹に、訪れてみればとても心地の良い体験が待っていました。島根半島を西から東へ、88kmを横断したロングドライブはなかなかのボリュームでしたが、それだけの価値がある神社めぐりでした。

 

さて、いよいよ次回は、神魂神社・八重垣神社・佐太神社と、地元民イチオシのディープな神社が登場します。出雲の魅力がますます感じられる後編も、ぜひお楽しみに!

 

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