もうすぐ紅葉!勝ちダルマが映える“勝ち運の寺”!大阪のパワースポット「勝尾寺」に行ってみた。

2025.10.12
今大阪で一番“映える”寺?インバウンドに大人気の勝尾寺に行ってみた
大阪にはたくさんのパワースポットがありますが、中でも最近SNSに大人気なのが、箕面市にある「勝尾寺」です。
関東の人にはあまりなじみがないお寺かと思いますが、大阪では紅葉の名所として老若男女誰もが知る、超メジャーな寺院とのこと。
一体どんなお寺なのでしょうか?
今回は、今大阪で最も“映える”と言っても過言ではないお寺・勝尾寺さんに参拝してみたレポートをご紹介します!
勝尾寺とは?
勝尾寺(かつおうじ)は、大阪府箕面市にある高野山真言宗の寺院。
奈良時代、善仲・善算という双子の僧の兄弟が山に入って草庵を結び、光仁天皇の皇子・開成と共に修行をしたのが始まりと言われています。元々は「弥勒寺」という名前でしたが、清和天皇の病気平癒を祈願したところ天皇が病を克服したことから、王に勝つ寺=「勝王寺」という寺号を賜りました。しかし、王という字が恐れ多いと憚ったことから、代わりに「尾」の字に変えて、「勝尾寺」となったそうです。

この逸話から、人生のあらゆる「勝負事」に勝つご利益があるとされ、商売や仕事運、受験や病気平癒など、様々な願掛けのために人々が訪れます。
また、元はダルマとは関係のない寺院でしたが、勝負運向上を願う様々な願いを持つ人たちが「勝ちダルマ」を奉納したことから、境内には多くのダルマが並ぶようになりました。
八万坪もある広大な境内では、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の美しい景観が楽しめます。特に紅葉シーズンにはライトアップも行われ、幻想的な雰囲気に多くの人々が参拝に訪れています。
勝尾寺に行ってみた。
勝尾寺には、箕面市内から向かいます。車で山道を走ること、約20分。街中だと思っていたのですが、なかなかの山の中でした。途中、中央車線をオーバーしたトラックにあわや衝突か!というピンチを乗り越えて、無事に専用駐車場に到着。そこには、おどろきの光景が広がっていました。
インバウンドと、最先端の入口と。
車で到着した時点で気が付いていましたが、入口には警備員さんが出ています。そんなに混雑するのかな?と思いつつ向かったのですが、何とそこには海外の方の大行列が!噂には聞いていましたが、インバウンドの参拝者が本当に多いようです。
そして、門を入る前から、かわいいダルマがいっぱい! この子たちはどこから来たのだろう? ワクワクしながら入山料を受付で支払うと、何とバーコードのついた紙と、スタンプラリー用の紙をいただきました。境内には、QRコードで自動改札から入るというスタイルです。
おお…いきなり斬新だ…しかも、その入口には、かわいいお土産の数々が見え、それを爆買いしている外国人参拝者の皆さんが…なかなか、すごい光景です。
とりあえずお土産はガマンして、QRコードをかざして境内へ進んでいきました。
ダルマだらけの境内で、スタンプラリー
立派な山門を超えると、池にかかった橋を渡っていきます。お清め橋というそうです。
立派な噴水を見ながら渡り終えたら、そこはダルマのワンダーランドでした。もう、いたるところに、ダルマ、ダルマ、ダルマです。どうやら参拝客が「ダルマみくじ」というおみくじのダルマを境内に奉納しているようなのですが、これが本当にカワイイ!
境内に、ダルマに関するQ&Aが書かれていたのですが、奉納されたダルマは12月28日に一度全部回収されるとのこと。
回収してくださる方、本気でお疲れ様です…なお、境内にいくつありますか?という質問に関しては、「見当もつきません」とのことでした…
階段を中腹くらいまで上がったとこで、びっしりとダルマが並べられた壁が現れました。願いがかなった「勝ちダルマ」を奉納する場所のようですが、インバウンドの方々の撮影スポットとなっていました。確かに、日本らしい景色で、赤いダルマたちがかなり映えています。
境内はなかなかの階段があるのですが、入口でいただいたハガキにスタンプを押しながら進むので、疲れが感じにくくなっています。
このスタンプラリーが、またすごい! 1か所で1カラーずつ押していくと、最後に図柄が完成するという浮世絵方式なのです。どんな絵になるのか、ワクワクしてしまいますよね。そして、ここにも日本の伝統文化を使われているという。勝尾寺さん、恐るべし!
お参りと、ダルマの爆買いを見る。
本堂には、入口からのんびり進んで、10分ほどで到着しました。参拝し終えると、向かい側には「本堂前お授け所」という勝ちダルマやお守りを授与していただける場所があります。境内にたくさん奉納されているダルマみくじも、こちらでのみ購入できる様子。
せっかくなのでいただいて帰ろうと思って並んでいると、筆者の前にいたおそらくタイからの観光客の女性が、悩みながらダルマみくじを持って、指を3、と作りました。3つ買うのかな?と思って見ていたら、何と購入した数は30個!さらに、「ヘルス」「ラッキー」と単語を並べて、お守りをどんどん購入されていきます。まさかのここで、爆買い…かなりびっくりしました。
さすがにダルマ本体を購入するのはためらわれたので、筆者も1体だけダルマみくじをいただきました。さぁ、どこに奉納しよう…
かわいすぎる御朱印帳と、参拝しないといただけない御朱印
御朱印所は授与所の向かい、本堂の横にあります。御朱印をお願いすると、ハンコを押していただく度に、「南無阿弥陀」と御唱えいただきました。
何てありがたい!丁寧にお礼を言って出ようとした時、並んでいる御朱印帳に目が釘付けになりました。
かっ、かわいすぎる!
ダルマをモチーフにした御朱印帳。2種類あって、ど、どちらにしよう!?と迷います。結果、ダルマがアップになっている方をいただくことに。先ほど通常をいただいたので、法然上人のものをいただくことに。すると、「すみませんが、法然上人様に手を合わせていただかないと差し上げられないんです」とのこと。確かに、参拝しなければ御朱印はいただけないですよね!「法然さんはどちらにいらっしゃいますか?」と伺うと、少し山の上とのこと。早速行ってみることにしました。

