2026.03.13
うどん県でおなじみ、香川県。
讃岐うどん巡りはもちろん、こんぴらさんこと「金刀比羅宮」や特別名勝の「栗林公園」、日本のウユニ塩湖と言われる「父母ヶ浜」など魅力的なスポットがたくさんありますが、最近「田村神社に行ったよ」という声をよく聞くようになりました。
行った人の感想を聞くと、「おもしろかった」「お参りのテーマパークみたいだった」とのこと。
神社で、おもしろい?テーマパーク??それはぜひ行ってみなければ!というわけで、今回は最近話題の香川県は高松市のパワースポット【田村神社】について、その歴史や見どころ、実際に行ってみたレポートなどを、おすすめのおでかけスポットと共にご紹介します。
田村神社は、香川県高松市に鎮座する讃岐国一宮。

創建は飛鳥時代と伝わる、大変歴史のある神社です。
御祭神は倭迹迹日百襲姫命、五十狭芹彦命 (吉備津彦命)、猿田彦大神、天隠山命 (高倉下命)、そして天五田根命 (天村雲命)の五柱。これらの神々は国土開拓や産業振興・厄除け・家内安全など幅広いご利益をもたらすとされており、地域の人々の生活に深く根付いて信仰されてきました。
また、 “水神”を祀る神社としても知られ、境内には湧き出る水は、古くから農業用水の守護神として崇敬されてきました。そのため、五穀豊穣や商売繁盛、開運厄除や金運向上を願う参拝者も多く訪れています。
田村神社の中心的な御祭神である、倭迹迹日百襲姫命。
第7代孝霊天皇の皇女として産まれ、第10代崇神天皇の時代に疫病で苦しむ人々を救ったり武埴安彦の謀反を予知したりと、数々の勲功を上げました。
実は古事記・日本書紀において、たくさんのエピソードが出てくる、古代のスーパーヒロインな女神様だったりします。
以前大神神社の記事でもご紹介したのですが、大神神社の御祭神である大物主神の妻神であると言われている女性です。
朝、蛇に戻ってしまった夫に驚いて、大事な部分に箸が刺さって死んでしまったというかなり怖いエピソードによってお亡くなりになり、箸墓古墳に埋葬されたと伝わります。

なお、大物主神と倭迹迹日百襲姫命については、大神神社の記事でもご紹介しています。合わせてご覧ください。
同じく田村神社の御祭神・五十狭芹彦命は、吉備津彦命と同一神と言われています。
吉備津彦命は岡山県にある吉備津神社の御祭神であり、当時岡山にいた温羅という鬼を退治して吉備地方を平定したと伝わっています。これが、桃太郎の物語のモデルとされる神様です。

つまり、倭迹迹日百襲姫命は、桃太郎のお姉さんでもあるのです。
倭迹迹日百襲姫命は、巫女的な女性であったそうです。
大正時代には、この箸墓古墳こそが卑弥呼の墓ではないかという論文が発表されました。

今では年代が合わないという反対意見も多いですが、卑弥呼であっても不思議ではないと思わせるほどの強い霊能力があったことが想像できますね。
境内にたくさんのお参りスポットができたのは、「讃岐国の一宮がこんなに寂れていてはいけない」と考えた先代の宮司さんが、参拝客が楽しめるものを少しずつ増やしていったからだそう。
一部からは、「昔の面影がない」「神聖な場所なのに」という否定的な意見も出たそうですが、氏子さんたちからは「地域は神社とともに発展する」と好評とのこと。
まるでテーマパークのようになった境内は、今では狙い通り、多くの参拝者でにぎわっています。
楽しいスポット満載の田村神社ですが、実は「開かずの井戸」にまつわる怖い伝説も。
奥殿の床下には、枯れることのない「定水井(さだみずのい)」という泉があり、そこには龍神が住んでいるといいます。

何と古来より「龍神の姿を見ると死んでしまう」という言い伝えがあり、過去には興味本位に覗き見た奉行や、ノミを落として拾おうとした大工が、龍神の姿を見て亡くなったという記録も…
しかし、それだけ強い力を持つ龍神様ということで、現在は最強の金運パワーを授ける神様として祀られています。
田村神社は高松駅から約8kmのところにあり、車はもちろん、公共交通機関でも参拝することができます。
・ことでん(高松琴平電気鉄道)琴平線 「一宮駅」 から徒歩約10分。
・ことでんバス 「一宮」バス停 から徒歩約1〜3分。
・高松西インターチェンジ(高松自動車道) から約10分。
・高松中央インターチェンジ から約15分。
※境内に無料駐車場があります。
昨年、高松に旅行した際、気になっていた田村神社に立ち寄ってみました。近くにあるおすすめ観光スポットと合わせて、ご紹介します!
到着してすぐに思ったのは、「あれ?噂ではテーマパークと聞いていだけど、結構普通の神社じゃない?」でした。
そう、境内の左側は、いたって普通の神社に見えます。

