とっておきの巡縁さんぽin尾道 前編 ~千光寺×絶景×おしゃれカフェ、取材と言いつつ完全に女子旅だった~

2025.08.03
巡縁女子、尾道に行ってみた
そろそろ夏休み。今年はどこに行こうかなぁ~と迷っている神社お寺好きさんも多いのではないでしょうか。そんなあなたに、声を大にして言いたいっ!
「尾道、おすすめですっ!!!」
実は四国出身の私。尾道は大好きで何度も訪れているのですが、初尾道のメンバー二人を連れて行って、その満足度の高さに思わずガッツポーズを取りました。さらに、今回伺ったお寺のうち1寺は初めての訪問でしたが、その体験が最高すぎて、色々な人に「絶対行った方がいい!」と押しつけ紹介をしまくった程。
というわけで、今回は巡縁女子3人で訪れた、尾道の旅を“巡縁さんぽ”としてご紹介します。ぜひ、今年の夏旅の参考にしてみてください♡
尾道といえば、の「千光寺」へ
東京から福山まで、のぞみで約3時間半。電車の場合はそのまま山陽本線に乗って尾道駅まで向かえばいいのですが、今回は福山駅でレンタカーをしていました。ランチは、福山駅近くでいただいた、尾道ラーメン。鶏ガラと小魚でだしをとった醤油ベースのスープに、中細の平打ち麺、そしてこってり浮かんだ背脂ミンチが特徴だそうで、とてもおいしかったです。
福山駅から尾道までは、車だと30分ほどで到着します。まずは、尾道のシンボルとも言える寺院「千光寺」へ向かいました。
ロープウェイが楽しすぎる
千光寺は、千光寺山の中腹にあります。お寺に行く方法は3通り。まずは正当に、“千光寺道”と呼ばれる参道を下から登っていく方法。途中にあるカフェの情報によると、約360段の石段を上るウルトラハードモードです。
もう1つは、千光寺公園の駐車場に車を停めて歩く方法。一見楽そうですが、千光寺は駐車場から下ったところにあります。そう、下ったら、上るんですっ!あと、千光寺山内にある他の観光地に行けないというデメリットもあります。
最後は、ロープウェイを使う方法。上りだけでも使えるので、一番上まで登ってから階段を下りて千光寺に立ち寄るというのが最も楽で観光としては王道のルートです。
我々はもちろん、最後の楽々王道コース。ロープウェイの料金が、往復だと¥700、片道だと¥500いうのが、利用者の動きを察しやすい金額だなぁと思います。尾道水道をはじめとした瀬戸内の絶景を眺めながら、片道約3分間の優雅な空の旅を楽しみました。
新展望台「PEAK(ピーク)」に立ち寄る
早速脱線ですが、ロープウェイを下りたすぐの場所に、2022年にオープンしたばかりの新展望台「PEAK(ピーク)」があります。かなりスタイリッシュなデザインの展望台なのですが、それもそのはず。手がけたのは、京都の京セラ美術館やルイ・ヴィトンの店舗などを作った建築設計事務所「AS」さんだそう。上に行ってもわかるかっこよさ。もちろん瀬戸内の絶景が見られます。せっかく来たのですから、ぜひ立ち寄ってみてください。
山道下って、千光寺へ
展望台を下りたら、そのまま千光寺へ向かいます。“文学のこみち”というステキな名前がついた歩道なのですが、これがなかなか険しい道のり…余裕があれば尾道にゆかりのある詩人や作家の作品が刻まれた石碑なども楽しめたのでしょうが、足場の悪いところも多く、下りとはいえ結構ハードでした。
頂上から10分ほど。よろよろと下った先に、ようやく千光寺の入口が見えてきました。
絶景の寺院。千光寺とは?