坂の上のお堂と、ダルマちゃん奉納
法然上人がいらっしゃる二階堂というお堂は、境内の最も高いところにありました。息を切らしながら境内に上がって、参拝します
。振り返ると、絶景が広がっています。
よし、ここにダルマみくじを奉納しよう!と決めて、眺めの良い場所に置かせていただきました。
幸い、他の場所よりも参拝する人が少ないからか、奉納する場所も結構たっぷりありました。他のダルマたちに埋もれにくいので、おすすめのスポットかもしれません。
参拝を終えたので、再び御朱印所へ戻り、無事に法然上人の御朱印をいただくことができました。
絵葉書の完成と、合成のような鯉
無事に参拝を終えたので、下山をしていきます。
途中、多宝塔を通っていると、境内にお経が響き渡りました。定期的にお経が上がるようなのですが、境内に聞こえるというのもすごいですね。インバウンドの方が、多宝塔と共に動画を撮っていました。勝尾寺さん、SNSにUPするネタが多すぎますね。
下りて行きながら、途中途中でスタンプを押し、鯉がいる池のそばで、ついにラストのスタンプを押して完成です。ステキな絵葉書が関係しました!結構感動しますね。
最後、せっかくなので鯉に餌やりをすることにしました。鯉は「来い」や「恋」につながるため、鯉が寄って来ると幸運が寄って来ると言われているので、餌やりが会ったら積極的に行うのがおすすめです。特に錦鯉や金色の恋は金運の御利益もあるそうですよ。
餌を手に池に寄っていくと、幸運、もとい鯉たちがワサワサと近寄ってきました。
おお~、すごいぞ~と思いながら餌をやると…びちゃびちゃびちゃっとすごい勢いで鯉たちが餌に群がってきます。周囲のインバウンドの方たちが、Wow!と、歓声をあげます。それも楽しくて、どんどん餌をやっていきます。
後で写真を見たら、まるで合成のような映像が撮れていました。色とりどりの鯉たちなので、カラフルなペイントみたいでした。
キュートなお土産もGET!
入口に戻って来たところで、最後は売店へ。
勝尾寺さん、お土産もすごいです。勝ちダルマの形をしたパッケージのクランチチョコに、ラムネ缶。UHA味覚糖とコラボした勝ちグミ。さらに、燻製トリュフ味のポテトが入った勝つんじゃが。グッズもすごいです。クリアファイルや根付は当然のこと、スマホホルダーやアクスタなど、本当にたくさん!そして、ここでも外国人参拝者の方たちが、かごいっぱいに爆買いをしていました。
お値段も結構手ごろで、もちろん日本人でも楽しいアイテムがたくさんあり、筆者もしっかりお土産をいただいて帰りました。
懐は若干寒くなってしまったものの、最初から最後まで大満足の参拝となりました。
まとめ
初めて訪れた勝尾寺さん。お寺としての信仰を保ちながら、観光地としても成功されている、すばらしい寺院でした。何よりも、ダルマのワンダーランドという雰囲気で、想像以上に楽しい時間が過ごせました。
紅葉の時期は大渋滞だそうですが、今度はぜひ境内が美しく染まる時期に訪れてみたいと思いました。
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