京都に“元出雲”が!?日本一の縁結び神を祀る【出雲大神宮】に行ってみた。

京都に“元出雲”が!?日本一の縁結び神を祀る【出雲大神宮】に行ってみた。

2026.04.23

“元出雲”!?出雲大神宮に参拝したら想像以上のパワースポットだった

 

「出雲大社」といえば、島根県。このサイトのコラムでもご紹介したことがある、あの縁結びの神社です。
ところが最近、知り合いから、京都にも「出雲」があるという話を聞きました。
その名も、出雲大神宮(いずもだいじんぐう)!

亀岡市にひっそりと鎮座するこのお社、実は「元出雲(もといずも)」と呼ばれ、島根の出雲大社よりも古い歴史を持つとされているすごいパワースポットなのだとか。しかも、毎月第四日曜日には、一般の人も参加できるとても興味深い行事も開催されているとのこと。それはぜひ行ってみなくては!
ということで今回は、“元出雲”出雲大神宮の紹介と、実際に参拝した様子をレポートします。

 

出雲大神宮とは

出雲大神宮 京都 亀岡 一の鳥居

出雲大神宮は京都府亀岡市に鎮座する、丹波国一之宮。

社殿の造営は飛鳥時代末期と伝えられていますが、それ以前から御蔭山を神体山として祀る信仰があり、島根の出雲大社よりも先に祭祀が行われていたことから「元出雲」と呼ばれています。御祭神は大国主命と、その妻神である三穂津姫命(みほつひめのみこと)の二柱。三穂津姫命は高皇産霊神(たかむすひ)の娘神で、国譲りの際に結ばれたと言われています。そのことから、縁結びや夫婦円満、家内安全などのご利益があるとされています。

「国譲り」とは日本神話の重要な場面の一つで、天照大神を代表とする天津神が、大国主命を中心とする国津神から国を譲られるというお話です。「国譲り」のエピソードには、神々のさまざまなストーリーが詰め込まれています。

 

江戸時代までは、ここが出雲。

鎌倉時代に編纂された「徒然草」には亀岡が「出雲」として描かれています。また、江戸時代に編纂された「丹波志」には、「出雲大神宮こそが(出雲の)本社である」という記述が残っているのだそう。島根の出雲大社は明治時代に至るまで「杵築大社(きづきたいしゃ)」と呼ばれており、長くこの亀岡の地こそが「出雲」として認識されていたと推測されます。

 

山自体がご神体

出雲大神宮の特徴のひとつが、本殿の背後にそびえる御蔭山そのものがご神体であるということ。御蔭山は天地開闢の神、国常立尊(くにのとこたちのみこと)がお鎮まりになると言われており、山自体が御神体です。その信仰は、何と1万年以上前から!山の中には成立が成務天皇ごろと推定される古墳があり、古くからこの地が神聖な場所とされてきたことが推測できます。

出雲大神宮 京都 亀岡 古墳

本殿の奥からは御神体山への登拝道が続いており、実際に山に足を踏み入れることもできます。詳しくは、後ほどレポートで紹介します。

 

境内に湧き出る「真名井の水」

境内には御蔭山の麓からもたらされる「真名井の水」が湧き出ています。御神体山から染み出るこの湧き水は古くから万病に効く霊水として、信仰の一部となっていました。現在も参拝者が自由に汲むことができ、訪れた日もペットボトルを手に水を汲む人の姿がちらほら。地元の方にも長く愛されている、境内の名物スポットです。

出雲大神宮 真名井の泉 京都 亀岡

出雲大神宮 真名井の泉

実はこの日は、この真名井の水に関する行事が行われる日でした。こちらも後ほど、詳しくご紹介します。

 

出雲大神宮へのアクセスは?

出雲大神宮は京都の郊外にある亀岡市にあります。
京都駅からの場合、最寄りとなる亀岡駅までは快速で20分ほど。そこから神社前までバスがあるので、公共交通機関でも比較的スムーズにアクセスすることができます。

 

公共交通機関の場合

JR嵯峨野線 亀岡駅下車後、亀岡駅北口6番のりばから「亀岡市ふるさとバス 川東線」で約12分、「出雲神社前」バス停下車すぐ
※バスの本数が少ないので、時刻表の確認は必須です

 

車の場合

京都縦貫自動車道の千代川ICから約10分
境内に駐車場あり

 