千光寺は、広島県尾道市の千光寺山の中腹・標高140mにある、真言宗系単立の寺院。平安時代初期に弘法大師によって開かれたと伝えられていますが、正式な情報は不明とのこと。その後、源氏の名将・多田満仲が再興したと言われています。
赤堂と呼ばれる独特の舞台造りの本堂は、江戸時代に建てられたもの。堂内に納められた室町時代の須弥壇には、聖徳太子作と伝わる本尊・千手観世音菩薩が安置されています。
境内の中央には「玉の岩」と呼ばれる巨岩があり、かつては岩の頂に如意宝珠という光る玉があって、毎夜海を照らしていたという伝説があるそうです。
見どころがありすぎる境内
境内に入ると、すぐに心地のよい風鈴の音が聞こえてきました。この時期だけなのでしょうか、ずらりと並んだ風鈴が、海からの風に揺れて、涼し気な音を奏でています。視線の先には、瀬戸内の絶景。え、この時点でもうすばらしすぎるんですけど…
しかし、千光寺の見どころは、こんなものではありませんっ。まず、本堂がめちゃくちゃかっこいい!海に向かってせり出した舞台からは、高台ならではの景色が楽しめます。火をつけると「南無観世音菩薩」の文字が浮かび上がる線香をお供えして、参拝。その先には、さらにすごいものが待ち受けていました。
すごい鎖場が登場!
本堂の先に進むと、そこには急な岩を上るための鎖場がありました。同行していた2人は、かなりアクティブ。「行きたい!」「挑戦したい!」と言うのですが、そこは冷静に指摘。まず、次の予定を考えると、時間がない。さらに、鎖場から下山すると、スタート地点とまったく違うところに出てしまうので、車からかなり遠くなる、と。渋々諦める2人。せめてもの記念に…と、鎖場に足をかけて記念撮影していました。
ちなみに、鎖場に挑戦するのには、お金もかかりますよー(2人は足をかけただけですが、きちんと納めていました。マジメ!)
映画のような景色にうっとり
境内、まだまだ見どころが続きます。
鎖場の反対側に行くと、赤い建物に囲まれた鐘楼があります。建物は朱塗り唐づくり、鐘は「時の鐘」としても有名だそうで、「日本の音風景百選」にも選ばれているそう。映画にも登場するこの鐘楼、海をバックにして立つ景色は本当に情緒があります。
少し下ったところには、三十三観音堂という建物。西国観音霊場の各札所の御本尊である観世音菩薩が33体祀られているそうで、ここを参拝するだけで霊場を回ったことになるそうですよ。お堂の前には、カチカチ数珠が置かれています。三津寺さんでも体験した、回すと数珠が落ちてきてカチカチカチと音を立てるアレですね。千光寺名物の一つだそうで、もちろん張り切って回しておきました。
境内はもっと広いのですが、少し疲れが出てきたので、千光寺はここまで。心残りは少々あるものの、大満足の参拝でした。
絶景カフェ「みはらし亭」で、絶景と激うまスイーツを堪能
千光寺を後にして、再び坂道をゆっくり降りていきます。千光寺が楽しすぎてテンションが上がったものの、境内を出た瞬間にトーンダウン…暑さと疲れで、「休みたいー」「甘いもの食べたいー」とぴーぴー鳴く3人。そんな我々の目の前に出てきたのが、ホステルに併設されたカフェ・みはらし亭さんでした。
レトロ×絶景×スイーツ。食いしん坊ばんざいな巡縁女子が飛びつかないはずがありませんっ。
スイーツメニューは3種類。アメリカンビスケット、レモンとチョコのパウンドケース、そしてゴルゴンゾーラチーズケーキ。
「ぜんぶ、ください」
カウンターに座って、瀬戸内海を眺めながら待つことしばし。
出てきたスイーツは、思わず感嘆の声を出してしまうほど。ええ、もちろんおいしかったです。激うまです。3人でシェアしたのですが、何を食べてもおいしくて、感動モノでした。
みはらし亭さんは、千光寺から下山する途中の道端にあり、一休みにぴったり。ぜひ参拝後に立ち寄ってみてくださいね。
まとめ
尾道参拝旅の前編をお届けしました。書いていて気づきました。
完全に、ただの女子旅ですね…
でも、昔から神社仏閣参拝が盛んだった理由は、娯楽という意味合いも大きかったそうですよ。と、満喫した言い訳もしつつ。
後半はとあるお寺にお邪魔して、最高の体験をしてきたレポートになりますっ。ぜひお楽しみに~。
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