都内有数「芸事上達」開運スポット『豊川稲荷東京別院』に行ってみた。
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2025.02.20
今回ご紹介するのは、都内有数のパワースポットとして知られる「豊川稲荷東京別院」。
こちらはみんな気になる「人間関係」にまつわるご利益もあることで有名です。
また、境内に鳥居があることからも、神社かお寺なのかと、ネットを騒がせることも。さらに「芸事上達」のご利益から、多くの有名人も訪れるのだとか・・
筆者はこちらでご利益をいただいたことから、何度も参拝させていただくようになりました。
今回はそんな私から、豊川稲荷東京別院さまお墨付きのおすすめの周り方をお届けします。
これを読んだら、貴方も「豊川稲荷」がさらに大好きになること間違いなし!ぜひ最後までお付き合いください。
豊川稲荷東京別院に行こう!
豊川稲荷東京別院に公共機関を使って向かう場合、東京メトロ地下鉄「赤坂見附駅」(B出口)か、半蔵門線・南北線「永田町駅」(7番出口)から向かうと便利でしょう。だいたい5分程度で山門に到着します。
しかし、筆者のお気に入りは青山一丁目駅からちょっとした散歩を楽しむ行き方です。
青山一丁目駅の2番出口から地下鉄を上がると見えるのは、国道246号線。
通称「青山通り」
石垣を左手に進んでいきます。すでにどことなく清々しい空気が漂い、空が広いところがお気に入りなのですが、それもそのはず、この向こうは「赤坂御用地」。
警察の方がいつも歩道の警備を行っています。
青山通り沿に15分ほど進んでいくと、通りを挟んで向こう側に高級羊羹で有名な「虎屋」本店、木造の建物が見えてきます。
その向いにおわしますのが、今回ご紹介するパワースポット「豊川稲荷東京別院」さま!
壁に描かれた筆字が独特の魅力をかもしています、・・・ちょっと江戸っぽい粋さを感じるのは私だけでしょうか。
こちらのルートでお伺いすると「出口」についてしまうので、そのまま左手に歴史を感じる壁を見ながら進み「山門」からお参りを始めてください。
いざ境内へ!
赤い提灯を左右にしたがえ、いつみても華やかで小粋な山門。
こちらをくぐると、境内に到着です。ぜひ山門で一度礼をしてから入られてくださいね。まずはそのまま「手水舎」へ向います。
豊川稲荷東京別院さまは「家内安全」「商売繁昌」のご利益で有名です。
また「芸事上達」のご利益でも知られており、芸能人の参拝が絶えないのだそう。
「山門」から「手水舎」へ向かう左手にはお守りや開運の縁起物がいただける「授与所」が。
こちらに飾られた「赤い提灯」には多くの芸能人の方のお名前が並びます、なんでもここに提灯を奉納すると仕事が絶えず舞い込むようになるのだとか。
女優の「土屋太鳳」さんや、Number-iの「神宮寺勇太」さん、「マツコ・デラックス」さんといったお名前が並びます。
要チェック!「正しい参拝方法」とは?
「山門」を入った左手に今流行りの電光掲示板があります!ここで正しい参拝方法や、行事の案内、そして御由緒が確認できるのでぜひチェックしてみてくださいね。
豊川にお勤めの僧侶の方にお教えいただきました!
この作法には「無限大」という意味が込められているそうです。
そのため、実は「豐川吒枳尼眞天」さまへの思いをこめて丁寧にお参りすれば、回数は拘らないのだそうです。
筆者はお参りのたびに間違えていてとても心配だったのですが、これを聞いて安心しました。
本殿へ
龍の口から流れ出るお水で身を清めたら、本殿へご挨拶しましょう。
本殿にはお正月や特別な時期を除いて、ご祈祷を受けなくても一部まで上がることができます。
神社仏閣の参拝は午前中がいいといわれますが、こちらの本殿も15時には締まってしまいますのでお早めに立ち寄られるといいでしょう!
運が良ければご祈祷の様子を拝見できます。
豊川稲荷さまのご祈祷は独特、リズミカルな太鼓、声の揃った音楽のようなお経と、パラパラと経本が空中でめくられる音が重なり、ちょっとしたライブのようです。
時間によっては、読まれるお経が違うそうなので、興味のある方はぜひ確認してみてくださいね。
豊川稲荷って神社でしょ?・・違います。
一般的に神社は「二例二拍手一礼」で参拝を行いますが、実はこちらの参拝方法としては間違い!