正面から入ると、随神門からまっすぐ参道が伸びています。進んでいくと、今度は二つの鳥居が並んでいます。左手の鳥居には「田村神社」と書かれていて、こちらの先が、本殿です。伺った時、本殿は改装中でした。それにしても、ここまでは本当に、普通の神社に見えます。


並んだ鳥居の右手。一歩踏み込むと、世界観が一変します。まず目に飛び込んでくるのは、巨大な龍!結構びっくりする大きさです。
金色の玉を持った龍神は、前述の決して見たらいけないと言われている方なのでしょうか。


しかし、そのお姿は、まるでドラ〇ンボール…左右には、なぜか干支の像がずらっと並んでいます。
そして、龍の足元には、大量の小判が。「龍神に黄金を供えると長者になる」という伝説にあやかり、願いを書いた小判を供えるアトラクション…もとい、参拝だそうです。
龍神の先にあったお社は、宇都伎社という摂社でした。

こちらの御祭神は大地主神と、倉稲魂神。家内安全と生活守護の御利益がいただけるそうです。
そして、こちらにもすごいものがあります。金箔に覆われた、布袋さんと大黒さんの像です。金箔シールを張ることで御利益がいただけるそうです。


宇都伎社の参拝を終えたら、境内を散策していきます。ここから、様々な参拝スポットが現れました。
まず、宇都伎社すぐ近くにお祀りされていた、「ぐち聞きわらべ」。ぐちを聞いてくれる神様って、すごいですよね。なでなでしながらお話するといいそうですよ。

そのすぐ隣には、かなり小さな鳥居の淡島社鳥居。畳が敷いてあって、這うようにくぐってお参りするようです。ハードルが高いですね…
そして、ずらりと並んでいた干支の像。
この像、何と台座が回るそうです!自分の干支を3回、まわしてお参りするそうです。トライしている方がいましたが、かなり重い様子。私は一人での参拝だったということもあり、ちょっと恥ずかしかったので、パスしました。
境内にはたくさんの摂社や末社、そして神様の像がありました。
少名毘古那神を祀る素婆倶羅社、菅原道真公を祀る一宮天満宮、市杵嶋姫命を祀る嚴島社など。

そして、その間に七福神巡りができたり、あちこちに龍神さんがいたり、安産子宝犬や子育布袋尊などが祀られていたりと、濃厚パワースポット空間になっています。
稲荷社からは裏手に向けて、ずらりと鳥居が並んでいます。こちらはなかなか神秘的。北参道の真ん中には、さぬき獅子の像があり、結構迫力がありました。


参道を左に曲ると、その先には、倭迹迹日百襲姫命と桃太郎、そしてお供たちの像がありました。

イメージとしては、倭迹迹日百襲姫命が弟の桃太郎に鬼退治を命じている、だそうです。なかなかおもしろい構図ですね。


そして、さらに続く鳥居の参道の先には、どーんっと大きな布袋さんがいらっしゃいました。その先には、約17メートルもあるという大鳥居。どちらもすごい迫力です。参道にも色々と像があって、かなりおなかいっぱい!確かに「おもしろい」参拝となりました。
香川県大好きな私ですが、うどん以外にも推したいスポットが、田村神社の近くに2つあるので、それぞれご紹介します。
香川の名物といえば、もちろんうどん。
高松市内にも美味しいうどん屋さんがたくさんありますが、実は高松といえば、「骨付鳥」も大人気です。

骨付きの鶏の足をスパイスに漬け込み、オーブンで焼き上げた一品。私のお気に入りは「一鶴」というお店で、スパイスが効いた外カリ中ジュワな鶏肉が味わえます。
香川県内に何店舗かお店がありますが、田村神社からは車で10分ほどのところに太田店があります。土日は大行列ができるので、予約をして行くのがおすすめです。
田村神社から車で5分ほど。
まるでオシャレなレストランのような建物ですが、日帰りで利用できる「仏生山温泉」という立ち寄り湯です。

こちらは全国でも珍しい重曹泉のお風呂なのですが、中でも低温浴槽では33℃という低温の天然炭酸浴が楽しめます。
この動くと冷たいくらいの温度が、病みつきになる心地よさ。そして、湯上りはお肌がつるっつるになります。休憩室で食べるかき氷も美味しいので、参拝の後に立ち寄ってみてください。
初めて訪れた田村神社でしたが、本当に見どころがありすぎ!
参拝者に楽しんで欲しいという宮司さんのステキなお気持ちが伝わってくるまさに「お参りのテーマパーク」で、ステキなお参り時間を過ごすことができました。
境内には写真や動画を撮っている若い方が多く、中には普段神社には行かなそうな方々もたくさん。色んな方が楽しく参拝できる、魅力的な神社でした。
■ 讃岐国一宮 田村神社
〒761-8084 香川県高松市一宮町286-1

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Ryo