宝くじが当たる!?SNS映えまくり神社“酒列磯前神社”に参拝してみた

2025.10.19
境内が“映え”だらけ!歴史あるのに新しい、酒列磯前神社に行ってみた
最近、SNSを見ていると、「ここに行ってみたい」と思うパワースポットがいくつか出てきます。
その中でも特に気になったのが、木が密集してトンネルのようになった参道と、紫陽花に挟まれた参道と鳥居の向こう側に海が見えるという景色。この2つ、何と同じ神社で撮られた写真だそう。その場所は、茨城県にある、“酒列磯前神社”さん。
場所&似た名前でお察しかもしれませんが、海の鳥居でおなじみの“大洗磯前神社”さんの兄弟神社だそうです。さらに、最近では宝くじが当たるという亀が人気だったり、“リスとぶどう”という古典ながらもめちゃくちゃかわいいモチープが使われている場所まであったりと、まさに「映え」の宝庫!
ぜひ一度は行ってみたいと思っていたところ、まさかの神職さんにお話を伺える機会がいただけたので、早速お伺いすることにしました。
というわけで今回は、SNSに投稿したくなる神社・酒列磯前神社についてと、神職さんにご案内していただいて参拝したレポートをご紹介します。
酒列磯前神社とは?
酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ)は、茨城県ひたちなか市にある、平安初期に創建された神社。
御祭神は少彦名命(すくなひこなのみこと)。かつて大国主命と共に国造りを行い、東の海へと去った後、再びこの地に現れたとのこと。少彦名命は医療や酒造、農業や国土開発などの神様とされており、病気平癒や健康長寿、商売繁盛などにご利益があると信仰されています。
中世には一度廃退したものの、江戸時代になると水戸藩2代藩主・徳川光圀により再興され、3代藩主・綱條の時代に現在の地に遷座されました。
参道は茨城県の天然記念物に指定されている樹叢(じゅそう)がトンネルのように広がり、神秘的な雰囲気を醸し出しています。最近は、その樹叢の参道や鳥居越しに見える海の風景が“SNS映え”すると話題になりっています。
また、境内に宝くじの高額当選者が奉納したとされる「幸運の亀さん」の石像があり、「金運のパワースポット」として全国的に有名になりました。亀の頭を撫でてから宝くじを買うとご利益があると言われ、宝くじの当選を願う参拝者も増加しています。
大洗磯前神社の兄弟神社!
同じくSNSで人気のパワースポット、「大洗磯前神社」。
隣接する大洗町にあるこの神社と酒列磯前神社は、兄弟神社とされていて、二社で一対と言われています。
大洗磯前神社の御祭神は、大己貴命=大国主神。
古事記や日本書紀で共に国造りを行った神であるとされ二柱の神様ですが、大国主神=大で兄、少彦名命=小で弟とされ、兄弟神とも並び称される関係です。また、創建も同年代であることから、二社は兄弟社として、篤い信仰を受けています。
酒列磯前神社へ行ってみた。
茨城県ひたちなか市にある酒列磯前神社。
実は近くにあるひたち海浜公園にはネモフィラやコキアを見によく訪れていたのですが、こちらに参拝するのは初めてでした。
今回、神社の神職さんが取材の機会をくださり、色々とお話を伺うこともできました。
特急ひたちに乗ってGO!
都内から酒列磯前神社は、意外とアクセスが良好。
車の場合、常磐道を通って、渋滞していなければ約1時間半で到着します。今回は、JRの特急ひたちを使って近くの勝田駅まで向かい、そこからレンタカーで参拝することにしました。東京駅から勝田駅までは1時間半ほど、そこから酒列磯前神社までは車で約20分です。
ちなみに、今回は「せっかくだから大洗磯前神社や他の神社も参拝したい」と思いレンタカーを利用しましたが(後日、別記事にて紹介します)、勝田駅でひたちなか海浜鉄道湊線に乗り換えれば最寄りの磯前駅から徒歩10分ほどで到着するので、電車オンリーでも十分参拝できますよ。
いきなりのSNS映えの景色に、テンションが爆上がる
駐車場に停めて、早速境内へ。お約束の時間まで少しあったので、まずは参道を歩いてみることにしました。
するといきなり、あのSNSで見た景色が、どーんっ!と、お出迎えです。
参道と樹叢が作り出す景色は、まるでジブリの世界。後で神職さんから伺ったところによると、約300m続く参道のトンネルを作り上げている木は、タブノキや椿たちだそうです。
余談ですが、このタブノキって、お線香に使われる木だそうです。
私も愛用している巡縁のパロサント線香も、タブノキから取れたタブ粉とパロサントを混ぜて作っているそう。毎日使っているものの元が偶然見えてしまう。何だか、不思議なご縁を感じますね~。
境内を進むと、今度はもう1つのSNS映えの景色が!