豊川稲荷は「曹洞宗」つまり禅宗の寺院です。手を叩く代わりに合掌でお参りください。
毎月、写経や読誦会(お経を読む会)に、坐禅といった仏教体験ができるイベントがあります。
詳しい日程は公式HPをご覧くださいね。とくに坐禅は6時から受付が始まるので「朝活」にピッタリ!
気になる境内を散策!
本殿へのご挨拶が終わったら、さっそく境内を散策してまわりましょう!
気になる噂のご利益がいただけるお稲荷様や、金運の大黒天さまに、七福神巡りとまるで「神様のテーマパーク」です。
お賽銭のご準備を!
そして気になるのはお賽銭・・たくさん回ってしまうと、お守りをいただく資金に陰りが出てしまうと心配になりますよね。
でも、そんな貴方にピッタリ、こちらには珍しい「100円を10円に変える両替機」が3箇所あります!
残念ながら、1,000円を100円に変える両替機はないので、できるだけ、事前にお賽銭を準備して参拝することをおすすめします。
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さぁ、お賽銭を十分に用意できたら、境内散策に出発です!
融通稲荷さま
「もう2度とお金に困りたくない」そんな貴方におすすめなのは「融通稲荷」さまです。
ご本尊の「豊川咤枳尼真天」(尊天さま)の別のお姿で、お金を融通してくださるご利益がいただけます。こちらでは、黄色い袋に入った「融通金」を参拝の証、そしてお守りとして授与いただくことができます。
お正月になるとこの「融通金」をいただくための長蛇の列が現れますが、「融通金」自体は年間通して授与いただけます。
また、1年間お財布でお守りいただいた「融通金」は必ずお社前の「お戻し所」に戻した方が良いのだそう・・・中にはご祈祷を受けた現金10円が入っておりますが、ゆめゆめ、駄菓子などを買うためにお使いにならないでくださいね。
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大黒天さま
融通してもらうだけじゃ、お金が貯まらないじゃない?
そんな欲張りな貴方には「招福利生大黒」へのご参拝と、特別なお守りをご紹介します。
こちらの大黒天さまも、ご本尊の「豐川吒枳尼眞天」(尊天さま)の別のお姿。多くの福を招いてくださいます。
この特別なお守りは、その大黒尊天さまのご加護がいただける一生物のお守り。
毎年新年から限定100体だけ授与いただくことができるのだそう。なんでも◯◯◯倍になったと毎年お求めになられる方もおられるそうで・・・
ぜひご自身でお確かめください!
大岡廟
大黒天さまのお堂のすぐ横にある「大岡廟」。
筆者としては必ずお参りをおすすめする場所の一つ、なんといってもあの「大岡越前守」さまが眠られる場所!
大岡越前守さまは正しく公平な「大岡裁き」と江戸庶民に愛され、今なお語り継がれる名奉行です。
豊川稲荷東京別院は、大岡さまが江戸のお屋敷にお祀りされていた「豐川吒枳尼眞天」(尊天さま)を江戸庶民の願いによって、一般に参拝できるようにと作られたお寺なのだそうです。
遠く三河の地を離れた江戸で、尊天さまのご神徳に出会える感謝をお伝えしてみてはいかがでしょうか。
・・・大岡さまの御采配で、ご利益が倍増しちゃうかも!?
奥の院
一説によると、本殿が尊天さまの「執務室」ならば、奥の院は「ご自宅」といったところなのだそう。
本殿とは全く違う、白を基調としたおしゃれなデザインの奥の院も、14時頃までは拝殿まで上がることができます。
筆者、実はこちらで尊天さまにお願いを聞いていただくことができました。
筆者の「ご利益」実話・・・!
昨年のお正月、松の内の夕方、ふと思い立ち「おやすみのところ、大変申し訳ないのですが・・・」と奥の院でお休みになされているであろう尊天さまに本気のお願いをしました。
当時はまだまだコロナの影響が抜け切らない時期、筆者が大変お世話になっている方々も事業でとても苦労をされていました。
今のご苦労を早く抜けられて、どうか幸せになれますように・・と、心からお祈りをしました。
すると、その年の春には事業改善の兆しが見え始めたとお話を伺いました!
そして、なんと思わぬご縁があって、豊川稲荷東京別院さまにお参りにくるようになられていたそうなんです・・・。
このご縁には、願った筆者もびっくり!
もちろんご自身が尊天さまへお参りされたことが開運に繋がったのだと思いますが、何かのきっかけを作れたようで、とても幸せな気持ちになった出来事でした。
さすが「家内安全」「商売繁昌」の「豐川吒枳尼眞天」さまです!