出雲大神宮に行ってみた

2月の第四日曜日。以前から訪れてみたかった、出雲大神宮へ向かいました。
この日を選んだのは、冒頭でもご紹介した、毎月第四日曜日に開催される行事に参加するため。車で千代川ICを降り、のどかな道をしばらく走ると、突然鳥居が現れました。

 

立派な鳥居とキュートなうさぎ

日曜日とあって、駐車場は意外と混んでいました。一番近い駐車場は満車で、別の駐車場に行こうとするとちょうど1台が出たため、そこに停車。早速ラッキーです。

千年宮鳥居 出雲大神宮 京都 亀岡

千年宮鳥居

出雲大神宮という立派な石碑と、石造りの千年宮鳥居が迎えてくれました。鳥居の先には少し曲がった参道が伸びており、その先には一の鳥居と社殿までが見渡せます。まずは本殿に参拝しようと進むことにしました。

京都 亀岡 なでうさぎ 出雲大神宮

なでうさぎ

一の鳥居の前には、「しあわせ、なでうさぎ」といううさぎの像がありました。「因幡の白兎」をイメージしているそうで、兎は飛び跳ねることから運気の上昇や飛躍の御利益をいただける上、体の痛い部分と同じ所をなでると痛みや病気を除去してくれるそうです。何よりかわいいので、しっかりなでてきました。

 

真名井の水は少し後で。

一の鳥居をくぐったすぐ右手に、手水舎と、真名井の水が汲めるスポットがあります。まずは手と口を清めていきます。手水舎は2つあったのですが、左側は行事のため、使用中止となっていました。

出雲大神宮 手水舎

手水舎

毎月第四日曜日は、午前11時から「真名井の水感謝祭」という行事が開催されます。この例祭は、御神体山から湧き出る大地の恵みと、大神様への感謝を捧げるというもの。一般の参拝者も自由に参列できて、祭典の中で祓い清め、御祈願をしていただいたお水を持ち帰ることができるという、何とも珍しい行事なのです。

出雲大神宮 夫婦岩・真名井の泉近く

出雲大神宮 夫婦岩・真名井の泉近く

この時点でまだ10時半過ぎ。行事までは少し時間があるので、いったん本殿をお参りすることにしました。

 

本殿にご参拝、のタイミングで疑問が…

見どころの多い出雲大神宮ですが、まずは本殿へご挨拶です。
と、ここで疑問が。参拝方法は通常の二礼二拍手一礼なのか、出雲大社と同じく二礼四拍手一礼なのか。迷ったのですが、御祭神が大国主命だし…と思い、二礼四拍手一礼で参拝。他の方も、二拍手だったり四拍手だったりと様々でした。
拝殿のすぐ隣には、鎮守の森の入口となる鳥居があります。が、ここもいったんは保留。そろそろ行事の時間に近くなってきたので、いったん真名井の水の方へ戻ることにしました。

出雲大神宮 京都 亀岡 拝殿

出雲大神宮 拝殿

真名井の水感謝祭に参加してみた

真名井の水近くに戻ると、巫女さんが何やら封筒を持って案内をしてくれています。封筒に1,000円以上のご寄付を入れて申し込むと、行事に参列することができます。一緒に参加される方も何人かいて、その中に明らかに慣れている方がいらっしゃったので、その方の真似をすることにしました。
まずは、水を準備しておきます。持参したペットボトルに、真名井の水を入れておきます。この時、満杯に入れないのがご利益をいただくポイントだとか。9割ほど水を入れ、名前を書いたボトルは、真名井のいずみの前に置かれた棚の上に並べておきます。

出雲大神宮 夫婦岩

出雲大神宮 夫婦岩

11時になると、神職さんたちがいらっしゃり、行事がしめやかに始まりました。これが、想像していた以上にすばらしい!祝詞をあげたり、お供えをしたり、お祓いをしたりと、かなりしっかりとした内容。1,000円の玉串料しかお納めしていないのに、お祓いや玉串の奉納までさせていただけて、おさがりのお餅までいただけて、もちろん祈祷したお水も持ち帰れる…参加者側としてもとても充実した行事でした。
ご祈祷をあげるほどではないけれど、ご祈祷を味わってみたいという方にも、おすすめです。

 

正解は、二礼二拍手一礼でした。

ところで、本殿の参拝方法についての疑問。ここで、正解を伺うことにしました。
おさがりをいただく際、巫女さんに参拝方法について尋ねてみました。すると、「二礼二拍手一礼でお参りください」とのこと。何と、予想は外れ…本殿に向かって、「失礼致しました…」と、お詫びをしておきました。ご参拝される方は、ご注意くださいね。

 

御神域に行ってみる

大満足の行事参加でしたが、出雲大神宮の魅力はまだまだ続きます。
御蔭山そのものがご神体である出雲大神宮ですが、受付をすると、かつては禁足地であった聖域の一部に入って参拝することができます。特に神社が建立される前からお祀りされていた磐座は、すごいパワースポットとのこと。事前に調べてあったので、まずは必要な手続きをするために、受付に向かいました。

 

磐座へ参拝するには、入山受付が必要!