ちょうどキュートなわんこたちが撮影中でしたので、許可を撮って取らせていただきました
こちらもまるで絵本の中のような景色…ステキすぎです~。
両脇には紫陽花がたくさん植えられていました。ここに紫陽花が咲いたら、もう絶景として完璧すぎではないですか!?
ちなみに、神職さんに「ペットOKなのですか?」と伺ったところ、
「御祭神である少彦名命は動物の怪我や病気も治した神様なので、マナーをきちんと守っていただければ連れて来ても大丈夫ですよ」とのことでした。優しい~。
しかし、マナーの悪化で立ち入り禁止になった神社やお寺も少なくないので、飼い主さんはお許しいただいていることに甘えず、モラルある行動をお願い致します!
それにしても、まだ参拝すらしていない段階で、こんなに感動していいのでしょうか…と思いつつ、いよいよ本殿へ参拝です。
かわいい石像たちに会う。
樹叢ゾーンの先、まっすぐ伸びた参道の先に、本殿があります。その中央にある鳥居のそばには、何とも珍しいお顔の狛犬ちゃん。
ちょっぴりシーサーっぽいですが、とてもかわいい。
そして、鳥居をくぐった左手にいらっしゃったのが、噂の幸運の亀さまです!
高額当選者が神社に奉納されたという亀の石像。
触ると宝くじが当たるとかで、本当に御利益があったという方も多いのだとか。
ただ、同行者に「宝くじが当たったら何に使うの?」と聞かれ、「都内に不動産買う」と即答するような人には、残念ながら効果がないようです…(汗)
神職さんに、ご案内いただく。
寄り道が多すぎたのですが、時間になったのでようやく神職さんにご挨拶し、境内をご案内いただきました。
まずは酒列磯前神社の歴史を伺い、ようやく本殿に参拝です。御祭神が少彦名命とのことで、ストレートに健康をお願いしました。
拝殿の彫刻に注目!
さて、ここで絶対に見ていただきたいのが、拝殿上にある彫刻です。
何とこちら、江戸時代の名工・左甚五郎作なんだそう!
しかも彫られているのが、リスとぶどうという、女子が大好きなモチーフ!かわいすぎる~。
後で知ったのですが、リスは子だくさんの動物で、ぶどうは大きな実をたっぷり実らせることから、どちらも福を呼ぶ吉祥文様とされているそう。
さらに、ぶどうが「武道」につながることから、武士の間では縁起の良いモチーフとして扱われているそうです。かわいすぎる~。
なお、酒列磯前神社さんでは、時々限定の御朱印を頒布なさっているのですが、10月はこのリスとぶどうを描いためちゃくちゃキュートな限定の御朱印を出されているそうですよ。
運が良ければ、授与していただけるかもしれません。ぜひ挑戦してみてください。
酒列(さかつら)という名前の由来は?
ここで神職さんに、酒列=“さかつら”、という珍しい名前の由来を伺いました。
何でもこの周辺の海岸にある岩石に由来していて、一部が別の岩と逆に傾いており、逆に列していることから、逆列(さかつら)という言葉が生まれたそう。
御祭神の少彦名命が海から来た神様なので、その御業なのではないか?という言い伝えがあるそうです。
そして、少彦名命が酒の神様でもあることから、「逆」から「酒」に漢字を改めて、酒列磯前神社となったそうです。
3年に一度のお祭りは来年!
続いて、境内の神楽殿へ。
巳年をモチーフにしたステキな垂れ幕がかかっていたのですが、何とこちらは、神職さんがデザインされたとのこと!センスがすごすぎる~。毎年、その年限定の御朱印としても頒布されているそう。来年の馬も楽しみですね。
こちらに飾られているおみこしは、3年に1回開催される「平磯の三社祭」というお祭りで活躍するそう。
次回は何と、来年!なかなかレアなお祭り、ぜひ見学してみたいです。
再び樹叢へ。
境内をご案内いただいた後、再び樹叢へと戻ってきました。
冬になると枝だけになるのですか?と伺うと、こちらの樹叢の木々は常緑樹なので、1年中緑のトンネルが楽しめるとのこと。
さらに、3月末になると椿の花が落ちて、参道に赤い絨毯が広がるのだとか!想像するだけでステキですよね~。
まとめ
今回ありがたいご縁をいただき、SNSで憧れていた絶景を見る事ができました。
しかも、参道を含めた境内すべてがとても良い気が流れている神社で、すばらしい参拝体験ができました。
茨城の海側は見どころも美味しいものもたくさんあるので、ぜひおでかけしてみてください!
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