叶稲荷
奥の院と本殿の間にある小径を進んでいきますと、左手に小さな祠がございます。こちらがかの有名な「叶稲荷」さま。
叶稲荷さまもまた、「豐川吒枳尼眞天」さまの別のお姿で、とくに「具体的なお願い」を叶えてくださるお力が強いのだそう。
参拝者の方の多くはこちらで人のご縁についてお祈りすることが多いようです。
「叶稲荷絵馬」(500円)にお願い事を書いて、人生の開運をお願いしてみてはいかがでしょうか!
三神殿
奥之院から左側に向いますと、赤い鳥居の前に3つ並んだ祠がございます。
こちらは「三神殿」。
中央に「宇賀親王」右手に「太郎稲荷」、そして左手には「徳七郎稲荷」がお祀りされており、それぞれに、特徴的なご加護がいただけます。
「太郎稲荷」では、なんと、肩こりが治るご利益がいただけるとも・・・!?
ぜひ、ご自分でお参りされそのご利益を感じてみてくださいね。
愛染明王
三神殿と奥の院の間を進んでいくと、そこにはお待ちかね!「ご縁結び」の神様、愛染明王さまがいらっしゃいます。
愛染明王さまは「愛欲」の悩みを仏の悟りに導いてくださる神様、みなさんが一度鳴らずとも悩まれたことがあるであろう愛情の悩みごとを守護してくださいます。
「あの人は私を好きになってもらえるかな。」
「一緒にいても、相手の気持ちが見えない。」なんて、人の思いはつきませんね。
そして、なんと「推し」とのご縁を繋いでくれるといったお声も!
ハート型の「愛染明王絵馬」をしっかり結ぶことで、ライブチケットが当選した!?といったご利益が話題のようです。
色恋の縁だけではなく、仕事や友人関係といった広い「良縁」も守護くださる神様、ぜひ願いをこめてお参りしてみてくださいね。
他にも溢れる魅力がいっぱい
たくさんご紹介してまいりましたが、まだまだ「豊川稲荷東京別院さん」の見どころはたくさん!
七福神巡り
いつかはトライしてみたい「七福神巡り」、なんと境内の中で7柱全ての神様をお参りできてしまいます。
授与所で専用の色紙を授与いただけますので、そちらの梵字の横に、七福神さまの前におかれましたスタンプを参拝の記念として推していきます。
最後に「ご祈祷受付所」で参拝日を記入してもらいましょう。あなただけの七福神さまとのご縁が結ばれますよ!
授与所
授与所ではお守りはもちろん、御朱印帳や縁起物をいただけます。
また、境内に立ち並ぶ「千本幟」の受付もこちら。ご神徳をいただきたい神様の幟を選んで、その場で筆で願いを書き入れましょう。
なんと、1000日お参りしたと同じご利益がいただけるのだそうですよ。
文字に自信がない方も、ぜひご自分で書いてみてください!
ご自分でお気持ちを込めて書いた心が尊天さまに通じるのだそうです。挑戦してみてくださいね!
他にも、境内にあるお狐さま方へ「前かけ」をご奉納できます。
御朱印受付
豊川稲荷東京別院の御朱印は、山門入って右手の「稲荷会館」内でいただけます。
書き置きも直書きにも対応しており、イベント時には特別な御朱印もいただけますよ。
デザインは本山のお坊さまが知恵を出し合って考えているのだそうです!
お供物
さて、境内を回っていると目にとまるのが、祠や本殿に置かれたお供物の数々です。
卵、油揚げ、紅白のお持ちやお酒などなど・・・。神様ごとにお供えするお供物が決まっているそうなので、お茶屋さんで聞いてみてくださいね。
お供物はお茶屋さんで購入することができます。この日は筆者も初めてのお供物、切り火をしていただけとっても特別な気持ちになれました!
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この日に参拝するとより尊天さまとのご縁が深くなるのだそう。朝からお供物もたくさんあり、参拝者それぞれの信心を感じることができます。
「お参りご苦労様でした」
東京有数のパワースポット、豊川稲荷東京別院の参拝ツアー、いかがでしたでしょうか?四季折々の素晴らしい光景がありますので、ぜひご自身の目で、ご自身の肌で境内の温かな空気を感じてみてくださいね。
さて、ここまでご覧いただいたみなさまは、きっとここ東京に御魂をお分けくださった「豊川稲荷」さまのご本山が気になっている頃ではないでしょうか。
次回は、豊川稲荷本山「妙厳寺豊川閣」についてご紹介していきたいと思います。
運営が豊川稲荷東京別院で一般公募もあった「仏舎利供養参拝団」に、筆者が参加してみました!次の更新もお楽しみに!
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