鎮守の森に入るためには、社務所で受付をする必要があります。まずは名前と入山時間を書き、協力金の100円をおおさめして、たすきを受け取ります。たすきがないと、神域に入ることはできません。白いたすきを受け取ったら、いよいよ国常立尊にお会いすべく、鎮守の森へと入っていきます。
ちなみに、お山の中は飲食厳禁なので、ご注意を。

 

神様が眠る地へ

地図を頼りに、真名井のいずみの裏手から、森へと入っていきます。途中、事代主命と少那毘古名命をお祀りする笑殿社に参拝。そのまま進むと、道は登りになっていきます。
途中に、鳥居が登場。ここから先は、先ほどのように受付をした人のみが立ち入れる神域です。ここをくぐった瞬間、何となく空気が変わった気がしました。

出雲大神宮 鎮守の森 入り口

出雲大神宮 鎮守の森 入り口

少し急な坂を進んでいくと、もう一度鳥居が現れました。その先が、磐座です。国常立尊がお鎮まりになられた場所とされており、昔は「千年山」と呼ばれ、“国の中で最も優れた中心地”と言われていたそう…鳥居をくぐった後から、さらに神聖な空気が増した気がします。

出雲大神宮 鎮守の森

出雲大神宮 鎮守の森

さらに、御祭神の三穂津姫命が亡くなられた際に葬られた場所とも伝わるそう。実際に神様が眠っていらっしゃる場所、なのですね。自然に囲まれて、とても清々しい気持ちになれるパワースポットでした。

磐座 出雲大神宮

磐座

森の中は、パワースポットが山盛りだった。

磐座を後にして、今度は違うルートで下山していきます。まず立ち寄ったのは、上の社(かみのやしろ)素戔嗚尊と櫛稲田姫尊をお祀りしているお社で、厄除けと縁結びの御利益がいただけます。続いて、水の音が聞こえてくるエリアへ。稲荷社やみかげの滝、春日社、そして古墳などなど。

出雲大神宮 稲荷社 みかげの滝

稲荷社前

出雲大神宮 磐座

神乃磐座

そして、神社側でも「パワースポット」と案内があるのが、古墳の隣にある磐座。しめ縄がついた岩が鎮座していて、こちらも神聖な雰囲気が漂います。

出雲大神宮 神乃磐座

神乃磐座

というか、どれだけすごいパワースポットがあるのでしょう。さすが元出雲であり、御山自体がパワースポットと言われる神社。そして、参拝中、何だか気が良くて、ずっと楽しく散策することができました。
最後に受付に戻り、下山時間を記入して参拝は終了。とても充実した時間を過ごせて、大満足でした。

 

まとめ|見どころと体験が盛りだくさん

「出雲」といえば島根、というイメージを、いい意味で覆してくれた出雲大神宮。1万年以上の信仰の歴史を持つ御神体山、延命長寿の霊水・真名井の水、そして一般参拝者も参列できる真名井の水感謝祭と、見どころと体験が盛りだくさんの神社でした。
特に真名井の水感謝祭は、1,000円のご寄付でお祓いや玉串奉納まで体験できるという、なんとも贅沢な行事。「ご祈祷までは…」とためらっている方にも、ぜひおすすめしたいです。
京都からのアクセスも思いのほかスムーズ。「元出雲」の名にふさわしい、濃密な参拝体験ができる神社へ、ぜひ第四日曜日に合わせて訪れてみてください。

出雲大神宮
住所・所在地: 京都府亀岡市千歳町出雲無番地
アクセス :
JR嵯峨野線「亀岡駅」下車、「JR亀岡駅前北口のりば」京阪京都交通(バス)で「出雲大神宮前」
JR嵯峨野線「千代川駅」下車、京阪京都交通(バス)で「出雲大神宮前」
亀岡市ふるさとバス「亀岡駅前」から「出雲大神宮」

Deraさん自己紹介 コラムニスト 漫画原作者 趣味は御朱印集め カフェ巡り

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